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千円で、夢を見ろ!──せんべろ物語

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

へっへっへ……どうもどうも、

オレの名前は──せんべろ。

「千円でべろべろに酔えるヤツ」ってことで、そう呼ばれてんのよ。え? 雑な紹介? うるせぇ、酒が入りゃみんな兄弟だろ!

生まれはな、まあ諸説あるが、ざっくり言やぁ昭和の終わり〜平成の初めごろだ。

当時はバブルだなんだって浮かれてる奴らがいりゃ、その裏で千円札握りしめて夜を生きる猛者たちもいたんだよ。オレのような、懐にやさしくて肝臓に厳しい存在が必要とされてたってわけよ。

なに? いまさら自己紹介しろって?

おう、いいぜ。

オレはな、「お通しなし」「飲み物2杯+つまみ」でぴったり千円前後。

まぐろぶつ、もつ煮込み、ポテサラ、冷奴、チューハイ……

安い、早い、うまい、そして酔える!

だいたいオレがいるのは、立ち飲み屋とか、場末の酒場とか、

ネオンより蛍光灯が似合う世界だ。

BGMはAMラジオ、テレビでは野球か時代劇。

マスターは無口だけど、注文のペースにはうるさい。

そこに集うのは、疲れたスーツのおっちゃんたち、

仕事帰りにネクタイゆるめて、

「一杯だけな……」って言いながら3杯いくタイプ。

わかるか?

オレはな、戦場から帰還した英雄たちの憩いの場なんだよ。

ある日ゃ、隣のリーマンが泣いててさ。

「今日……クビになりまして……」っつって、

オレのチューハイで流し込んだ涙は、まあ、しょっぱかったねぇ。

またある晩は、老夫婦が寄り添って、

「若いころ、ここで初デートしたのよ」って。

ちくしょう、あったけぇな、畜生……オレ、しみたよ……。

時代が変わって、タブレット注文の居酒屋とか、

電子マネーのバーなんかも増えたけどさ。

オレの居場所は、まだ残ってんのよ。

東京・赤羽、立石、野毛、天王寺、名古屋・大須……

どこにだっているぜ、オレに会いに来るヤツらがよ!

いまじゃ若い子も来るんだよ。

「レトロかわいい~♡」とか言って、

オレのことインスタに載せてくれてさ。

はっ、知らねぇだろ? オレ、SNSデビューしてんだぜ。

けどな……忘れんなよ。

オレはただの安酒屋じゃねぇ。

「今日もなんとか、乗り切った……」

その千円に込められた、おっちゃんたちの魂を、

とことん酔わせて癒すのが、オレの役目なんだよ。

だからさ──

財布が軽くても、心が重くても、

お前さんが今日を生き抜いたなら、

オレが待ってるぜ、

ネオンじゃない、蛍光灯の下でな。

へっへ……次の一杯、入れとくかい?


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