紅にして白き、吾輩の誇り
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
吾輩は──正直に申し上げて、
かの高貴なる海の王・紅ずわい殿とは……別人である。
だが、それを恥じたことは一度もないのである。
かつて、とある北陸の町工場にて、
人間たちは悩んでおった。
「蟹はうまいが、高い……」
「もっと気軽に、誰でも楽しめる蟹の味を……」
その願いが、やがて技術者たちの魂に火をつけたのだ。
彼らは何度も何度も、魚のすり身をこね、
蒸し、割き、ほぐし……そしてまた蒸し……
試行錯誤の果てに生まれたのが、吾輩である。
見よ、この紅白の身を!
舌に触れれば、繊細にして芳醇。
まるで海原の風が口内を駆け抜けるようである!
もちろん、最初から世間に受け入れられたわけではない。
「偽物」「まがい物」などと呼ばれ、
寿司の端にちょこんと乗るだけの時代もあった。
だが、吾輩は決して下を向かなんだ。
なぜなら──工場の技師たちが、誇りを持って作ってくれていたからである。
彼らはただ「売れるもの」を作っていたのではない。
食卓で笑う、家族の顔を想像していたのだ。
弁当に詰められ、こどもの「おいしい!」に包まれるその未来を、夢見ていたのである。
そして気づけば、吾輩の存在は世界へも羽ばたいていた。
「まるで蟹だ!」
「いや、蟹より好きかも……」
そんな声も届くようになった。
見た目を真似しただけではない、
**人の思いと努力が詰まった“本物のまがい物”**として、
吾輩は、静かに食卓の真ん中に座る存在となったのだ。
吾輩にとって“本物”とは、素材の名前ではなく──
「誰かのために作られたという誇り」なのである。
──さて、そろそろ名乗ってもよろしいか?
吾輩の名は、
人々の舌に、心に、紅白の記憶を残すこの存在──
「カニ風味かまぼこ」、
そう、カニカマである!




