わたくしの名は──チェスでございます
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
どうか、少々お時間をいただけますかな。
わたくしの物語を、お聞き願えれば幸いに存じます。
わたくしの名は──チェスでございます。
盤上に64のマスを持ち、白と黒、16体ずつの兵たちを率いる、
極めて静かで、しかし極めて熾烈な、古き遊戯にございます。
その起源は諸説ございますが、遠く古代インドに生まれた「チャトランガ」と呼ばれる戦略遊戯に遡ります。
それがペルシャへと渡り、「シャトランジ」と姿を変え、
更にアラビアを経由してヨーロッパへ。
わたくしの歩みは、まさに人類の叡智と交易、そして戦火のなかで育まれた歴史そのものにございます。
時に王の宮廷で、時に市井の広場で。
わたくしは戦争のない戦争として、
人と人とが互いの知性と礼節をもって相対する場をお作りしてまいりました。
そして、ひとつの節目となったのが──
1924年7月20日、フランス・パリ。
あの優雅なる芸術と哲学の都にて、**国際チェス連盟(FIDE)**が設立されたのでございます。
この日こそが、わたくしにとって、“国際チェス・デー”。
まるで、誕生日のような、特別な一日にございます。
FIDEはその後、世界チェス選手権を開催し、チェス・オリンピアードで諸国を結び、
イロレーティングをもって各人の力量を正しく示し、
規則を整え、称号を与え、
わたくしの歩みを、世界規模の礼節と対話の芸術へと高めてくださったのでございます。
どうぞ、誤解なきよう──
わたくしは単なる勝負事ではございません。
わたくしは、言葉を超えてつながる“共通言語”であり、
民族も国境も文化も超えて、
人の心と心を、静かに結びつける“盤上の詩”でございます。
この身が、時に熱き対局の中で涙を呼び、
時に少年少女の夢となり、
あるいは老いた紳士の最後の友となった日々を、
わたくしは誇りに思っております。
1966年より、FIDEの尽力によって世界中でこの日が祝われるようになり、
いまや185の国々がわたくしの友となりました。
もちろん、日本もそのひとつ──1968年、わたくしの世界に加わってくださいました。
かつて、血で争いを決した時代がございました。
しかしいま、わたくしはその剣を盤上のキングとクイーンに変え、
**対話と尊敬による“戦い”**をお届けしているのです。
どうか、この静かなゲームに耳を傾けてくださいませ。
あなたの中に眠る“騎士”の精神が、きっと目を覚ますことでしょう。
──さて、ここまでお付き合いいただき、心より感謝申し上げます。
もし、わたくしと一局、お相手いただけるのであれば……
いつでも、盤と駒は整っております。
わたくしの名は、チェスでございます。
今宵もまた、王の居城を巡り、静かなる戦いの幕が上がることでしょう。




