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加速の夢を、君に

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

黒い影が、空を裂いて飛んでいた。

赤い尾を引きながら、大気を押しのけ、風よりも速く。

かつて彼は、街を走ることしか知らなかった。

怒りも、孤独も、誰にも言えずに、ただ拳を握りしめていた。

けれど今、彼は空を知った。

仲間の存在を、知った。


少女がいた。

静かな目をして、どこまでも遠くを見つめていた。

彼女の耳には、遠く離れた地で泣く子どもの声が聞こえていた。

彼女の目には、今まさに飛び交う銃弾さえも、スローモーションのように映っていた。

それでも彼女は、微笑むことを忘れなかった。


鋼の体を持つ男がいた。

その右腕は銃、左腕は刃。

燃える戦火の中、彼はふと立ち止まり、

“人間”とは何かを問うた。

その答えを、今も探している。

瓦礫の中の、小さな花に手を伸ばしながら。


巨体の男がいた。

その一歩は大地を揺らし、

その拳は戦車さえも叩き潰す。

けれど彼のまなざしは、誰よりも穏やかだった。

戦いのあと、彼は必ず、土を撫でた。

死んだ仲間たちを弔うように。


火を吐く男、自在に姿を変える男、

深海を自在に泳ぐ男、

まだ言葉を知らない超能力の赤ん坊、

そして──それらすべてを創り出した、一人の老人。

白衣を纏ったその男は、罪を背負っていた。

誰よりも深く、重く、終わらない悔いを抱えていた。

彼はかつて、“兵器”を作る側だった。

彼の知識と技術は、ある組織に奪われた。

──その名は、「ブラックゴースト」。

死の商人たち。

戦争をあおり、兵器をばらまき、

命を金に変える者たち。

世界に絶望を売るために、彼らは“サイボーグ兵士”を創った。

だがその中に、希望が宿った。

機械の身体に、人間の魂が残された。

兵器であることを拒み、「命」を選んだ9つの魂。

──彼らこそが、希望だった。


その男が初めて彼らを描いたのは、

とある窓辺の机の上だった。

ペン先が紙を滑る音だけが響く深夜。

タバコの煙と、静かな音楽だけがそばにあった。

男の名は──石ノ森章太郎。

命なき線は、いつしか心を持ち始めた。

名もなきスケッチたちは、仲間となり、戦友となり、

世界に向かって走り出した。


彼らがいる世界は、戦いに満ちている。

けれどそれは、ただの破壊ではない。

涙を止めたい。

怒りを鎮めたい。

誰かを救いたい。

──そう願って、今日も走り続ける。


ぼくは──まだ名前がない。

だけど、ペンの先で、いつか生まれる。

加速装置を起動したその瞬間、

世界が止まる。

光が流れ、音が遠ざかり、

ただ一人、ぼくだけが走る。

そして誰かが、遠くでこう呼んだ気がした。

「……ゼロゼロナンバー……きゅう……」

──その名が完成するその日まで、

ぼくは夢の中を走り続ける。


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