晴れた空のすきまから
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
わたしは、虹。
ひっそりと、でも確かに空に咲く七色のわたし。
雨が長く続いたわね。
ざあざあと、まるで空が泣いてるみたいに。
川も増えて、街も濡れて、人々は傘に隠れながら急ぎ足で歩いていたわ。
でもね、雨が止んだそのとき、
空のすきまから、ふっと陽が差して──
わたしは、現れるの。
誰も呼んではいないけれど、
誰かの「わぁ」という声に、
わたしは少しだけ、胸を張るの。
あれは、今年の梅雨が明けた日だった。
入道雲がもくもく、蝉がじりじり鳴いて、
空気は夏の始まりを告げていた。
夕立が過ぎたあと、まだぬれたアスファルトを、
小さな女の子が、長靴のまま跳ねて歩いていたの。
その子の目が、ふと空を見上げた。
「わぁ!虹!」
わたしは、静かに微笑んだわ。
そう、わたしはね──
空と地上をつなぐ、ちいさな橋。
ただの光のいたずらかもしれないけれど、
見つけてくれたなら、それだけで、幸せなの。
女の子は手を伸ばした。
もちろん、届くわけはないけれど、
その瞳のきらめきは、まるでわたしと同じ色だった。
おじいちゃんがその子に言ったの。
「虹を見た日は、いいことがあるんだぞ」
それを聞いて、わたしはそっと形を変えた。
少しだけ、太く、長く、美しく。
夏の始まりは、いつもまぶしい。
でも、どこかで誰かが空を見上げてくれるなら、
わたしは何度でも現れるわ。
洗濯物を干していたお母さん、
外回りから帰る途中だったお兄さん、
公園のベンチでひと息ついてたおばあちゃん。
みんな、ふと空を見上げて、少しだけ笑ってくれた。
それだけで、十分なのよ。
わたしの出番は、きっとすぐ終わる。
夏の陽射しが強くなれば、わたしは消える。
だけど──
ほんの数分だけでも、
誰かの心を照らせたなら、それがわたしの役目。
わたしは、虹。
梅雨の涙が、太陽の笑顔と出会ったときにだけ生まれる、
ちいさな奇跡。
夏が来るたび、また会いましょうね。
あの青い空のすきまから──




