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ほのほの火道しるべ

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

あたしゃ、火じゃよ。

けれど、ただの火じゃあない。

この世とあの世の境を照らす、迎え火ちゅうもんじゃ。

あんた、知っとるかい?

お盆てぇのはの、年に一度だけ、亡くなった人が里に帰ってくる日なんじゃよ。

昔から、わしら迎え火は、そのご先祖さまたちが迷わんように、

「こっちじゃよ、こっちにおいでなさい」と、火を灯して道を照らしてきたんじゃ。

わしが生まれたのはの、

まだテレビも電話もなかった時代でな、

おがら――麻の茎を細う割ったもん――を束ねて、玄関先で火をつけてもらったんじゃ。

パチパチと細い火花を立てて、煙を立てての。

その煙がな、空の上のあの人たちの目印になるんじゃ。

今年も、わしは灯された。

あの子が、ひとりで火をつけてくれたんじゃ。

ちぃと心細げな顔しての。

ほれ、あの子のおばあちゃん――わしの大事な人――が去年、向こうに行ってしもうたけぇな。

「ばあちゃん、帰ってきてよ」

そう言うて、震える手で火をつけてくれた。

…ほう、わかっとるよ。

ばあちゃんは、ちゃんと帰ってくるさ。

火があれば、道は見えるんじゃけぇ。

それにしても、この夜風はええなあ。

虫の声、ゆれる提灯、すこし湿った土の匂い。

懐かしいやろ?

盆ちゅうのは、いろんなことを思い出させてくれる、不思議な時なんじゃよ。

ほれ、あの子の肩のあたり……

そっと撫でるような風が吹いたじゃろ?

あれが、ばあちゃんじゃ。

姿は見えんでも、気持ちはちゃんと届いとる。

火はな、消えてもええんじゃ。

灯ったその瞬間に、もう道は開けとるけぇな。

「ありがとう」

あの子が、小さう呟いた。

……あぁ、こっちこそありがとうよ。

お前さんが火を灯してくれたけぇ、ばあちゃんも安心して帰ってこれた。

来年も、また灯しておくれ。

わしは、小さな炎だけど、大事な橋渡しなんじゃ。

ほれ、夜がふけてきたのう。

盆の風は、今日も静かに吹いとる。

ほのほの、やさしう、あったかう。

また、会おうな――。


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