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ぼくの名前はコッペパン

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

ぼくの名前は――コッペパン。

まっすぐで、素朴で、なんの飾りもないパン。

でも、じつは……ちょっと長い歴史を持ってるんだ。

 

ぼくが初めて焼かれたのは、まだ戦争が始まる前のこと。

西洋の文化が少しずつ日本に入ってきて、パンもそのひとつだった。

けれど、日本の人たちは言ったんだ。

「西洋のパンは硬すぎる。もっと食べやすいものがいい」

そうして生まれたのが、ぼく。

ふんわりとしたやわらかさと、まっすぐな形。

ご飯に慣れた日本人の口にも合うように工夫された、やさしいパンだった。

 

名前の由来?

それも少しだけ、自慢なんだ。

「コッペ」は、フランス語の**「coupé(クーペ)」**――

“切られたもの”って意味から来てるんだって。

丸いパンを縦にスパッと切ったような、ぼくの形。

それが名前の理由なんだ。

おしゃれすぎないけど、ちょっとした欧風の香りもあって――

そこがまた、ぼくらしいでしょ?

 

そして時は流れ、ぼくは“給食パン”として、日本中の小学校に届けられるようになった。

銀のバットにずらりと並び、ピーナッツクリームやイチゴジャムといっしょに食べられた。

「今日コッペパンだ〜!」

「わーい、大好き!」

そんな声が聞こえるたび、ぼくは胸の中がふくらんだ。

だって、ぼくは子どもたちの、お昼の笑顔そのものだったんだ。

 

だけど、時代は変わっていった。

カフェではクロワッサンやバゲット、もちもちのベーグルがもてはやされるようになって――

ぼくは、いつしか「地味なパン」って呼ばれるようになった。

売れ残って、店の隅に押し込まれた日もあった。

「コッペパン? なんか、古くさいよね」

その言葉は、ナイフのように心に刺さった。

 

でもある日。

小さな男の子が、おじいちゃんとパン屋にやってきた。

「これが昔のコッペパンだよ。戦争が終わったあと、これが貴重な栄養源だったんだ」

男の子は、ぼくを見つめて言った。

「ぼくも食べてみたい」

 

そして――

「……ふわふわで、あまくて、やさしい味がするね」

ぼくの胸の奥が、あたたかくなった。

あの日と同じ言葉。

給食で出会った、あの子と同じような笑顔。

 

ぼくの名前は――コッペパン。

華やかでも、流行でもない。

でも、時代を超えて、誰かの記憶とつながってる。

戦前からずっと、やさしさを運んできたんだ。

 

だから今日も、ぼくはこの形で、焼かれつづける。

ピーナッツクリームを連れて。

イチゴジャムと手を取り合って。

また、誰かの笑顔のとなりにいるために。


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