チキン南蛮、人生(にく)の味
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
俺の名前は──チキン南蛮。
揚げた鶏肉に甘酢をジュッとかけて、
上からタルタルソースをたっぷりと乗せた、ガツンとくる飯の友。
宮崎県延岡市で生まれた、昭和のまかない上がりの料理だ。
もともとは、ある洋食屋の裏方料理だった。
暑い厨房で働く料理人たちのために作られた、スタミナめし。
鶏をカラッと揚げて、甘酢でさっぱりさせたら、
それがたまらなくうまかった。
その味は、口から口へと広がり、
ある店ではタルタルソースが加わり、
ついには「これがチキン南蛮だ!」と名乗るようになった。
俺は、決して洗練された存在じゃない。
高級なわけでも、流行りのオシャレでもない。
でも──人の暮らしに寄り添う力だけは、負けねぇつもりだ。
ある日、定食屋の片隅で、俺は少年の前に置かれた。
小さな手が、俺を箸でつまむ。
白いご飯にのせて、大きなひと口。
少年は黙って、もぐもぐと食べ続けた。
ちょっと涙ぐんでるように見えたのは……気のせいだったかもしれない。
でもそのうち、彼はふっと笑った。
「……なんか元気出てきたな」
その言葉は、厨房の熱よりも、タルタルの酸味よりも、
俺の中の何かを、じんわりあたためた。
そうだ。
俺は“ごちそう”じゃなくていい。
でも、頑張る誰かの“背中を押せる味”でありたい。
勉強で疲れたとき、仕事で落ち込んだとき、
つらい日を乗り越えた帰り道──
そんなときに、「よし、チキン南蛮でも食うか!」って思ってもらえるなら、
それが俺の本望だ。
そして今日も、のれんが揺れる。
「いらっしゃい!チキン南蛮定食ひとつね!」
厨房の声に、油がはじける。
甘酢が湯気を連れて立ちのぼり、
タルタルがとろりと広がる──
さあ、今日もいくぜ。
俺は、チキン南蛮。
派手じゃねぇが、頼りにはされる。
“うまい”で誰かを元気にする、それが俺の流儀だ。
──人生の味、忘れんなよ!




