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ボクは夏のつまみ

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

ボクは──枝豆。

 ただの、茹でられて塩ふられて、皿に盛られる枝豆。

 名前なんてない。番号もない。

 でも、誇りはあるんだ。

 だってボクは、夏の定番おつまみなんだから。

 ボクがいた畑は、風が気持ちよくて、蝉の声がうるさくて、土があったかかった。

 日差しはじりじりと照りつけて、汗みたいな朝露が葉っぱに光ってた。

 「いつかきっと、ビールの横に並べたらいいな」

 さやの中で、ボクはそう思ってた。

 となりの豆と、ぎゅうぎゅう詰めになりながら、笑ってた。

 ──そして、夢は叶った。

 今、ボクはちゃぶ台の上にいる。

 縁側から見えるのは、茜色の空。

 風鈴が揺れて、団扇がゆっくりと風を送る。

 隣では、キンと冷えた瓶ビールの栓が抜かれた。

 「やっぱり、夏は枝豆だよなぁ」

 おじいちゃんが言った。

 浴衣姿のまま、ボクをつまんで、口に入れる。

 しょっぱさと、青くささと、ほんのりとした甘み──

 それが、ボクの“生きた証”。

 スイカを頬張る孫の声。

 パチン、と遠くで上がる小さな花火の音。

 ボクは今、この“夏”の中にいる。

 それも、ちゃんと一部として。

 皿の上のさやたちは、もう空っぽ。

 みんな、笑って旅立っていった。

 さっきまで一緒にいた仲間も、

 今はきっと、おじいちゃんの幸せの中で、

 静かに溶けてる。

 もうすぐ、ボクの番だ。

 でも、不思議とこわくない。

 だってボクは──夏に選ばれた豆。

 ほんの一瞬でも、誰かの心をやわらかくできたなら、

 それでじゅうぶん。

 ありがとう、夏。

 ありがとう、塩と湯気と風。

 ボクは枝豆。

 今年の夏も、おつまみとして、生きられて、幸せだったよ。


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