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わしは競馬雑誌

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

わしの名前は──競馬雑誌じゃ。

 正式なタイトル? そんなもん、もう読まれとらん。

 表紙の右上に、ちいさく書いてあるがの。今の子らは、それすら見ん。

 生まれたんは昭和の終わり。馬券売り場に活気が満ちて、競馬場に弁当を持って家族が来とった、あの頃じゃ。

 月に一度、厩舎の風を運び、レースの鼓動を届け、ページをめくるたび、わしの“心”を感じてもらえた。

 わしは、夢を刷っとったんじゃ。

 けどの──

 時代は変わった。

 スマホ、ネット、AI予想。わしの役目は、少しずつ、静かに、誰にも気づかれず、削られていった。

 「情報遅いよね」

 「もう全部ネットにあるし」

 ──わかっとる。ようわかっとる。

 それでも、わしは今日も刷られ続けとる。

 なぜかって?

 わしを買ってくれる人が、まだおるからじゃ。

 名馬の引退に涙し、三冠の瞬間にページを震わせ、落馬のニュースに祈りを込めて閉じられる。

 わしは、読まれるたびに、人の心を受け取る。

 それが、いまのわしの“存在理由”じゃ。

 ある日、古びた駅前の売店で、白髪混じりの男がわしを手に取った。

 「まだ、あったんだな……」

 そう呟いて、そっと財布から小銭を取り出す。

 わしは、その手の温もりに、思わず泣きそうになった。

 ありがとう。

 お主のおかげで、わしはまだ、競馬雑誌でいられる。

 いつか、刷られなくなる日が来るかもしれん。

 でもそれまでは──わしは、ページをめくる手の先で、風を届けたい。

 走る馬の音。

 夢を追う者の息遣い。

 勝利の歓声。

 そして、敗れた者たちの悔しさも。

 すべてが、競馬なんじゃ。

 すべてが、わしの宝なんじゃ。

 ──わしの名前は、競馬雑誌。

 いつか朽ちても、この紙の上には、確かに夢が走っとった。

 それだけは、覚えといてくれや。

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