最終部間話2
「さて、後は見守るだけね」
「ああ」
そうしみじみという私とライオス、そして
「私はそろそろ戻った方がいいでしょうね」
そういうアマテラスはきっと後ろから近づいてくる一団が原因でしょう。もっとも
「私達よりかは回復して疲労が残っていないでしょう彼・彼女らならば気が付いている子もきっと多いわ。今更逃げても意味ないから残っていなさい・・・ルーンが寂しがるわよ」
「ふふっ、そうかもしれませんね」
そう楽しげに笑う。そして
「やっぱりいたわね! アンタ!」
って勢いよくは出てくるのはリデアちゃん・・・あなた、過去世まで含めたら一番年上なんだからもう少し落ち着きなさい。それと随分とまとめてぞろぞろと来たわねぇ、援軍はわからないけど元からいたメンバーは全員いるわね
「ええ、私もレオンには言いたいことが随分とありましたから。もっともその役は私の相棒に任せてしまうことになりましたが」
言葉に全員が黙る。さすがにその言葉の意味とここにルーンがいないことに気が付かない子はいない・・・1人だけ気が付かないかもしれない子はいるけど、その子は今アシュラ君の背中で寝ているから
「あいつは行ったのさね?」
なんて言ったリリィが
「だからいつまでも私の真似をするんじゃないさね」
とルナに小突かれる。そしてアマテラスの2人を見る目が・・・ああ、ここにルーンの元相棒と現相棒が3人そろったわけね。ルーンのことだから元相棒は他にもたくさんいるんでしょうけど
「ちょうどよかったです。帰る前に誰が一番の相棒か確かめておきましょう」
「ほう? いい度胸じゃないさね」
「・・・えっ? えええっ!?」
そしてアマテラスとルナが一触即発。それにあわあわするリリィは本来はあんな性格なのね
そうしてぶつかり合う2人だけど、ルナが魔法なのに対してアマテラスは・・・関節技? なぜかしら? すごくデジャヴが。あと、地味にリリィが巻き込まれているわね
「「・・・血筋ね」」
なんて遠い顔をするリデアちゃんとアキちゃん? ちょっとだけお話ししましょうか? いえ、私のコピーの方は良いわ。でも、私まで混ぜていないわよね?
「なんか面白そうじゃねぇか、俺も混ぜろ」
「ふん、そうだな、オレも参加しよう・・・レミーはコクト、お前が預かれ」
って美鬼ちゃんとアシュラ君まで参加してますますドタバタ騒ぎに・・・でもこういうのが私達らしいかしら? だから、ちゃんと帰ってきなさいよ、リュウト君。それにルーンもね
ということで大本もやっぱり関節技系だったようです。本当に遺伝子に刻まれてるのか
レーチェル「だったらリュウト君やリデアちゃんにも伝わっていなくちゃおかしいでしょう!?」
リュウトはライオスの特性が出ているのでは? リデアはリターナの記憶の方でしょう
レーチェル「お仕置き決定ね」
何故!? っていうあ、今回は本編最後の次章予告が・・・!?
ルーン「はいはい、それは私が代わりにやってあげるわぁ。『これが正真正銘の最終決戦。それは格好よくも華々しくもなく、ただただ続く泥仕合。命を、心をすり減らしながらも伸ばした手は何かをつかむのか。次章竜神伝説最終部最終章「ラストバトル! 伝説の幕を下ろすとき!」すべての終わりは今ここに』竜の坊や! つかみ取ってきなさい! 私たちの勝利を!!」




