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竜神伝説~リュウト=アルブレス冒険記~  作者: KAZ
10部11章~ラストまで
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最終部13章「氷炎の乙女たち」6話「バランスは良く」

 リデアとニャーニャーの交渉が無事に終わったみたいだから戦場に意識を戻す。私達が積極的に動いていなくても自動追尾のスターループやドラゴンループが数を減らして言ってくれている。でも


「これ以上は無理ね」


「・・・そうだね」


 色々と便利な技ではあるんだけど、一撃一撃の攻撃力が低いという弱点もある。ある程度効くのならば数で攻撃力のなさを補えるけど、全く効かないレベルの相手には無力となるのよ。つまり、後からやって来た敵のレベル平均も上がってきて、残っているのはスターループなどでは倒せないような強者たち


「あんたは後衛よ」


「・・・リデア」


 グッと前に出ようとした私をリデアがその一言で止める。フフッ、素直じゃ無いけどリデアはちゃんと私を守ってくれるんだね。ちょっとだけリュウトみたいだって思ったよ


「んであんたは前衛」


「んにゃ!?」


 そして一緒に後ろに下がろうとしたニャーニャーをリデアはむんずと掴んで前に放り投げる。そりゃ盾が後ろに下がったら意味ないよね? 彼女が前に出なくても他のニャーニャーたちは盾をやってくれているけど、盾は一枚でも多い方が良いわ・・・べ、別にお仕置きじゃないよ?


「さてと、ワタシは中衛。この駄猫が攻撃通してもあんたの所までは通さないわ」


「ニャー! ニャーニャーを馬鹿にするにゃにゃ! ・・・でも、あんまり痛いのも嫌にゃ。個体が死ぬのは注射みたいなものにゃのにゃ」


 ・・・随分軽い死だね。まぁ、必要性がなければ避けたいことって言うのは分るけど

 でも、リデアは頼もしいよ。私も自分の防御力のなさは分っているから頼らせて貰う。その代わり


「お願いね。その代わりに耐久性が高かったり防御力が高い相手は任せて」


 私とリデアの手がパーンといい音を立てて合わさる。あっ、ニャーニャーも参加しようとして手が空を切ったわ


「コホン、とにかく行くよ! 『真紅なる業火よ。我が命の火を糧に偽りの生命となれ!』ファイヤーバード!」


 スターループほどの追尾性はなく、ドラゴンソウルほどの攻撃力も無い。それでも今来ている相手ぐらいならば一掃できる!


「アキ、ちょっとは自重しないとバテるわよ! あんたは燃費も良くないんだから! 『青白く輝く世界は美しき死への誘い。氷の女王の吐息の中に汝を誘わん』ブルーブレス! 駄猫! 左が薄いわ! もっと集まりなさい!」


「ニャー! 猫使いが荒すぎるのにゃー! 死んだら化けて出てやるのにゃ!」


 いえ、ニャーニャーの死で幽霊が発生するならこの世はニャーニャーの幽霊で埋め尽くされるわ・・・出てこないよね? うちの幽霊はマリアさんたちだけで十分だよ!? あの3人でもまだ時々怖いのに

 でも、リデアも防御と攻撃の両方をやってくれて、私達のパーティーは結構良い感じなのかも知れない

と言うことでパーティーバランスは非常に良い3人なのでした


リデア「肉壁にぴったりな駄猫、燃費が悪くて貧弱だけど高火力なアキ、そして万能なワタシ! 完璧ね!」


特徴の無い器用貧乏とも言うのですけどね。でも物理攻撃・魔法攻撃・防御・回復・サポート、全部1人で出来るパーティーに1人は欲しい便利さです


リデア「そう言う言われ方すると家電と同列にされているみたいで嫌なんだけど」


あなたの世界に家電ないでしょうに。まぁ、特化型ほどの力は無いが故の万能です。ですが人数が少ないときほど栄えるのもまた間違いなしですね


リデア「フフン、ワタシの実力をたっぷり見ると良いわ」


おだてに弱いのが弱点? とこんなところで今回はお開きです。次回もまたよろしくお願い致しますね~



第23回AIで作成してみよう リュウト=アルブレス

挿絵(By みてみん)


リュウト「・・・俺か」


ようやく主人公の出番ですね。本編での出番はまだですが・・・そしてこの中性的な顔


リュウト「いや、この鉢巻きのつけ方せいじゃないか? 俺はこんな付け方していないぞ!?」


いや~、何度『額に巻いている』と書いてもAIさんはここにつけたがるんですよね、謎です。後はフェルナのマントにエルフ族の服とこんな感じですね


リュウト「顔だけ見ればごく普通・・・のはずだ」


本人も自信がなくなってきたようですが。それと目が薄い緑色なのが風竜っぽさですね~

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