最終部13章「氷炎の乙女たち」4話「猫再び?」
「さぁ、ドンドン行くわよ! あんたたち雑魚がいくら集まってもこのワタシには勝てないことを教えてあげるわ!」
そう言いながら攻撃を繰り出し続けるリデア。彼女の強みはその万能故の魔法と物理を組み合わせた手数でも私ほどではないけど複数の魔法を同時に操れることでもない。その竜族ゆえの圧倒的なエネルギー量! リュウトほどでは無いとは言え、消費コストもリュウトほど悪くはないし技もリュウトほど大威力でもないから継戦能力が高いのが最大の武器・・・まぁ、アシュラって言う継戦能力ではもっととんでもないのがいるんだけど
そんなリデアでもこれだけ連続して攻撃をし続ければ消耗もする。そんなことはリデアにも分っているはずなのにこんな戦い方をするのは横に私がいるから
「くっ、八連ファイヤーボール!」
リデアが3つなのに対して私は8の魔法を同時に使える。数特化のスターループやエルファリアならば攻撃数はもっとだけど、私の魔法は高威力高燃費だからそう簡単に強力な魔法を使っていくわけには行かない。だから
「あんたは雑魚には向かないんだから大人しくしていなさい! ・・・強敵はあんたに譲ってやるわよ」
リデアがこんな無茶をしているのはやっぱり私の・・・
「あんたが私の心配するのも一億年早いわ! ワタシは竜族の名門! 兄さんの妹なんだから!!」
どうすればいいの? ドンドン増えていく敵の相手をリデアに任せて温存するべき? それとも
「にゃふっふっふ、お困りの所を助けに来たのにゃ!」
・・・えっと、誰? 突然現われたのはワーキャット? あれ、前にもこんなことを思った相手がいたような
「あんた、誰よ!? 敵・・・じゃなさそうね?」
「忘れるなんて酷いにゃ!? ってあんたは初めて会ったにゃね? でもアキは久しぶりにゃ」
「アキ?」
「え、えっと・・・名前なんだっけ?」
すっごくショックを受けたような感じのワーキャットもどき。ほら、確かシャドーナイトと戦っていた頃に出会った
「ひっどいにゃ! ニャーニャーのことを忘れたのかにゃ!」
あっ、そんな感じの名前だったわ。でも
「まだ生きていたのね」
「すっごく失礼なのにゃ! ニャーニャーは不死身なのにゃ!」
不死身っていうかこの子の特性は・・・あれ?
「一匹で来たの?」
「にゃふっふっふ、そんなわけないのにゃ!」
その声と同時に出てくる出てくるたくさんの猫。ニャーニャーの特性は種族全体が1つの命であること。思考も経験も全部共有している。だから一匹でも生き残っていれば死なないし、生まれてきた子に強い個体がいればそれも共有される。きっと隠れることに特化した子が何処かで生まれたのね
「アキと一緒にいた個体はとっくに寿命で死んでいるにゃけど、ニャーニャーたちは覚えているのにゃ。増えに増えたり百億匹・・・の中の十億、あの時絶滅しかけたのを助けてくれた恩を返しに来たのにゃ!」
一匹でも生き残っていれば死なない。残り九十億匹も安全圏に入れば安全に戦場に来られる、頼もしい味方かも知れないわ・・・見た目があまりにコミカルすぎることを除けば
と言うことで覚えている方は果たしているのか? 助っ人はニャーニャーの再登場です
ニャーニャー「こっちでもひっどいのにゃ!? これでもゲームにも出ているのにゃ!」
昔作ったこの作品のフリーゲームですね~。2作目と3作目に商人として出していました・・・便利だったんだよなぁ、設定上どこに行ってもいても問題なかったし
ニャーニャー「そんな理由だったのかにゃ!? ニャーニャーの賢さと可愛らしさじゃないのかにゃ!?」
そんな物は期待していません。と言うことで消費してもいい肉盾十億が手に入って、2人はどのように戦うのか! と言うところで今回はここまでです
ニャーニャー「さらにひっどいのにゃ~~~~~!!」
第21回AIで作成してみよう 魔法杖ミリー
ミリー「わわわ、私も出演ですか~」
前がレキュオスだったからですね。ミリーには人間形態はありませんから、普通に杖ですが・・・ということでアキの愛杖のミリーです
ミリー「普通とは何ですか! この美しさが分りませんか?」
ミリーにもこういう所があったんだなぁ。本体は先端の宝石、ドラゴンハートだけだろうに・・・なお補足として逆側の先は本来はハート型になっている設定です。一応、愛を動力源にしている謎の杖ですからね




