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竜神伝説~リュウト=アルブレス冒険記~  作者: KAZ
10部11章~ラストまで
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最終部11章「闇への回帰」8話 「真実」

「あ、あのルナさん、話しって・・・」


 あの世(向こう)で見ていた様子とは随分と違って大人しい2人にため息をつくと同時に、本質が変わっていないことにも安心するさね。ま、2人とも怒られる心当たりがあるらしくびくついているのは心外さけどね


「先ず、私が死んだときのことさけど」


 ビクリとリリィが震える。まったく、私がそんなことで文句でも言うと思っているのさね。ピンっとリリィの額にデコピンをする


「あたっ!? ・・・えっ?」


「まったく・・・いくら暴走していたとはいえ、あの時のあんた程度に殺されると思われていたとは随分と見下されていたもんさね」


 自分の強さを誇った事なんてないさけど、あなたに殺されたわけではないとそうはっきりと言うために怒った振りをする


「えっ? ええっ!?」


「確かに、リリィは暴走していて普段よりも数段強力な魔法だったさね。ついでにレオンがエネルギーを注いでいたからそれがさらに数百倍程度にはなっていたさね。お陰で私はこの星まで消滅しないように自分を守るエネルギーを全部押さえ込む方に回さないといけなかったのも事実さね。でも」


 ホント、なんでこれをルーンは言っておかなかったのか。いえ、恐らくはリリィを自分の新しい相棒にするため。この戦いでは特に重要でなくてもこれまで相棒として随分助けてきたはず。ルーンはこの目的のためには手段を選ばない冷徹さはあるさからねぇ


「最大の理由はレオンからの干渉を最低限に抑える結界をあの塔に張っていたからさね。あれに全エネルギーの99.99999%ぐらい使っていたのさね」


「ええええっ!!?」


 ・・・ちょっとだけ大げさに言ったのは内緒さね。それになんでそこまで干渉されたくなかったのか。それはあそこにあなたたち、私の大事な娘2人がいたからだと


「・・・結界を超えてあそこまで干渉されるとは思わなかったさね」


 干渉されても元の才能が無ければあそこまでの威力にはならなかった。私がリリィの本当の才能を把握し切れていなかったさね。それに


「リリィを利用されるなんて思っていなかったさね。だから動揺して・・・悪かったさね」


 全部、私の想定外と油断と実力不足さね。それで自分が死んだことはどうでも良いさねど、この2人を随分と苦しめてしまったさね


「ルナ・・・さん・・・!」


 あの時よりも気持ち成長したようにも思えるその体を抱きしめる。私の胸に埋もれるような形で嗚咽を漏らすリリィは今だけはただの弱い私の娘でいい。あと


「今までリリカを守っていてくれてありがとうさね、リリィ」


 より大きくなった号泣は、ほんのちょっとだけ胸が冷たくも感じるほど。だからこそ、その涙はまるで私の罪を洗い流してくれているような、そんな錯覚を覚えるさね・・・よしよしと頭を撫でながら、本当は私が救われていたのさね

と言うわけで何が原因だったのか、と言う話しです


ルーン「まぁ、今ならばバレても良いわねぇ」


・・・ってことはやっぱり


ルーン「彼女が考えていることは概ね正解、ってところかしら?」


本当に難儀な性格していますねぇ。レオンを助けたいのとそのために犠牲にするのを嫌うのと


ルーン「ふふふ、私のご飯になりたいのかしら?」


その笑顔で直球の脅しを!? えっ? 脅しですよね? その、ジュルリって・・・


ルーン「う~ん、相変らず少ないわねぇ。作者はしばらく復活しないだろうから今回はここまでよ。次回当たりでこの章は終わりかしら? それじゃあね」



第8回AIで作成してみよう ククル=リザクション

挿絵(By みてみん)


ククル「私ですね! どうです? お腹が黒いなんて事は無い美少女でしょう?」


・・・お腹の黒さが見た目に出ているのならば腹黒とは呼ばないのですよ


ククル「か弱い私ですから、一発ぐらい殴って良いですよね?」


いや! 攻撃力が低いってリュウトたち基準だから! 普通の人間にはとんでも腕力だから!! っと今回の補足ですが、実は背中に薄い羽のようなものがあるという設定が密かにあったりします


ククル「転生後は種族的には人間ではなくて天人だからですね。後、服はアイさんとかと同じでもう少しファンタジーですよ」

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