13部6章「最後のデート」31話 「未来を呼ぶ1夜(全年齢版)」
この話はとあるシーンがカットされた全年齢版となっております。
フルバージョンが見たい18才以上の方は下記URLにHを足してノクターンへお越し下さい
ttps://novel18.syosetu.com/n8973hs/
※他ハーレムメンバーのシーンが増えるまで時間が空くのでまずは短編で投稿しています。本編終了後に他のメンバーのシーンが増える予定ですが、その際は改めてこの話を1話に再掲載した連載版R18を出す予定です
日も暮れて、エルファリアへと帰り、そして何時のようにみんなで夕食を食べる。風呂はデート期間が適用されるらしくこれまでも2人で入ってきたようにアキと2人で入って・・・
「アキ・・・?」
自室に戻って、俺にとってはまだ寝る時間ではないと本でも取り出したときにドアの外に感じる気配。いや、アキだけでなく夜に添い寝をするのはよくあること、というよりもない日の方が最近は少ないぐらいだ。だからこそ、なんでアキが入ってこないのか疑問に感じていると
「リュウト・・・」
ゆっくりとドアが開いてアキが入って・・・!?
「アキ、その服は?」
アキが身に着けているのは普段アキが寝間着にしている薄ピンクのパジャマではない。ところどころ透けて見える純白のネグリジェ
「リュウト、私たちはもうじき最後の戦いに行くわ・・・怖いの。最後って事でリュウトがもうここまでで良いなんて、私たちを守ることに成功したらそこで満足して帰ってこないような気がして」
そんなことはない。そう言おうとして戸惑う・・・本当にそう言えるのか? そんな俺の沈黙にアキは
「だからリュウトが絶対に帰ってこようって思う理由を増やしに来たんだ」
そっとベッドに腰掛けるアキに何時もと違った雰囲気を感じてドキドキとする。そして
「リュウト、ルキ(※9部7章に出てきた未来から迷い込んだリュウトとアキの子供)を貰いに来たの」
ルキを? いや、あの時から逆算してもルキが生まれるタイミングは今ではないはずだ
「アキ、ルキはもっとずっと未来に・・・」
「それはルキがいた世界では・・・だわ。あの世界はもう手の届かない遠い場所。パラレルワールド、この世界でルキが生まれるのかどうかなんて分らない。男の子なのかどうかだって。でも、私はきっとルキは私たちの子として生まれてきてくれると信じているの。それに私のお腹に子供がいるかもって思ったらリュウトは絶対に帰ってこようって思ってくれるはずよ」
その思いが最後に帰ってくる強さになると
「これが私がリュウトにあげることが出来る最後のお守りなの。ルキは怒るかしらね? いいえ、きっとルキもお父さんを守りたいってそう言ってくれるわ」
どうする? 俺はこんなアキにどう答えれば・・・そうだな、答えなんて一つしか無いよな
(※中略。ここを読みたい18才以上の方はノクターンへどうぞ)
「ん・・・」
眩しがるアキの声に気がつく。暗かった窓の外がもう大分明るくなっていることに
「夜明けのコーヒーって本当にあるのね・・・でもいつの間に?」
「ああ、さっきメイが入れていったぞ」
さっと光速の千倍ほどの速度で中に入って置いていったメイ。戦闘中ならば今の俺たちの感覚だと遅すぎだが、普段使いにしてはそこそこ速く動いている。それはメイのメイド長ではなく姉しての気遣いなんだろうが、俺としてはその速度でまったくこぼしていないメイが流石だなと。ま、アキが気がつかなかったのはそれどころじゃなかったんだろう
「・・・ってことは私、お姉ちゃんに色々見られちゃって・・・」
真っ赤になってベッドに潜り込んだアキが夜明けのコーヒーを飲める頃には冷めているかもな。いや、軍師どころか予言者に近い予測をするあのメイのことだから、そこまで読んでアキが飲める頃に入れ直しに来そうだな
13部 『終焉迫る平和の中で』終わり
最終部 『最後の戦い』へ続く
と言うわけでとうとう書いちゃいましたこの話・・・こっちのバージョンで読んでいる方には何のことやらでしょうけど
アキ「うう、とうとう卒業しちゃった・・・」
? 喜んでいるかと思いきや、後悔している?
アキ「し、しているわけ無いじゃない! でも、お姉ちゃんには色々見られちゃっているっぽいし、読者の皆にも・・・」
メイは諦めるしかないでしょう。それに読者様に見られるのがキャラの誉れというもの!
アキ「私は恥ずかしいの~~~!!」
とアキが逃げ帰ってしまったので今回はここまでです。部の最後は予告は無しですが、次の部は最終部! 物語の最後をどうかお見届け下さい・・・最終部は最終部で中々長くなりそうですが




