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いつの間にか仲良くなっていました。

 息子は王子に興味津々で、機会を見つけては話し掛けています。




「これ、庭に生えてる果物なんだ。良かったら食べて」


「………。」




「近くに温泉があるんだ。卵と野菜を煮てきたから味見しない? 美味しいでしょう?」


「…うん」




「今日は山の頂上に行ってきたよ。綺麗な花があったから摘んできた。はい、あげる」


「ありがとう。良い匂い」




「ただいまー。ごめんね、今日は何にも持って来れなかったよ…」


「そんなに気を使わな …っ。怪我してるじゃないか!」


「えへへ。ちょっとドジっちゃって。でも、放っておけば治る。大丈夫だよ」


「何を言ってるんだ! 大丈夫じゃない!!」




 はいはい落ち着いて。魔女が治療しますからねー。


 息子が帰ってきた時から煎じていた薬を、2人ともの口に突っ込む。傷薬と混乱解除の効果があります。


 そして、苦味に涙目になってぷるぷるする2人。


 これが嫌だからって、息子は毎回怪我を隠そうとするんだよね。



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