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【書籍化&コミカライズ】転生した私は幼い女伯爵 後見人の公爵に餌付けしながら、領地発展のために万能魔法で色々作るつもりです  作者: もーりんもも
第二章 領地を改革します

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【お礼&ご連絡】 番外編

明けましておめでとうございます。

 ……あ。レイモンがいる!


 サッシュバル夫人が息子さん一家と暮らす伯爵家に戻られてからは、朝食は一人で取っている。

 サーブしてくれるのはローラで、ダイニングルームにはいつも私たち二人しかいない。



 それなのに今日はダイニングルームにレイモンがいる。

 ここのところ、屋敷内がざわついていることには気がついていた。

 使用人たちは普段通りに私に接してくれていたけれど、どうも私のいないところではバタバタしている感じがしていたんだよね。

 一つ屋根の下にいれば、それとなく感じ取れるもの。

 

 つまり、いよいよ私に報告しなきゃならないほどの事態ってことだ!

 


 ローラは事前に聞かされているのかどうか知らないけれど、何事もなかったかのように料理を運んできてくれた。

 今日のオムレツはチーズとオニオン――なんてことはいいから、早くレイモンから話を聞きたい。

 それでもレイモンは微動だにしない。


 私も淑女として、食事を中断して使用人に話しかけるような無作法はできない。

 本心を言えば、毎日ローラとぺちゃくちゃおしゃべりしながら食べたいところだけど、それは夫人に申し訳なくてできない。

 ちゃんと教えられた通りやらないと、これまでの夫人の努力が水泡に帰してしまうように感じるから。


 別に誰が見ている訳でもないけれど、次に夫人にお会いしたとき、ちゃんと胸を張って挨拶したいもんね。

 なので今日も、ローラがお皿を変えてくれるときに、一言二言、料理の感想を伝える程度にして、あとは微笑をたたえて食事に集中する。



 食後のフルーツを食べ終えたところで、ようやくレイモンが動いた。


「マルティーヌ様。お食事時にお邪魔してしまい申し訳ございません」

「あら、いいのよ。何かあったのかしら?」


 お互い、『領主』と『家令』に徹して、会話を交わす。


「はい。少し前から漏れ聞こえていたのですが、どうも昨夜、王都で正式な決定がなされたようなのです」


 へ? 何の?


「コホン。マルティーヌ様はご存知ないかもしれませんが、もーりんもも先生が活動を再開されるそうなのです」


 もーりんもも先生? 先生? うん? 誰?

 ももさん? うーん? まったく心当たりがない。私、会ったことないよね?


「長年に亘り、ある方の成長記録を公開されていたのですが、少し前に休養宣言をされました。その知らせを聞かれた陛下が落胆なさり、急遽、フランクール公爵閣下を先生の下に遣わされたそうなのです。公爵閣下が先生の翻意に成功されたようで、昨夜、改めて活動の再開を発表されたのです」


 へー。

 …………。

 私に何か関係ある?

 ただの王都のニュースじゃない?


 それにしても成長記録ねぇ。

 可愛い我が子の動画を撮るようなものかな?


「リュドビク様のお手柄なのはわかったけれど」


 いまいち要領をえない。

 レイモンは何でそんなに大事(おおごと)のように話しているの?

 

「リュドビク様に、私から何かお祝いの品でも贈った方がいいのかしら?」

「いえ。それは必要ないと存じます」

「そう」


 じゃあ、何でその話をしたの?

 レイモンにしては珍しくはっきりしないなぁ。


「コホン。公爵閣下からは、先日、引っ越しの日程の再確認がございました。マルティーヌ様が王都にいらっしゃるのが待ちきれないご様子です」


 えぇぇ?

 何か嫌な予感がする。

 だいたい、着いて早々におもてなしの準備をしないといけないんでしょう?


「じゃあ余計にカントリーハウス(ここ)で過ごせる残り少ない時間を満喫しなきゃね」

「はい。それがよろしいかと思います」


 あれ?

 最初の報告は何だったの?

 変なの!



   ◆◆◆   ◆◆◆   ◆◆◆   ◆◆◆



 名探偵津田さん風に言うと、2の世界の「もーりんもも」が、1の世界の「マルティーヌ」に干渉した格好になるので、1のマルティーヌには分からなくて当然という超番外編でした。



 ――つまり何が言いたいのかというと、「第三章 学園編」の連載を始めます!



 約2年間ご愛読いただきました皆様には改めてお礼申し上げます。

 感想も全て読ませていただきました。

 突然の完結で落胆させてしまい、本当に申し訳なかったです。私も心が痛かったです。

 それでも「続編を楽しみにしています」という感想をいただき胸が熱くなりました。


 私自身、マルティーヌとは離れ難かったので、担当編集様に確認したところ、続編の執筆は問題ないとの回答をいただきました。

 これまで小説家になろうで応援いただいた皆様へのお礼として、心機一転、王都に戻って学園に入学するマルティーヌについて(本当に趣味で)書いていこうと思います。


 ただ――。

 当面は、下にリンクのある「追放された悪辣幼女の辺境生活」の方をメインに更新していきますので、女伯爵の方はのんびり更新になると思います。


 王立学園については、カリキュラムや専門のコースなどは決めていたのですが、マルティーヌの学友とか、教師陣とか、行き当たりばったりだとまずい設定はこれからちょっと考えます。


 でも王都に引っ越してきたところについては、近々で上げたいと思いますので、改めて応援よろしくお願いします‼︎

改めて『ブックマーク追加』と下にある☆☆☆☆☆評価をよろしくお願いします‼︎

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― 新着の感想 ―
尻切れトンボ感が拭えぬエンディングでモヤモヤしていたので、再開は喜ばしいと思う。百面相?を駆使して学園生活を送る彼女が何処まで行けるか?何処に行くのか?調味料やオヤツや料理、マルティーヌの生きる世界に…
本当に嬉しいです!年明け1番のニュース♪ ゆっくりでもいいので更新してくださるのを 楽しみに待っています。
初めて感想を書きたくなるくらい 嬉しいです 日々の癒しのマルティーヌちゃん (╹◡╹) 楽しみにしています
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