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狐の住む岸辺  作者: マイソフ
第5章 日没、あるいはソード・ビーチ
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学生と教授の会話 #8


「さて、最後に残ったのはソード・ビーチだね」


 学生はすっかり要領を飲み込んでいる。


「ここは海からイギリスの第3歩兵師団、空からイギリスの第6空挺師団が攻撃しました。えーと、オルヌ川の河口の砂浜に上陸したんですね。オルヌ川の河口から10キロほど遡ると、カーン市があります」


 学生の持っている地図にも、川と町は書き込まれている。


「ドイツ軍に取って、この上陸地点は非常に守りにくい点がある。何だか分かるかな」


「えーと……あ!」


 作戦地図から学生が顔を上げる。


「オルヌ川の西は第7軍で、東は第15軍なんですね」


「わかってきたね。こういう担当地域の境界部分はどうしても弱くなる。連合軍はここから、侵攻初日にカーンを占領することになっていた。」


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