仔犬のいる生活 2
パピィ使いはじめて数日、早速壁にぶち当たる。ウブントゥ機の方でかなり使い慣れてきたのでXP機で起動を試みるもエラーが出て失敗。英語のメッセージと苦闘しつつ解読するもコマンドなんぞサッパリ分からずお手上げ状態。
どうやらPCにもある程度の互換性がないとうまく読み込めないらしい。考えてみれば当然のような気もする。どんなPCにも突っ込んで起動できるほど便利なもんではなかろう。いや、これがデータセーブ済みのものでなくて、まっさらな状態だったら多分起動するのだろう。
仕方がないので強制的に電源落として終了。データが破損したかもと心配したけど特に問題はナシ。さすがパピィだ。なんともないぜ。(by◯ーシー)
しかしこれではせっかくの軽量OSも宝の持ち腐れである。何とかいろんなPCで使い倒したいもんだが、ド素人の自分ではどうやら無理っぽい。
すぐに思い付く解決策はPCごとに専用USBを作るってこと。OSは無料なんだから大量生産は可能。が、さすがにUSBはタダじゃないので現実的ではない。まあ、2本くらいなら作ってもいいけどね......
とはいえ、そこまでやるメリットもいまいち思いつかない。どうしてもパピィが使えなきゃいけない! なんてシーンはまずない。
これがOS壊れてコマンド入力くらいしかできないPCってんならやる価値は大いにある。でもXP使えるしなあ......
そもそもなんで市販されてるPCにはアタリマエのように有料OSがインストールされているのか? まあそれが一番安全確実だからなんだろうな。OSも入ってないPC買って、OSやソフトの購入とセットアップはユーザーがやってね、ってんじゃビギナーはお手上げである。いわばサービスなのであろう。
しかしその犠牲としてPC購入時にはOS代込みの料金で買わなきゃなんなくなる。大半の人はそれでいいのであろう。
が、別に世界シェアナンバーワンでなくてもいいからタダで、しかも性能は遜色ないOSでいいなら値段安くなりますよ、って選択肢はあってもいいと思う。自分なら間違いなくそっちに興味を持つし、説明聞けばそれでいいやって思う。
しかし今現在の流通事情考えるとそれも難しいんだろう。 昔みたく町の電器屋さんが駆けずりまわってた時代ならいざ知らず。結果として完成品のPCにはメジャーなOSがワンセットなのが当り前、みたいになってしまってる。ま、OSがタダでも安くなるのはせいぜい一万円がとこだろうし。
これが中国だとお国の事情でシェアの大半はリナックスだそうだからユーザーは大変だろう。コマンドプロンプト操作ができなきゃ多分お話になるまい。でも、その分ユーザーのIT知識が底上げされる。いまいち使い辛いOS普段から使ってるから一般人のITスキルはかなりのもんじゃなかろうか。
このへんも中国の躍進の要因のひとつなんだろうな。




