仔犬のいる生活
これ書いてる現在、いや、正確にはあの創作論エッセイを投稿して、やることが急になくなったのでパピィリナックスの導入を決意しました。材料はすでに揃ってたのでやろうと思えばいつでもできたんだけど、データ消失事件のショックがでかすぎてなかなか思い立てなかったんですよね。
でも、もうデータなんかなくなってもそんなに困んないし、むしろなくなった方がスッキリすると思いチャレンジ。
しかしなんで自分は現実逃避したくなるとこのOSに縋りたがるんだろう?
それはいいとして、導入は結構簡単でした。ウブントゥでやるにはブート起動のための制作ツールを導入する必要があるのでネット環境がないと無理。Winの方でそのためのツールを導入して、落としてたパピィのISOデータをUSBに焼けば一丁あがり。
が、起動するかはまた別問題。最初に試した、割と古いバージョンでは起動してくれず。で、もうひとつの新しいバージョンで起動成功。ちょっとした感動を覚えましたよ。ちなみに起動させたのはウブントゥ機の方ですけどね。Win機は色々繋いでるのでメンドいんですよ……
で、使ってみた感じ、インターフェースはいい感じなんですが、やっぱり内容はちょっと……古いかな? というのが個人的な印象。2008年リリースのバージョンだからある意味当然なのですが。日本語化されたバージョンだったけどワープロソフトは未対応。パッチが必要なのかも。でもテキストエディタは普通に使えるので問題ないかな?
お絵かきツールもペイントよりずっと高機能なんですが、どうも実用には耐え切れないっぽいです。ドローツールはインクスケープの機能限定版っぽく、かなり良さげですが、自分はインクスケープが使えない……まあ、もう絵を描く気もあんまりないからいいんだけど。
でもでも、表計算ソフトはかなりイケてます。自分が以前欲しいと思った、まさに簡単な表計算ソフトで素人が使うにはうってつけ。「エク◯ルなどもういらぬ!」とか叫びたい気分です。家族の血圧計算もこれでやればよかったなあ。
あと、カレンダー付きスケジュール管理ソフトも使い勝手がいいので簡単な日記帳代わりに使えます。
ただ、お楽しみのゲームアプリはどれもイマイチかな……DLできりゃ問題ないですけどね。音楽再生ソフトも付いててちょっと意外。本体へのアクセスができればコピらなくても手軽に使えます。手順はちょっとめんどいですけどネ……
それと、やっぱり素人が使うにはちょっとだけハードル高いです。シャットダウンするときにはまずデータのセーブファイル作らにゃならんのですが、それが英語オンリーな上、専門用語ばっかなのでぶっちゃけチンプンカンプン。それでも3回くらいコマンド総当りチャレンジで俺専用パピィが無事完成。
懸念してたホスト機への影響も全くなし。普通に使うぶんにはUSB以外干渉しないようです。これでネット環境あれば鬼に金棒でしょうか。素人制作のフリゲー楽しむとかいう特殊な目的がなければ充分使えるOSと断言できます。文章や表計算だけなら記憶領域もUSBにある分で充分でしょう。
でも、前述したように起動とシャットダウンはちょっと面倒。この弱点のため、お年寄りにはあまりオススメできまへん。アプリはいいもの揃ってるのになあ。
とにかく、しばらくはこの魅力的な仔犬との生活を楽しみたいと思います。




