素人的映画評論 2.5
大して内容もないような映画なのにまさかの2回めに突入。それでもイットさんよりはツッコミどころ満載で断然面白いです。
まあストーリーやSF考証なんかにツッコむような映画ではないんでしょうね。親子連れで楽しく見る娯楽作品だってのは分かるのですが……どう考えても子供に見せられる映画じゃないと言い切れるほど下ネタ&不謹慎ネタが異常なまでに充実してます。不謹慎ネタ大好きな自分などは大笑いさせていただきましたけどね。
作中にはアメリカが世界に誇る特殊部隊シールズが登場するんだけど、どうにもヤンキーの更生プログラムにしか見えません。制作は真面目に作る気はどうもなさそうです。そのシールズのマッチョマン共がひと昔前の筐体でゲーム特訓やってる映像の寒々しさといったら! ゲームに熱中する姿って、客観的に見るととても情けないという事実を本作は痛いほど教えてくれます。
またそのシールズがいざ実戦になるとまったくの役立たず。逆に元ゲーマーが光線銃ぶっ放して無双するというむちゃくちゃな内容。なんかこの映画、ゴーストバスターズにやたらインスパイアされてるような気もするんですけど、制作スタジオが同じなんでしょうか? 詳しくないので分かりませんけど。
お次の第2ステージ、パックマン戦では見るも無残な姿に改造されたミニクーパーでカーチェイス。恐らくスポンサーに付いたローバー提供なんだろうけど、よくスポンサーに付いてくれたな……一応地球の命運かけて戦ってるんだけどいかんせん街を使ったゲームなのでアトラクション楽しんでるようにしか見えません。
そういえばこの映画、有名女子テニスプレイヤーとか日本のゲームクリエイターっぽい人が出てるけど、そっくりさんだよねえ? まさかご本人とは思えないけど……もし本人だったとしたら騙されて出演したとしか思えません。
で、パックマン戦に勝ってお祝いムードのところへ宇宙人が反則したとか因縁つけてまた侵攻開始。小人ゲーマーがメガネにチートコードを書いてそれでカンニングしたってことらしいけど、カーチェイスでそんなチート役に立つんでしょうか? しかもその程度の反則、宇宙人なら見抜けよ! しかも見抜けなかったのに後で気付いてまた侵攻するとは大人気ない。それなら最初から正々堂々侵攻しろよ、と、妙な思考に陥ってしまいます。
そんで本気の侵攻してきた宇宙人の攻撃がまたドリーミー。ギャラガやギャラクシアンの敵キャラが空を飛びまくり建物はテトリスで破壊されたりと徹底してゲームにこだわった攻撃。なんかゲーマーの頭の中はこんな感じだと思われてるんじゃなかろうかと心配になってきてしまいます。




