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信玄の厠  作者: 厠 達三
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鬱い話

 なんか車の事ばっかり語ってるとかなりの車好きのように思われそうです。そんなに好きなわけでもないんですけどね。ちょっと気分転換図るためにも制作進捗でもやってみよっかな。


 自分的に今ちょっと気になってんのが執筆途中でもう一年ほど放置しっぱなしになってる三国志モノ。とりあえずラストまでの大枠はできてるので(頭の中で)そんなに困ってもいないはずなんだけど、何故か気分が乗らない。導入部分の決闘シーンまで描いてさあ、ここから国家、群雄、陰謀入り乱れる歴史戦国絵巻が開幕しますよ、ってな段階でストップ。こっから一番盛り上がるところなのに……ナゼだ!?


 部分、部分の重要なイベントは割と描きやすいんですよね。ただその繋ぎになる日常とか伏線の張り方が難しい。迂闊に妙なキャラ登場させたり変なこと喋らせちゃったら後で重大な齟齬が出る可能性があります。それでなくてもストーリーに深みを持たせるために予定にない登場人物がどんどん出てくるし。多分、今まで自分が書いてたものの中で最多じゃないだろうか。さらに無駄に長い。次のイベントに進むまでの展開が遅い上やたら説明を入れ込んでるもんだからストーリーが全然進まず。登場人物も作中でかなり考え方が変わっていく予定なんだけど、そこまで持っていくのが大変。いきなりキャラチェンジとかさせて読者様を困惑させるわけにもいきません。これまた自身の作品では最長記録じゃなかろうか。

 

 かといってどうでもいい日常風景描いてたらストーリーが遅々として進まないし。でもそれがないと主要人物の心情が伝わんないし。いや、これは腕がないだけだな。

 それと歴史小説は意外なところで躓きやすい。資料が乏しいと日常風景描くのもひと苦労。食べ物とか風俗だけでしばらく悩むことなんてしょっちゅうです。


 いや、それらは今までも何度かあった。それでもなんとか数本書き上げられたのは素人の投稿作品だから。明らかに歴史考証がおかしそうなシーンでも趣味で書いてるぶんにはどうにか目をつぶれるもんです。実際いま書いてる作品でもそれやってるし。


 一番の問題はこの作品が自分に一番向いてないっぽい鬱系ストーリーだからでしょう。ストーリー全体が鬱々としてるし死人もいっぱい出る。主要人物も大体ネガティブ思考なので前向きな展開になりようがない。オマケにラストも後味の悪いものになってるから読後感爽やかなんてことには絶対なんない。これが一番モチベが上がんない理由でしょうか。

 主人公にしたって全然魅力的じゃないネガティブ性格、不幸な生い立ちというハンデ。これで書く気が出るわけない。ライバルキャラにしてもどいつもこいつも性格に問題ある凶悪犯みたいな連中ばっかり。まあ、三国志なんだからある意味しかたないというか。

 しかも今止まってるのがこれまた主人公がさらに鬱の道に入っちゃう、ストーリー中でも結構重要なイベント。ただこれ、自分で描いててもキツイというか、これ読む人がいたら嫌な気分にしかなんないだろうなあ、というのが正直な感想。自身の体験とかも入ってるからなお書いてて辛いんだろうなあ。


 そんなもんだからもう書くのも嫌になって放置してるわけですな。結局、これが書けなくてストップしてるもんだからホラーやラブコメとかあれこれ手を出してこれが全部書きかけで放置。いかん、どんどん負のスパイラルに陥ってゆく。

 こんな時はどうすればいいんだろう。嫌になったのなら書かなきゃいい。楽しくないならやめればいい。気楽な素人なんだから。でも、なかなかそうもできない事情がありまして。


 小説書いてる人なら知ってると思うけど、書きかけのまま放置してる作品があるってのはどうにも居心地が悪いものです。例えは汚いけど残便感のようなものでしょうか。食事中の方はまことに申し訳ありません。

 

 とまれ、その気持ち悪さを抱えたまま次の作品へ……て切り替えはなかなかできないものなのです。いや、できる天才もいるんだろうけど。

 今の自分にはこの作品を書き上げるだけの経験とか筆力が備わってないと割り切るべきなんだろうか? 自分ごとき素人に三国志のタブーに挑むなど無謀もいいところだったということなのか。

 まあ、無謀な挑戦でも何でもどうにかその作品を書き上げたくて、ここでこうやって生産性もない愚痴をこぼしてるわけです。

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