第六章のあらすじ・登場人物
【「第六章 妖霧立つ森」のあらすじ】
琅華山へと足を踏み入れた麗蘭たち。黒神の力に制圧された森で、次々に現れる異形の群れに襲われる。
戦いの中で蘢と魁斗と別れてしまった麗蘭は、瑠璃の幻に囚われ辛い裏切りの記憶を呼び覚まされる。敵だと分かっていても戦いたくない、戦えない麗蘭に冷たく笑い掛けると、瑠璃は消えて行く。
一方で麗蘭を見失った蘢たちの前には、実体の瑠璃が現れていた。彼女は使役する妖と魁斗を戦わせて彼を挑発し、自分は戦わずに去ってゆく。
瑠璃が消え、何時の間にか夢の中に迷い込んでいた麗蘭は、顔が隠れた蘭麗と会い見える。蘭麗に嫌悪と憎しみをぶつけられて突き放されるが、麗蘭は真っ直ぐな想いを伝えて必ず助けに行くと約束する。
人ならざる少年――黒神に惑わされ心を揺さぶられた蘭麗は、寂しさの余り力を暴走させて麗蘭の夢に現れ、負の感情を溢れさせてしまったのだ。
目覚めた麗蘭は、山を覆う黒神の力の根源……邪剣淵霧を見付ける。麗蘭の代わりに彼の剣を引き抜き瑠璃の術を破ったのは、妖王邪龍だった。
妖王は麗蘭に開光の条件として奈雷の神剣『天陽』の存在と、何らかの『犠牲』が必要であることを教える。
【「第六章 妖霧立つ森」の主な登場人物】
◇清麗蘭
蘢と魁斗とはぐれ、夢幻の瑠璃と蘭麗に会う。
また、二年ぶりに妖王と再会する。
◇蒼稀蘢
怪我で本調子ではない中、襲い来る妖に応戦する。
◇伸魁斗
蘢を気遣いつつ、圧倒的な力を見せつけ妖を斬ってゆく。
瑠璃と対峙した際、彼女の一言に黒神への恨みを垣間見せる。
◇清蘭麗
麗蘭の夢に現れ、押さえつけていた心の闇を発露してしまう。
◆妖王(邪龍)
黒神の異母弟であり、妖たちの始祖。千五百年前に黒神が天界で造反した際は彼に味方し、天帝に依って再び地上に落とされた。千五百年間、人界で光龍と闇龍の争いを近くで見て来た唯一の人物。
二年前麗蘭の前に現れて戦い、大きな力の差を見せつけている。
自分の領土である琅華山を黒神に侵され、淵霧を抜いて妖たちを救うべく自ら赴いた。
◆晶瑠璃
魁斗と蘢の前に現れ、黒神の言葉を伝えて魁斗を煽る。
妖王から淵霧を受け取り、主に返すため戻って行く。
◆黒神(黒龍)
少年の姿で蘭麗に接触していたが、ついに本性を表す。




