第四章のあらすじ・登場人物
【「第四章 紫蘭に捧ぐ」のあらすじ】
大怪我を負った蘢を連れて、彼が口にした兒加の「碧雲楼」に向かう麗蘭と優花。其処は蘢の幼馴染である號錘と玉英が切り盛りする、小さな宿屋であった。
麗蘭たちは、蘢が平民出身の戦争孤児であること、號錘たちとは同じ孤校で育った同門であることなど、彼の意外な生い立ちを知る。
一方茗では、珠帝が諮問機関である枢府を通さず勅令を発し、政情不安に陥っていた。帰国した青竜は、珠帝の焦りが彼女の陰に潜む『人ならざる者』の影響によるものと見抜き危機感を抱く。
そうした状況の中で、青竜の前に一人の美女が現れる。彼が元凶と疑う黒神の巫女、瑠璃であった。彼女は自分を撥ねのけた青竜に意味深な言葉を残し、姿を消す。
碧雲楼に運び込まれた二日後、蘢は漸く目を覚ます。彼は自分が『紫蘭の君』と呼び、想いを抱き続ける蘭麗姫との出会いを夢に見て、姫を助け出す決意を新たにする。傷ついた身体を奮い立たせ、麗蘭と優花と共に次なる地白林へと出立するのだった。
【「第四章 紫蘭に捧ぐ」の主な登場人物】
◇清麗蘭
蘢を碧雲楼へと運び込む。
自分の過ちゆえに蘢が傷付いたと感じ、深く反省する。
◇蒼稀蘢
青竜から受けた傷が深く、数日間眠り続けた後復活する。
◇伯優花
其の身に半分だけ流れる妖の血により、大鷲に変化。麗蘭と蘢を背に乗せて兒加まで逃げる。
◇號錘
蘢の幼馴染。蘢や玉英曰く、子供の頃は喧嘩っ早い餓鬼大将であった。
宿屋碧雲楼を営んでいる。
◇玉英
號錘と同じく蘢の幼馴染で、二人の姉的な存在。州候の医官であった師から医術を習ったため、其の心得が有る。
◇清蘭麗
恭月塔に現れた謎の『人ならざる少年』に出会う。
◆珠帝(赤珠玉)
聖安との開戦を急ぎ強硬策を取っている。光龍の力に只ならぬ執着を見せる。
◆青竜
麗蘭たちを取り逃がした後、一旦帰国。珠帝の焦りを見て、主を取り巻く黒の力をより警戒している。
◆晶瑠璃
青竜に接触する。




