145.第2部完結&1,000,000UV突破記念 ※画像が表示されます
オーラム「レオお兄ちゃん♪」
レオ「うお!? その呼び方は止めてくれないかオーラム」
オーラム「ではレオ様とお呼びしますね」
レオ「普通にレオがいいんだが」
オーラム「呼び方くらいは自由にさせてくれるって約束です」
レオ「そうだったな」
オーラム「お忙しいところ、わざわざ城まで足を運んでいただいてありがとうございます」
レオ「気にするなって。ちゃんと学園の仕事は片付けてきたから心配いらないぜ。それで今日はどういった用件なんだ?」
オーラム「あ、あの……このドレス……いかがでしょうか?」
レオ「純白か。清楚なオーラムにぴったりだ」
オーラム「あ、ありがとうございます」
レオ「ええと……そうだな。オーラムの髪って透き通るような金髪だから、白いドレスと合わさってまるで天から降りてきた女神みたいに見えるぜ」
オーラム「お、お兄ちゃんやめて。恥ずかしくて死んじゃいます!」
レオ「恥ずかしくないって。本当に良く似合ってるよ」
オーラム「実はこのドレス……お母様のものを仕立て直したんです」
レオ「そうなのか。じゃあいっそう大切にしないとな」
オーラム「はい。ええと……その……」
レオ「それで俺に用事っていうのは?」
オーラム「は、はい! 実は創作料理が完成したので、試食もお願いしたくて」
レオ「そっか。それは楽しみだな。どんな料理なんだ?」
オーラム「お肉やタマネギ、ジャガイモにニンジンなどを煮込んだクリーム系のシチューのような料理です」
レオ「ようなって……何か違うのか?」
オーラム「とある国の大商人の方から、複数のスパイスをブレンドした特別な粉をいただきまして、とても香りが良いのでシチューに合わせてみました」
レオ「それって……黄色というか茶色っぽくないか?」
オーラム「はい! どうしてわかったんですか?」
レオ(――それはきっと、カレーだ)
オーラム「それと、アルジェナが東方の国の料理に関する本を見つけてくれたので、今日の午前中にフローディアと三人で麺を作ってみました」
レオ「麺って……小麦でか?」
オーラム「塩と水を加えて練るのですが、力が無いのでその……生地を足で踏み踏みするんです。も、もちろん衛生には気をつけていますから。その生地をしばらく寝かせてから、四角く延ばして折りたたんで、切っていくんです」
レオ(――それはきっと、うどんだ)
オーラム「その麺と、先ほどのスパイスシチューを組み合わせた、新しい料理に挑戦してみました」
レオ(――カレーうどんじゃないか!?)
オーラム「では、熱々のうちに召し上がっていただきたいので、さっそくご用意しますね」
レオ「ちょ、ちょっと待ったオーラム! そいつは危険すぎる」
オーラム「味見をしましたから大丈夫ですよ?」
レオ「いや違うそうじゃなくて、本当にやばいんだよ! その組み合わせの料理は“白”の大敵なんだ! ドレスが危ないんだよ!」
オーラム「あっ……そういうことですね。大丈夫です。お料理をする時は、エプロンに三角巾の、宮廷料理研究家の姿に戻りますから」
レオ(――戻るって、そっちが本職かよ!)
オーラム「いつもの場所で待っていてください。すぐに支度をしてきますね、レオお兄ちゃん♪」
・タイトルロゴデザイン
ニ瀬古 ユキ
http://blog.nisekobox.com/
・イラストレーション
じょん
http://www.pixiv.net/member.php?id=183682




