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一日十六時間勉強したら? (1)

 一日十六時間労働したら、出世する

 という、面白いフィクションを読んだので、

 一日にどのくらい勉強したら、おいしい思いが出来るのか、考えてみたいと思います。

 この、

 おいしい思いが出来る

 というのは、あくまで、勉強と労働を比べた場合で考えていきたいと思います。

 先ず、労働のほうですが、出世するためには、当たり前ですが、

 正社員

 でなければなりません。次に、

 これから数十年に渡って発展し続ける企業

 に勤めていなければなりません。企業自体が出世し続けてくれないと、

 個人が出世するのが難しくなる

 し、仮に、少しくらい出世しても、

 給料が上がった以上にリストラされるリスクが上がる

 ため、おいしいとは言えなくなってしまいます。

 私が五十三歳の頃、中学の同窓会に強引に誘われて、迎えが来て、連れていかれたのですが、皆リストラに近い状態で、暇そうにしていました。暇だから、同窓会も開けたし、わざわざ私を呼びに来れたのでしょう。

 中には、どう考えても、

 出世に強い

 人もいました。三十年以上前に就職する時は、

 「お前、うちに入れ!」

 で、

 先輩に銀行に入れられた

 と、言っていました。

 その男は、勉強が得意で、スポーツも抜群で、人当たりがよく、気配りが出来て、人望がありました。

 本当に頭がいい

 とは、彼のことだ、と、皆、今でも言っています。私が勝てるのは身長だけです。彼は背が低いのです。

 そして、全くぶれない強い意思を持ち、当然努力家です。

 今でも走っていて、それを見た人が

 羨ましい

 と言っていました。

 学歴は慶應の野球部で、高校も進学校です。

 スポーツ選手を一人もとらず、勉強だけで入る名門校で

 甲子園

 に行きました。

 そこで、史上初の快挙を成し遂げたメンバーの一員です。当時の日本人なら、誰でも知っています。

 この

 日本人なら誰でも知っている

 これより仕事に強い条件を、私は知りません。

 中学の時から女にモテましたし、甲子園の実績がありますからね。

 一部上場会社の社長家の婿養子になった

 という噂を信じていました。本人は、

 それ、俺じゃない

 と言っていましたけど。どちらにしろ、離婚されてしまったので。こんな優れた奴が離婚されちゃうなら、

 俺なんか!

 と思えて、気楽です。

 「老兵は消え去るのみ」で書きましたが、妻に離婚を言い渡されて二月くらい経ちますが、なんとか今も、凌いでます。先日も、妻のマンションに泊まって、「キング オブ パスタ」というイベントに二人で行ってきました。やっぱり、修羅場は若い時にたくさん経験しておいた方が良いです。年をとってからの離婚は、キツすぎます。

 まあ、どんなに優れた人間でも、

 時代には勝てない

 ということで。

 フリー雀荘が全国に店舗数を拡大していた時には、

 勤めて、

 半年で主任

 二年で店長

 五年で営業本部長

 だと、雀荘の店長が言ってましたね。三十年くらい前の話です。

 今は、小子高齢化で日本人自体が減っており、全てが悲惨になっています。

 もう、二度と、あのような時代は来ないんでしょうね?

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