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プロローグ

かなり拙いですが、よろしくお願いいたします

 この学園に入学した理由は?と聞かれて「家から近いから」というありふれた理由で入学してきた新入生は今のところ私ぐらいらしい。

入学式初日、ガイダンスも終えて下校時刻という名の自由時間を与えられた新入生たちはおのおの早速できた友人たちと下校したり談笑していた。

そんな中、私は帰り支度を終えさあ帰ろうとしたところで隣の席に座っていたショートヘアが似合う女の子に先の質問をされたのであった。

「驚いた…もしかして皆谷(みなたに)さんはこの学校が何て呼ばれてるのか知らないで入学してきたの?」

「うん、そうなんだけど…ちなみになんて呼ばれてるの?」

その答えを聞いた隣の席の彼女はとても驚いた顔をしたが

「知らないなら教えてあげるわ」

と言ってこの学園の事を語りだした。

私立姫野学園、私、皆谷 真奈(みなたに まな)が入学したこの学園にはどうやら『百合の花園』という二つ名のようなものが存在しているようだ、県内唯一の女子校で生徒数も多く頭脳も優秀な生徒が入学する学校、というまともな学校だが、何故『百合の花園』などというちょっと気取ったような呼び名で呼ばれているのかというと、この学園に入学すると卒業までにはほぼ100%の確率で女の子同士で結ばれるというなんとも不思議な話から来ているという。

「その呼び名を知ってるってことは音野さんはもしかして…」

「ちょっと違うかなー」

隣の席で私に質問をぶつける彼女音野 涼(おとね りょう)は私の疑問に少し含みを持たせた。

「数時間前までは私も皆谷さんと同じく『家から近い』が理由だったんだけどね」

「数時間前…?」

今までキリッとしていた音野さんの雰囲気が変わったように見えた。

「さっき新入生向けのガイダンスあったでしょ?あの時ね…」

「あ、涼ちゃんいたー!2組だったんだね探したよー」

突然音野さんの背後に私よりも長いロングヘアの女の子が抱きついてきた。

「もう、(けい)ちゃんってば後で私から迎えに行くから教室で待っててって言ったのに…」

「だって、私のクラスの人ほとんど帰ってさみしかったんだもん…」

「ん、そっか、ごめんね寂しい思いさせちゃって」

「えへへ…」

そしてその女の子は目の前で呆気にとられている私をおいてけぼりにして音野さんといちゃいちゃしだす。

なるほど『百合の花園』とは言いえて妙だ、ちょっと周りを見渡してみると今教室に残っている

女の子は同性である私の目からみてもカッコいいとか可愛いとかキレイとか思える人ばかりだ。

ただ、そういう女の子は大体別の女の子と目の前の二人のようにいちゃいちゃやっているがいずれ、私もあのように毎日女の子といちゃいちゃするようになるのだろうか?

自分が目の前にいる音野さんのようにいちゃいちゃしている姿が想像できない。

しかし、私はこの『百合の花園』での生活の中であらためてこの二つ名の意味を理解させられることとなった。


いきなり女の子同士で盛ってますが終始こんな感じのノリです

更新のほうは頑張りますんでよろしくお願いいたします

ここおかしくね?みたいな部分がありましたらドンドンお願いいたします。

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