ぎぎさん! 心臓止まるかと思ったわっ!
(2022.4.2の出来事です)
朝、スマホがぶるぶると着信を知らせてきた。知らない番号だが出てみる。
「もしもし、郵便局です。代引きのお荷物が届いてますがご在宅でしょうか?」
「はい、家にいますが……うーん、代引き?」
「品物は種芋って書いてあります。代金は十二万円です」
「あー! 頼んでたじゃがいもか!……はぁっ!? 十二万? 一万二千円じゃなくって!?」
「……。十二万円ですね」
「うっそ、まじか。あ! 段ボール何箱ですか?」
「一箱で、二十キロは無い感じです」
「うわぁ……絶対、値段間違ってる。発送元に電話して確認するしかないかー」
「そうですね。伝票に電話番号がありますので、お届けしますね」
「お願いします……はぁぁ」
数分後、配達に来た郵便局員さんの前で発送元に電話をかけた。
「はい。◯◯会社です」
「注文してた種芋が届いたんだけど、三種で合計十一キロしか頼んで無いのに請求が十二万円なんだけど……」
「ええ!? それはおかしいですね! 桁、間違って入力されたみたいです。本当にすみません」
「どうしたらいいの?」
「一旦、送り返してもらって、正しい金額で至急発送します。機械的な問題で、この電話越しで値段を変更出来ないんですよ。すみません」
「……おぉう。わかりました」
「こちらの受け取り拒否の用紙にサインを下さい」
「はい。面倒かけたね、郵便屋さん」
「いえいえー。では、返送いたしますねー。失礼します」
「よろしくお願いします。……肝が冷えたわ……」
今朝の出来事でした。朝から心臓がきゅっとしましたよ。やっと届いたと思った種芋さん、すぐに実家に帰っていきました、ははっ……。
ちなみに今年は『インカのめざめ』三キロ、『シャドークイーン』四キロ、『ノーザンルビー』四キロを注文していました。各四千円位で合計一万二千円です。
ちなみに十キロ詰めを買うとお安くなって、一万円しないくらいになります。つまり十二万円も買ったら百二十キロの種芋が……二十キロの箱で六箱。
百二十キロあると雑な計算で、面積で一反(10㌃)くらいは植え付けが出来そう。
どこぞのJAの指針では、一反分じゃがいもを作付したら収穫目標は二千五百キロ。に、二トン半だと……。
「食べる分といくらか売れればいいやー」なんてレベルじゃないっ! うちみたいな零細農家の度を超えてるわー!
というわけで、今日は朝からどっと疲れて、一日中ちょいミスを繰り返すぎぎさんでありました。




