奥さん! 怪我してませんか、無事ですかっ?
おおお、奥さん! 13日深夜に地震がありましたね。怪我してませんか、無事ですか?
特に工学紳士、大丈夫ですかー?
奥さんはご家族も大事無く? 心配です。え? 旦那さんが無事で残念? 生命保険が……って、奥さんなんか黒い本音が漏れてますよ……。コワイ。
ちょっとブルッとしたとこで、野菜のお話へ。
もう春が近づいて来ていますので、今回は家庭菜園やベランダ栽培に役立ちそうなお話でもしますかー。
早ければ3月あたりからホームセンターで野菜や花の苗が売り出されますね。あ、西日本や特に九州はどうなんでしょう? もう苗を買って定植してあるのかな。あ、専門用語出てきちゃうな。
すでに『定植』が農業用語でしたね。まぁ大体の人は分かっているでしょうが『植物を苗床から田畑に植え、本式に栽培する事』ですね。
『定植=苗はもう動かさない』になりますねー。文字にすると逆に分かりにくい気がします。
ふぇ? 奥さん『定植』知らないの。……あぁ奥さんはコンクリートジャングルのタワーマンション住まいでしたね。愛車はAMGですもんね……。
あとは寝てて良いです。
あー、涙目でにらむのはやめて下さい。仲間外れにしてないです。こうしましょう! 奥さんちのベランダは日当たりサイコーなんで、ミニトマトをプランター栽培しましょう。良くできますよー。
……たぶん。
さて、土も触れなさそうな奥さんは置いといて、似た言葉で『移植』があり……いったいっ! ピンヒールで足を踏みましたね。あれ? あー、奥さんテキスト違いますね。
スゥタァッフゥー! スゥタァッフゥー! この奥さん隣の会場、『野菜ソムリエ講座』だから。連れていって。……ふぅ、これで邪魔者は居なくなりました。
えーっと、『移植』でした。これは『植物を現在植わっている場所から移す』と言う範囲の広い意味を持ちます。さっきの『定植』も『移植』のひとつとも言えます。『最後の移植=定植』となります。
ガーデニングや家庭菜園をしたことの無い奥さんは、農業的な『移植』よりは新聞で『臓器移植』として目にする方が多いじゃないでしょうか。
さて、家庭菜園で1番重要な事、なんだか分かります? 土づくり? 水管理? お手入れ?
どれも重要ですが違います。1番は『苗』です。買う場合『苗選び』になりますねー。
農家が古くから使う言葉に『苗半作』と言う言葉があります。『苗の出来不出来で、作柄の半分が決まる』という意味です。
良い苗ならば、病気に強くすくすく育ち、自然と収穫も多くなる。
悪い苗ならば、病気に掛かりやすく、途中の管理に手を尽くしても収量が少なくなります。
なのでより良い苗を選びたいですね!
良い苗の特徴を挙げていきましょー。
まず、苗の茎が太い。いった~、迷わずテキスト投げましたね? 何にも言ってないじゃないですかー。チラッと奥さんと目が合ったと……はい、ごめんなさい。奥さんがホソスギテシンパイナンデス……。
つ、続いて、葉っぱに厚みがある。え? 元勇者奥さん、なんで抜刀したんです? 本当に良い苗の特徴を説明してるんですって! 信じて!
葉の色が鮮やかな緑色。妙に黄色っぽかったり、濃すぎて黒く見えるとか褐色の斑点があるものは避けましょうね。すぐ病気が出て枯れますから。
葉っぱが密に出ている。ふさふさですねー。あんまりすかすかぴょろんだと、育ちが悪いです。
ん? 奥さん達、何で私の頭を見てるんですか? クスクスニヤニヤ止めてー! 泣いちゃいますよっ!
くっ、次は節間が短く、ひょろひょろ徒長していないもの。節間とは葉っぱの出ている節と節の間の事です。ここまでの特徴をまとめると、ずんぐりむっくりでがっしりした苗が良い苗ですね。
奥さん好みの高身長のすっとしたイケメンみたい苗を選んじゃダメですよ? あとで後悔しますよー。実はホストでした、みたいな。
あとは、ちょっと触ったくらいで根元がぐらつく苗は避けましょう。根っこの張りが悪いので、定植後の生育に差が出ます。
下手すると根っこが痛んでいて、すぐ枯れた……なんてなりかねません。
たまーにあるんですが、アブラムシが着いてる苗が売られていたりします。絶対買わないように。
苗の売り場担当が、目の悪い店員さんだと見落とちゃうんでしょうね。ヤツラ小さいですから。
あとは下葉、根元側の葉っぱと子葉がしっかり着いてると良いですね。これでほぼ見分け方はさらしました。これ以上は経験でしか区別出来ませんし。
初めて野菜栽培に挑戦する人や初心者は、ミニトマトがオススメですね。トマト専用に肥料を配合した土が売っています。
しかも、袋の口を開け直接苗を植えて良いものがあり、プランターすらいらないんですよ。ナスも有ったような。
キュウリも割りと簡単ですので、酷暑の多い近頃ですからグリーンカーテンにどうでしょう? ゴーヤが好きな人は一緒に栽培しても良いですね。
ん? 私はゴーヤ嫌いです。でもいずれ紹介はしますね。
あっと、『一緒に』と言いましたが、さっきの土の袋は1株しか定植しちゃダメですよ。1株に1袋です。肥料が足りなくなっちゃいますからね。
ベランダ栽培をしようと考えている奥さんはご注意を。ベランダのコンクリートや金属は、日差しで非常に熱くなります。
そこにプランターや先ほどの袋を直接置くと、熱が伝わってしまい土の温度が上がり過ぎてしまいます。
ベランダ栽培での失敗要因ナンバーワンです。
対策としては、すのこなどを敷いて空間を作ってあげるか白いタイルを引いて温度上昇を防ぐのが良いでしょう。
最近はオサレな空中栽培キットやハンギングプランターでハーブ栽培などもありますね。ハンギングはぶら下げるタイプのことです。狭い空間を上手に使えます。
自分で栽培して収穫したお野菜。美味しさはひとしおに感じられる事でしょう。まだまだ外出自粛です、お家で出来る趣味のひとつにどうでしょう?『農業のススメ!』です。ではまた。
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