No.81 奇跡のニアミス
(´・ω・`)説明回です。申し訳ない
「さて、そろそろ話してもらえるか?2人のステータスと、装備とかの秘密をさ」
ヌコォVS鎌鼬、スピリタスVSトン2の激闘が終わり、ノート達はメンバーが新たに2人増えた『祭り拍子』の今後の方針を話し合うことにした。
しかし、方針を考えるうえでまず個々の能力は詳しく把握している必要がある。
馬車の中での移動は基本ノート達の事ばかりで、ノート達は鎌鼬とトン2がどんなことをALLFOでしてきたのか何も知らないのだ。実際に直接戦わなかったノートでも、普通のプレイヤーに比べて鎌鼬とトン2の装備やステータスの水準は異常なことは見て取れとれるほど。
これからを決める上でその点を詳しく聞いておく必要があった。
単純な話だが、幾ら鎌鼬とトン2が世界最高峰の才能を持つ超人であっても、出来ないことは存在する。
例えば鎌鼬の空間認識能力が優れていてもスコープも無しに数十km先の対象をヘッドショットすることは不可能だし、トン2の動体視力が異常でも至近距離で発砲された弾丸を躱すことなどできない。
そこには肉体の性能の限界がある。それは人間という種の限界と言った方が分かりやすいかもしれない。
しかしゲームの中ではその限界は突破できる。逆を返せば、ステータスに大きな差があれば、もはや人間対人間の戦いではなくなるという事である。
人間は豹より早くは走れない。象と綱引きをしても勝てない。これは当然のことと言える。
要するに、人並み外れた才能というモンスターエンジンを積み、尚且つランク11のステータスを誇るヌコォとスピリタスに対し、鎌鼬とトン2が対等に競ってること自体が異常なのだ。
ノート達の中で膨れ上がる疑問に対し、鎌鼬はゆっくりと語りだした。
「そうね………発端は、貴方たちが世捨て人プレイしてることによって起きたニアミスが原因ね」
「ニアミス?」
はて、鎌鼬とトン2に遭遇する機会など今まであっただろうか、とノートは考えてみてもあまり心当たりはなかった。
「そもそも、私は射撃部門で、トン2は総合戦闘部門で優勝しているのよ、運営主催のイベントで。それすら知らないのでしょう?」
「そうだったのか?確かに知らなかったわ」
実のところ、トン2と鎌鼬がALLFOを始めたのはサービス開始から少し遅れての事だった。
2人も当然ながらサービス開始と同時にALLFOをプレイしたかった。だが、2人とも抽選に落ちて第一陣としての参加は見送ったのだ。
この事はノートも聞いており、第二陣、第三陣の抽選を待って当選したら教えると2人から前もって伝えられていた。
これを聞いたノートは以後、ALLFOに関する話を2人に一切しなかった。相手がやりたがってたゲームを自分だけが楽しそうにプレイしているのを話すなど、常識的に考えて無神経だからだ。
そう、ノートは2人を気遣って自分でのALLFOでの現状を語らなかったし話題にもしなかったのである。
一方、第一抽選に落ちたトン2と鎌鼬。
だが彼女たちは世界有数のVR・Eスポーツプレイヤーである。
日本のEスポーツ業界としては、来年の大会から正式に導入される第7世代型VRを積極的に体験し感覚を2人に慣らしてほしかった。
なので、2人が抽選落ちした事を聞いたコーチ陣などが、自分たちの持ちうる伝手を全力で駆使し、2人分のALLFOアカウントを確保してきた。
それが大体、ノート達が運営と交渉を行ってから少し後のタイミングである。
ノート達がナンバーズシティから完全に離れた時と入れ替わるように、彼女たちはALLFOをスタートしたのだ。
予期せずして、少し遅れはしたものの第一陣として参加が可能になった鎌鼬とトン2。2人は敢えてその事実をノートに伝えずに、いきなり遭遇してノートを驚かせてやろうと考えた。
そこに深い意味はない。好意を寄せる相手へのちょっとしたドッキリ程度の気持ちだった。
ALLFOの一プレイヤーとして参戦した鎌鼬とトン2はいきなりナンバーズシティ間の開通イベントに参加。
ランク1にして圧倒的な戦績を上げランクも上昇。矢継ぎ早に“取り敢えず試しに”とボロボロになりながらもたった2人でナンバーズシティの墓地を制圧してみた。
だが、ノート達にはなかなか会えない。どうしようかと考えた2人は、もしやPKプレイヤーとして既に活動を開始したのでは、と考え、PKプレイヤーを探して片っ端から襲撃し“殲滅”してみた。
もしノートなら、PKプレイヤーを潰し続けていれば必ず遭遇するはず。彼女たちはそう予測し、たった二人でありながらPKプレイヤーの死神の様にフィールドを徘徊し続けた。
そんな極端なロールプレイを続けていたある日、類稀なるプレイヤースキルとPKプレイヤーの多数討伐がトリガーとなり彼女たちにユニーククエストが発生する。
それも唯のユニーククエストではない。PKプレイヤーの多数討伐に紐づいた『バウンティハンターギルド』からの特殊超高難度クエストだ。
どれくらい難しいかと言えば、スピリタスが発生させたユニーククエストよりもわずかに難度が高いという超鬼畜仕様。端からクリアさせる気を微塵も感じさせない狂った難易度だ。
それを受理した鎌鼬とトン2は、意図せずしてスピリタスの様に異界に隔離させられてそのクエストを受けることになる。
この時、彼女たちがいずれPKプレイヤーとしてノート達と合流することを見越してプライバシーモードにしていなかったなら、ユニーククエストの受理がワールドアナウンスされノートも何か勘づいたかもしれない。
しかし筋金入りのPKプレイヤーであり、ゲーム内での身の振り方をノートから直接教わった二人は、当然の様に最初からプライバシーモード。彼女たちは人知れずユニーククエストを開始する。
軽い気持ちで受けたクエストは、鎌鼬とトン2の二人であろうとも大苦戦を強いられるほどの調整をミスしたとしか思えない鬼畜難易度。
ただ、クエスト内容自体は非常にシンプルだった。
それはバウンティハンターとの1on1で10回勝利。ただし、初戦でトン2と鎌鼬を完封するほどにバウンティハンターはイカれた性能をしていた。
これにより、他のプレイヤー達から隔離されて鎌鼬とトン2はこのユニーククエストのクリアにつきっきりになる。
それが原因となって、日本サーバー最高峰の実力を持つ2人には(ノート達が盗賊側について大暴れした)『金犬の盗賊団』の掃討クエストが発行されることはなかった。
もしユニーククエストを受注しなければ、日本サーバー指折りの実力者である彼女たちには確実にクエストが発行され、ユリンと接触できただろう。
しかしここでもノート達と鎌鼬たちはすれ違う。
鎌鼬とトン2がようやくユニーククエストをクリアして異界から解放された時には、掃討戦自体が風化しかけていたような頃だったのだ。
想定よりもユニーククエストに時間がかかりすぎた。そこでノートの気を惹けるような事がないか彼女たちは考える。それに丁度よかったのが、運営主催のPvP大会。
ぶっ壊れ難度のユニーククエストをクリアして戻ってきた彼女たちは、ステータスに大幅な調整がかけられても尚、目論見通りぶっちぎりの優勝。優勝者限定特典も受け取り一躍時の人となるが、それでもノート側から何のアクションもない。
一方、ノート側はそもそも街に居ないし、自分たちには何ら関係ないプレイヤー側の動向はほぼ関心がない。掲示板で生産関係などの情報は取集していたが、戦闘関係に関してはあまり着目していなかった。
故にノート達はトン2と鎌鼬の優勝を知ることは無かった。
もはやここまで来るとトン2と鎌鼬も意固地になっていた。敢えてノートにはなにも伝えずになんとかALLFOでの遭遇を果たそうとしていた。その為にPKプレイヤーをそれからも数多屠り、ついでに見つけた盗賊団の根城も二人でほぼ制圧。ノート達を捜索し続ける毎日が続いた。
よもや度々プレイヤー側で騒ぎになった事件の裏側にノート達がいたことなどは知る由もなく、サーバークラスを揺るがす大騒ぎを巻き起こしたことでようやくノート達が今どんな状態なのかをトン2と鎌鼬は確認できたのだ。
因みに、彼女たちがノート達をピンポイントで発見できたように見えるが、ユリンの漏らした情報だけがそれを可能としたわけではない。
ユリンも、現在位置に関してはほぼ特定不可能な情報しか与えていないのだ。
それでも彼女たちが発見できたのはユニーククエストクリアにより習得したスキルのお陰。
そのスキルの能力は、簡単に説明すると『バウンティハンター』の粛清対象になる存在を限定感知するという効果を持つ。
それを使ってユリン達の正確な位置を割り出した、というわけである。
「それじゃぁ、ステータスのお披露目だよ~」
そんな2人の現在のステータスは――――
―――――――――――――――――――――――――――――――――
名前:鎌鼬
種族:邪地仙
ランク:10
性質:極悪
正職業
❶魔霊弓士:I
❷機構狙撃手:H
❸粛清者・背教:I
副職業
❶測量士:C
HP:198/198
MP:404/404
筋力:F
体力:G
敏捷:C
器用:S
物耐:F
魔耐:E
精神:A
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―――――――――――――――――――――――――――――――――
名前:トン2
種族:邪地仙
ランク:10
性質:極悪
正職業
❶彩芸武士:H
❷纏霊侍:I
❸粛清者・背教:I
副職業
❶曲芸師:C
HP:1021/1021
MP:202/202
筋力:B
体力:C
敏捷:A
器用:S
物耐:D
魔耐:E
精神:G
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ノート達も思わず言葉を失う物だった。
◆
「いや、まさかとは思ってたけど、やっぱりランク10超えてたのか」
「ん~まあね~。あのクエスト、すっごい難しかったからさぁ」
ノートは2人のPvPを見ていて何となく予想はしていたのだ。
ノート達がランク10の壁を乗り越えた時、彼らのステータスは通常のランクアップの時より大きく上がった。色々なゲームでもあるように10の桁などのキリ番には明らかなボーダーがあった。
例えトン2と鎌鼬がどんな手品を使おうとも、ランク9以下のステータスでスピリタス達と競ることは不可能だとはノートは思っていた。
故に、彼女たちが競り合った時点でランク10に達していても意外だとは思わなかった。
問題は、正職業と種族。それらがどれ一つとしてスレでも未発見の物ばかりだったことだ。
これはユニーククエストによる物なのかとノートが問おうとすると、ステータスを見せたトン2と鎌鼬が不思議そうな顔をしていた。
「どうした、何かあったか?」
寧ろ色々聞きたいのはこっち側だが、と思いつつも、一度聞きだしたら止まらなそうだったのでノートは先に二人に質問をしてみる。
「んーっとねぇ、種族と職業が変わってる、かも?」
「やはりそうよね。私達はユニーククエストをクリアした後、種族が『地仙』になっていたのよ。それと、職業に『粛清者』が与えられた。それが『邪地仙』と『粛清者・背教』に変化してるのよ」
なんの前触れもなく変化した種族と職業。低品質なゲームならバグを疑うかもしれないが、ここにいる誰もがバグだとは思わなかった。
ではこれは一体どういう事なのか。一番最初に答えにたどりついたのはユリンだった。
「性質」
「え?なに?」
横にいたノートがギリギリ聞き取れるレベルのユリンの呟きにノートが反応すると、ある程度機嫌が回復し始めたユリンが自分の予想を語る。
「ボクの種族は”堕天使”。文字通り、天使が堕ちた存在。当然だけどこれは物理的な意味じゃなくて、性質的な物。
もう少し回りくどい言い方するとさ、堕天使は悪のサイドの存在だとしても『最初から堕天使として存在する』わけじゃなくて、元は天使だった存在が変化した物でしょ?そしてボクの性質は極悪。性質に連動して『種族が変わる』可能性はあるよね?」
「ああ、なるほど。そう言えば、『バウンティハンター』に関連したユニーククエストだったんだよな。だとすれば、『教会』サイドよりのクエストって事か。
一つ聞くが2人って元々の『性質』はなんだった?」
「これは事前に変わるって聞いてたから何も言わなかったけれど、元は中立の一段階上、『善人』まで到達していたわね」
「じゃあ当たりかもな」
トン2と鎌鼬はノートを探すためにPKプレイヤーを狩り続けていた。それが結果的に性質の向上に繋がり、ユニーククエストをクリアしたことで人間から一段階上の高潔な存在へと到達したことになり、種族は『地仙』、性質は『善人』へ至った。
また、ユニーククエストをクリアした報酬である特殊職業『粛清者』はいわば『バウンティハンター』と似通った能力を与える職業。悪しきを撃ち滅ぼす力である故に、この職業を獲得する前提として善性の強いプレイヤーであることが求められる。
それがどういう手違いか、PKプレイヤー志望のトン2と鎌鼬に与えられた。
AIは彼女たちを正義感の強い良いプレイヤーだと認識したようだが、彼女たちがノート達と合流する前、プレイヤーには手を出さずPKプレイヤーのみを殺したのは殆ど気まぐれに過ぎない。
簡単な話、表面上はプレイヤーと友好的に接しPKKプレイヤーとして振舞えば、自分たちにはPKプレイヤーの情報が必ず入ってくる。それだけの為に自粛していただけだ。
だが、世界最高の知恵を持つAI様もそこまで見抜くことなどできない。なのでうっかり殺人鬼をプリキュアに選ぶようなポカをした。
全てが善性のプレイヤーであることを前提とした物。しかしそれがネオンの初期限定特典『パンドラの箱』のチェインテンパーメントの効果により、2人の性質は『善人』から一気に『極悪』まで堕ちた。
それにより、清らかな心と澄み渡る技量の持ち主のみが成りえる『地仙』は『邪地仙』へと堕ち、圧倒的な力と如何なる理不尽な迄の力と悪にも屈しない者のみが成りえる『粛清者』は、背教者の烙印を押され『粛清者・背教』へと裏返る。
ユリンの『性質』の変化が原因とする推測は正しかった。
「うーん、でも、安心していいかも?パララ~っと見た感じ、能力値は減ってない。リバーシみたいに、白と黒がひっくり返っただけ~」
だが、これが変化しても、変わってしまった事による戦闘能力の低下がなかったのは幸いと言えるだろう。効果が変わったスキルや魔法は一度使って試す必要はあるかもしれないが、致命的な物は一つもなかった。
これにて疑問は解決し、問題がないこともわかった。
ここでようやくノート達はその正職業の全貌を聞くこととなった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
※地の文でダラダラと書いてると長くなるのでここに鎌鼬とトン2の正職業や装備品などを纏めます。
【鎌鼬】
①魔霊弓士
まず正職業を魔術師系と弓使いに。魔法の中でも召喚系の魔法をメインに習得し(墓地の制圧時、レアエネミーであるゴースト系モンスターの討伐がトリガーとなった)、弓使いとしての技量も十分であり、種族が霊術を使う『地仙』などの特殊な種族である場合、霊使いの弓使いの第二段階職業として選択可能。
この職業の壊れているところは、契約した使い魔(戦闘能力0)を使役することで矢の装填などをさせることができるところ。鎌鼬がボウガンの2丁撃ちなどという荒唐無稽な事が実現したのもこれのお陰。
➁機構狙撃手
『ボウガン』使いで、一定以上の命中率や射撃能力を持つ者が選択可能な弓使いの第二段階職業。『ボウガン』使用時に発生するモーション矯正に関して細かくカスタマイズができるので、ボウガン使いなら必ず選びたい職業。2丁撃ちでも照準が狂わないのはこれのお陰。
③粛清者・背教
本来は正義の暴力装置として『悪』を撃ち滅ぼす力は反転し『正義』を阻む力となった。これは職業としては特殊で、プレイヤーの力をサポートする系のスキルや魔法を覚えやすい。
例えば、もし『粛清者』のままであれば武器に聖属性の力を付与したり、相手の力を制限する封印系の魔法や、悪性特攻などの能力を得るというわけである。また、悪性の強い存在の探知なども可能である。
とにかく『悪』に対するアンチ能力を幅広く習得するのが『粛清者』という職業。これを極めて職を進化させて条件を満たせば――――。
『粛清者・背教』はこれが裏返った物。云わばアンチ『善』の能力、悪魔の先兵としての力を得ることが可能になる。三つ目に選ぶ職としてはかなり理想的。
【装備】※大体はすぐに切り替わるので主要な物だけ
メイン武器:銀聖之弓弩
ユニーククエストクリア報酬。聖属性の攻撃を可能とし、武器そのものに矢を増加させ散弾として射出するというチートくさい能力がある。ノート達の様な例外を除けば現時点でぶっちぎりの最強武器の一つ。
サブ(第二メイン)武器:黒剛角弓弩
墓地のレアエネミーのドロップやボス素材をなどを使ったボウガンを、PvP大会優勝時に得たアイテムで更に強化したボウガン。一般的なボウガンより大きく、速射性を捨てる代わりに威力に特化させた。
胴:正開の戦法衣
ユニーククエストクリア報酬。見た目はバウンティハンターの着ているコートに似ているが、色は黒い。このコートは徳を積むほどに白く染まり、いずれ性能的に使えなくなる時が来ても完全に白く染まり切った時にはぶっこわれ強化素材として姿を変える素晴らしい装備…………のはずだった。
アクセサリ:霊石の勾玉
墓地で非常に極まれに出現するゴーストが、これまたたまーにドロップするアイテムを加工した物。契約した使い魔の器であり、このアクセサリが破損すると契約は解除されてしまう。
【トン2】
❶彩芸武士
ほぼすべての武器(特に和風系)を使いこなす異常者のみが選択できる軽戦士系の第二段階職業。因みにトン2は剣、刀、レイピア、大剣、ナイフ、長槍、短槍、薙刀、斧、鎚、小盾が使用可能。状況に応じてこれらを変幻自在に使い分ける。裏を返せば、それぐらい出来ないとこの職は選択肢に出てこない。PvP総合部門優勝者が条件の一つに定められているチートくさい職業。
❷纏霊侍
刀使いが霊術を嗜む『地仙』となったことで選択可能になった職業。敵を倒したときに生じる負のエネルギーを自らに取り込み、それを自らの力として用いることが可能。近接専門でありながら、自分で自分にバフを発生させることができる。
❸粛清者・背教
上記同文。
【装備】※大体はすぐに切り替わるので主要な物だけ
メイン武器:魂噛之呪刀
紫色の禍々しい光を放つ刀。ユニーククエストクリアの報酬品で、この武器で敵を切るたびに呪いを受ける代わりに相手の力を部分的に奪うことができるチートくさい能力を持つ。なおこの呪いは呪いに強い耐性を持つ纏霊侍で無効化できるのでセットで力を発揮する物と考えていい。
この武器を使いこめば、禍々しい色は白銀になり正開の戦法衣同様に強化素材になる。
しかし…………呪いに抗わず、受け入れてしまうならば刀は使用者に牙を剥く。
サブ武器:不定
槍も斧もナイフも大体なんでも使える。
胴:闇穿の武法衣
見た目は異なるが性能は殆ど正開の戦法衣と同じ。




