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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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264、身辺警護

リゼットとの話が終わる頃にスティード君達が風呂から出てきた。この際だから情報共有といこうか。特にセルジュ君は事情通だしね。


「へえ。そんなことになってたんだね。長男派は劣勢とは聞いてたけど。これが貧すれば鈍するってやつなのかな。」


やはりセルジュ君の耳には入ってたのね。


「借金が白金貨千枚とか報酬が白金貨五枚とか大金すぎて理解できねーぞ……こちとら白金貨の一枚すら見たことねーのによ……」


七等星冒険者ならそれが普通だろうよ。


「まあ白金貨千枚の方は架空の借金だろうけどな。」


その額ってたぶんマイコレイジ商会が払えるか払えないかのギリギリを狙ったんだろうなぁ。えげつない真似しやがるぜ。


「そういえばさあ。話を聞いて気になったんだけど、長男派って五男派と合流してなかった?」


おお、さすがセルジュ君。そんな細かいところまで知っているとは。どうなんだリゼット?


「当初はその通りでした。しかし今は五男デルヌモン様の動きが見えないのです。離反したとの噂もありますが所詮は裏の取れてない噂ですし。不気味といえば不気味です。」


ほう。リゼットですら知らないってことは本当に何やってるか分かってないのか。あいつは私より五、六歳歳上だったかな。何やら暗躍してるのかねぇ。暗躍……今一番されてヤバいことと言えば……ダミアン暗殺? あいつ前も狙われたもんなぁ。さすがに今は警戒厳重だろ。


「今ってダミアンの警護はどうなってんの?」


「さすがカース様。デルヌモン様の動きを警戒されておいでなのですね。基本的にはラグナさんが付いております。また、ムリーマ山脈と領都と行き来する際には五等星クラスを護衛に付けております。また領都に新しくお屋敷を建てましたので、そちらに滞在する際は領都騎士団も護衛に加わっております。ひとまずは安心かと。」


「屋敷? もしかしてリゼットとの新居ってこと?」


「はい。その通りです。カールスも普段はそちらにおります。うちの商会だとどうしても警備が手薄なものですから。」


一番狙われるのはダミアン。次に狙われるのは息子か? 違うだろ……


「リゼットはどうなんだ? 今どう見ても一人だけど。」


「私も普段は新居と商会を行き来しております。その際は囮の馬車を数台用意して時間もバラしておりますので今のところは無傷ですわ。」


「それはいいけど、護衛は? まともな護衛を用意する気はないのか?」


リゼットが死ぬか拐われたら終わりじゃん。今や領都一の大商会なんだろ?


「あはは……それは耳が痛いですね。今のところジャンヌを代える気はないんですよね。」


「代えないのは構わないけどもう一人ぐらい要らないのか? それこそ五等星クラスをさ。」


ポンコツ護衛のジャンヌ。その実態はアジャスト商会のスパイって話だったよな。一度だけここぞって時に役に立ってもらうために雇い続けてるそうだが、本当に大丈夫か?


「さすがに五等星クラスを毎日雇ってたらさすがのうちも大赤字なもので……でもカース様にご心配いただけて嬉しいです!」


うーむ、確かにそれは一理あるなぁ。ダミアンかリゼットが死ぬと貸した金が返ってこなくなるから困るんだが……


「とりあえず強そうな奴隷でも買ったらどうだい? そしたらガチガチに契約魔法かかてやるけど。」


警護ってただ強けりゃいいってもんじゃないけどさ。それでも盾が一人いるだけでも違うだろ。


「それいいですね! ちょっと考えてみます! そこで、そのぉ……甘えついでにカース様、いいですか?」


「ん? 何か?」


「自宅まで送っていただけないですか? 実は護衛も馬車も先に帰しちゃったものでぇ……」


それわざとだろ……


「まー、別にいいけどさ。じゃあ行こうか。どうせここから近いんだろ?」


ダミアンちでもあるんなら貴族街にあるんだろ。


「い、いえ、それがその……貧民街の方で……」


「はぁ? 破極流の道場とかがある辺りか? なんでまたそんな所に……」


「土地の空きと建設費用の兼ね合いがありまして……」


あらまぁ。その辺の事情はさっぱり分からないぞ。まあ本人がいいならいいんだけどさぁ。


「つーか、前の俺んちはもう誰か家建てたの? あそこって結構広いよな。」


建物は楽園(エデン)に運んだけど土地は丸々余ってるだろうに。


「もちろんもう誰か住んでますよ。だってあそこ魔王たるカース様が住んでた土地ですよ? それはそれは大人気ですって。」


「あぁ、そうなのね。そんなこともあるのか。じゃ、行こうか。あ、アレクは待っててね。風呂上がりなんだからさ。」


そこまで寒いわけじゃないけど夜も遅いからね。風呂上がりにわざわざ外に出ることもあるまい。


「ええ、待ってるわね。」


その代わり私のほっぺにチュッ。これが嬉しいんだよなぁ。


「ちょっ魔王、さっきからフェリクス様が見当たらないんだけど!」

「フェリクス様はもしかして寝室なのね? ならすぐ行くのね。」


気づくの遅いって。大金の話をしてたもんだからそっちばかり気にしてたんだろ?


「外に出かけたぞ。どこに行くかは聞いてないな。まあ盛り場にでも行ったんじゃない?」


たぶん違うと思うけどね。


「ちょっ、そんなぁ! 私達がいるのに……」

「もしかしたら素人女は面倒だと思われたのかも知れないのね! やっぱりイケメンは違うのね!」


好き勝手言ってるなぁ。私もだけど。


「じゃ、後でね。たぶんすぐ帰ってくると思うから。」


だって飛ぶ気満々だもん。誰がこんな時間にあんな所まで歩くものか。往復二時間じゃきかないだろ。

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― 新着の感想 ―
カース、頼りにされてますね。
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