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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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256、魔王の邸宅

来てた。うんうん、ちゃんと着けたんだね。コーちゃん道案内偉かったね。

なおマーリンとは正門でばったり会ったらしい。タイムリーだね。

今日のマーリンは夜番か? 珍しいな。なんて思ってたら私達が領都に帰ってることを聞きつけて慌ててやって来たらしい。本来なら明日の朝に出勤する予定だったそうなのに。嬉しいねぇありがたいねぇ。

というわけでマーリンと家令ダムートンが揃ってスティード君達を迎え入れてくれたわけか。


「やあスティード君。お待たせ。ちょうどいい時にマーリンが来たらしいね。あ、この三人は同期の奴らだよ。」


同期ってだけで一緒に活動したわけじゃないんだけどね。でもたまにはそういう交流するのも悪くないからね。


「前の家も豪邸だったけど、こっちはもっとすごくてびっくりしたよ。同期? 六等星の? 若いのにすごいんだね!」


「いやごめん。違う違う。領都で受けた七等星試験の時の同期だよ。おお、お前らも領都の住人なら知ってるだろ? こちら猛虎スティード君。王国若手最強剣士のな? しかも四月から近衞騎士なんだぜ。」


「もおぉーカース君言い過ぎだよぉ……初めましてスティード・ド・メイヨールです。あ、本当はスティード・メイヨールなんだけどね。」


ああ、今の時期だけ平民だからね。


「も、猛虎スティード……」

「ぜ、全然強そうに見えないのに、ぜ、全然隙がない……」

「ぶちキレたら危ないって噂なのね! 気をつけるのね!」


「お前らスティード君が挨拶してんだからさぁ……」


「おっ、おおすまねぇ。七等星インダル・トウインだ。」

「同じ七等星ミラノ・ロンバルドよ。インダルとは別に同じパーティーってわけじゃないけど。」

「ウチはスカーラ・ベクトリーキナーなのね。」


ミラノはトマトちゃん。スカーラはにんじんちゃんと勝手にあだ名を付けたわけだが、インダルにも何か付けてやるべきか……


「えっ!? ベクトリーキナー!? あなたベクトリーキナー卿の関係者なの!?」


おや、サンドラちゃんいきなりどうした?


「あ……そういえばベクトリーキナーって言ってたわね……」


アレクもか。ん? ベクトリーキナー卿? あーー! 思い出した! 国に一人しかいない魔法工学博士じゃん!


「あらぁバレちゃったのね。どーも不肖の娘でーす。ちなみに二女なのね。フランティアには半分家出、半分黙認って感じで来ちゃったのね。」


ほう。少し興味が湧くね。ほんの少しだけ。


「ということはカッサンドラさんの姉にあたるわけかしら?」


カッサンドラ……これまた思い出した。王国一武闘会でアレクと準決勝で当たった子だよな。幻術使いの。


「そうなのね。よく知ってるのね。」


「さあさあ皆さん! お話は後にしてまずは夕食にしましょうね! たっぷり食べてくださいね!」


いいタイミングでマーリンが料理を運んできた。ダムートンも一緒に。肝っ玉母さんとロマンスグレー執事か。面白い組み合わせだわー。




みんな初対面だけど意外と話が弾むもんだね。ちなみにインダルはもう稽古つけてもらう気はなくなったらしい。賢明だね。たぶん稽古にならないと思うぜ? なぜならスティード君が酔ってしまったから。私とセルジュ君でどんどん飲ませちゃったからね。


「ねぇーーカースくぅーーん! 稽古しようよぉー! ちょっとだけっ、ねぇちょっとでいいからぁー!」


これこれ。こういうスティード君が見たいんだよ。つい先日はもう二度と飲まないって言ってた気がするけど。


「どうよインダル? 代わりにやんない? かなり勉強になると思うぜー?」


「ぜってーやんねーよ! やばすぎんだろ! そいつ室内でロングソード抜こうとしてんだぜ!? 真剣で稽古なんかやってられっかよぉ!」


やはり賢明だね。つまりインダルはまだ飲みが足りないってことか? せっかく我が家に来たんだから泥酔するまで飲んでってくれよな。


「そうか? 真剣の緊張感はいい稽古になると思うぞ? 魔物の牙や爪だって似たようなもんだしな。」


「そりゃあそうだけどょーー。相手ぁ猛虎スティードだろぉ? そこいらの魔物より百倍やべぇじゃんかよ……」


しかも酔ってるしね。あ、でもフェルナンド先生だって酔うと剣を使った芸を見せたりしてくれたよな。芸なのか稽古なのかよく分からないが。無尽流あるあるなのか?


ちなみにアレク達はにんじんちゃんを囲んで話が弾んでる。村長もその中にいるわけなんだけど意外と馴染んでるんだよね。村長とベクトリーキナー卿って絶対話が合うよね。むしろベクトリーキナー卿が村長を質問攻めにしそうなイメージだね。私はもちろん会ったことないけど。


「カース殿よ。儂は風呂に入りたくなったぞ。カース殿も付き合わぬか?」


おっ、村長いきなりどうした? 実はもうひとっ風呂浴びて眠りたかったりするのか?


「いいよ。行こうか。」


「ガウガウ」


おおカムイ。すかさず来たな。手洗いしろって? やってやるぜ。


「えぇーフェリクス様もう行っちゃうんですかぁ?」

「いいのねミラノ! ウチらも一緒に行くのね!」


「ちょっスカーラ、それはちょっと……」

「じゃあウチだけ行くのね! ミラノは後から入ればいいのね。」


「待て待て。儂はカース殿とゆっくり話がしたいのでな。おっと、狼殿はもちろん構わぬぞ。」


おや村長ったら。何か内緒話でもあるのかな? いや、それなら伝言(つてごと)使うか。まあいいや。


「じゃ、行こうか。ここの湯船もなかなか良いもんだよ。」


マギトレントでこそないけど美しいんだぜ?


「うむ。すまぬが待っておいてくれ。」


スティード君の相手はインダルにお任せだ。がんばれよ?

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『102、ご機嫌スティード』で3人組と家令の人は挨拶してますね。
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