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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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255、自宅までの散歩道

さて、店を出たら今度は休憩がてらお茶だったな。確かにちょうどいいタイミングだし。


「あ”ーー……何から何まで意味が分からんかったぞ……大金貨五枚がただになるかぁ!? あの木はそんなに高いんかよ? 切れっ端って言ってたよなぁー!?」


「高いぞ。例えば、これ持ってみな。」


魔力庫から不動をホイっとね。


「棍か? ぐえっ、なんだぁこの重さは……もしかしてこれさっきのと同じ木なんか!?」


誰かが驚く顔を見るのは気持ちがいいね。


「そういうこと。なんせ神木だからな。ほぼ無敵だぜ?」


アースドラゴンの装甲にすら穴を空けるぐらいだからね。


「もしかよぉ……これ相手じゃ稽古にならねーんじゃ……」


「たぶんな。防御不可能だろうしさ。」


よく気づいたね。一撃もらったら終わりだからね。まあ稽古するんなら使わないけどさ。


「お前こんなクソ重いの振り回せんのか?」


「まあな。」


不動を受け取り、軽く魔力を流す。


「ざっとこんなもんよ。」


体の前や上でぶんぶん回す。風を切る音が聞こえるだろ?」


「お、おお、マジかよ……そんなに軽快に……」


「なかなかやるだろ?」


そしてピタッと止める。こういうのは毎日の稽古が大事なんだぜ?




「魔王もすごかったけどフェリクス様すごい……魔力庫からあっさりときれいな原石が出てきて……」

「すごいのね。原石なんて深山の奥深くでしか見つからないと言われているのに。」


この二人は相変わらず村長の両腕にべったりだな。超イケメンな上に金持ちの匂いもぷんぷんすることだし、もう離れないんじゃないの?


「あっ、ここよ。前から来てみたかったの。」


ほう。私も来た覚えはないな。甘味屋ドゥレーベね。甘い物は嫌いじゃないぞ。


「うげっ、ここかよ……」


「ん? インダルここ知ってんのか? もしかして不味かったりする?」


「いや、ちげぇ……男がこんな店入るの見られたら大笑いされんだろうがよ……」


「そうか? そんならお前は帰っていいぞ。せっかくアレクがご馳走してくれるって言うのになぁ?」


その価値観は分からんでもない。ヒイズルでも甘味屋を出た時に笑われたりしたもんな。馬鹿な奴らだわー。


「い、いや! そんなことねぇ! もちろん俺も入るって!」


「店の前でガタガタ言う方が男らしくないかもな? 入ろうぜ。」


「悪いわね。ご馳走になるわ。」

「女神さんありがとうなのね!」


「ほう。甘味か。」


村長も嫌いじゃなさそうだね。





うん。美味しかったね。私はザクロとオレンジのカクテル。爽やかな甘さとほどよい酸味がいい感じだった。やはり知らない店にも入ってみるもんだね。ちなみにアレクも私と同じカクテルに何とかビネガーってのを追加していた。ビネガー……まだ領都で流行ってるんだろうか。

にんじんちゃんによるとかなり下火らしいが。それでも飲もうと思えば取り扱ってる店はそこそこあるとか。領都にビネガーが流行り始めたのって私達が初等学校の頃だったから……だいたい十年前か。えらく息の長い流行だよなぁ。他に流行る物がないからだったりして?


さて、まだ帰るには早い時間か。でも帰るけどね。帰り道も同じように店を冷やかしながらって感じでさ。




「なっ、なあ魔王……こっちって貴族街、だよな?」


「おう。言ってなかったっけ? うちはこっちだからさ。」


だんだん店が少なくなり立派な建物が増えていく。前の家も貴族街だったけど今の家は貴族街のほぼ中心だからな。


「どうやったら冒険者が貴族街に住めるんだい……」

「魔王さんすごいのね! 同期の誇りなのね!」


村長とのお喋りに夢中だった二人も驚いているようだ。この話さっきの甘味屋でしたと思うんだけどな。さては私の話なんか誰も聞いてなかったってことか?


「まあ、色々あってな。運良く手に入ったって感じかな。」


元はあのババア校長んちだったんだよな。それがまさかねぇ……


「そこを詳しく話せってんだよ。どんだけ悪ぃことすりゃ手に入るってんだよ。」

「そうよそうよ。そういえば魔王ってダミアン様とも仲良いらしいじゃない。」

「だとしたら悪いことしなくても手に入りそうなのね? 最近のダミアン様っていい噂しか聞かないのね。」


ほう。ダミアンやるじゃん。かなり真面目に頑張ってんだろうなぁ。たまにはうちに顔出してんだろうか。


「そろそろだ。お前ら泊まっていくんだろ?」


「い、いいんかよ……そんなら遠慮なく……」

「わ、私、フェリクス様と同じ部屋が……」

「お世話になるのね! フェリクス様と同じ部屋がいいのね!」


にんじんちゃんがぐいぐい来るね。私としては村長がいいならいいんだけどね。


「あ、そうだインダル。稽古がしたかったんだよな。お前幸運だぜ? 来客はお前らだけじゃないからさ。」


スティード君達がいるからね。いい稽古になるぜ?


「お、おお、そうかよ。そんならちっと頼みてぇとこだな。」


さあ、正門が見えた。スティード君達はもう来てるかな?

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― 新着の感想 ―
カースは悪いこと……してるのかなあ。
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