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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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249、ドキドキ同期

「ちょっと魔王! 私らが近くにいるのに無視するって何よ!」

「できれば気づいてほしかったのね。」


いや別に無視はしてないが……赤い髪とオレンジの髪の女の子。私より三、四歳上ってとこか。見た覚えがあるぞ?


「何だお前ら、いたのかよ。」


インダルは知ってるのか。言われてみれば本当に見覚えがあるような……


「魔王が同期に乾杯とか言ってる時からいたし!」

「いつ気づいてくれるかなーって待ってたのに! インダル君も魔王さんもにぶーい!」


思い出した! この二人も同期だ! インダルと同じ七等星試験の時の! まとめてサヌミチアニまで連れてった覚えがある。確かオレンジ髪にはにんじんちゃんってあだ名を付けたな。赤い髪の方は……トマトちゃんだったか?


「よう。久しぶりだな。二人とも元気そうじゃん。今から飲みに出るけど、何なら来るか?」


名前までは思い出せないけど。


「行きたいところだけどねぇ。そんな美人さんがいるんじゃあ行きにくいね。見ての通り私らは任務明けでねぇ。ちっとばかり汚いのさ。」

「噂の女神ちゃんなのね! ふわぁ……魔王さんが自慢するだけあるのね! きれぇ……」


『浄化』


事実を言っただけではあるが、アレクを褒めてくれたお礼だ。


「どうする? 来るんなら俺の奢りだが。」


「ちょ、魔王、そんなに私らに来てほしいってのかい。それなら仕方ないじゃないか。行ってやってもいいねぇ。」

「うわっ! きれーになったね!? 汗臭いミラノもフローラルなのね!」


私の浄化にそんな効能はないぞ。ただ無臭になるだけ。えーっと、赤い髪のトマトちゃんがミラノだったか。ならばニンジンちゃんは?


「ちょ、スカーラひどいし! 私そんなに臭くないし! ……臭くないよね!?」

「いーやミラノは臭いのね。いつも面倒くさがってお風呂も入らず寝たりするから。だから男が寄ってこないのね。」


おお。にんじんちゃんはスカーラだったか。そう言えばそんな名前だった気がする。


「ちょ! それ今関係なくない!? わ、私これでももてるし! き、昨日だって酒場で男に囲まれてたし!」

「それは私がいたからなのね。ちなみにあの後ミラノは誰にもお持ち帰りされてないのね。」


「ちょー! それは私の身持ちが固いからだし! そんなに軽い女じゃないし!」

「ウチはあの後クリストファーをお持ち帰りしたのね。」


「ちょっ!? そ、そんな……あの若手の七等星の中でも一番イケメンのあの子を……ずるいずるいぃーー!」

「でもミラノ、魔王さんの隣を見るのね。あの人、クリストファーなんか目じゃない超絶イケメンなのね。」


「ちょ……はっ!? え、すご……は、初めまして! わ、私七等星のミラノ・ロンバルドと言います! はわわわ……すごい、かっこいいいい……」

「ウチはスカーラ・ベクトリーキナーなのね。魔王さんのお友達なのね? ため息が出るほどきれいな顔されてるのね。」


いやー、面白い二人だなぁ。話が止まらない止まらない。顔だけ見ればトマトちゃんの方が派手めの美形でモテそうなのにね。実際は純朴でおっとりしたにんじんちゃんが肉食系だったとは。女の子は分からないよねぇ。まっ、超絶美女のアレクが超肉食だなんて誰にも分からないこともそうだしね。もはや猛禽ってか?


「ん? 儂か? 儂はフェリクスという。カース殿の友で間違いないぞえ。さて、酒も尽きたことだし、場所を変えるとするかの?」


村長から友って言われると何だか嬉しいねぇ。去年のどさくさでタメ口きいてるけど、実際は遥か格上なのにねぇ。


「そうだね。行こうか。いいだろインダル?」


「お、おお、そうだな。そんなら悪いがゴチになるぜ。」


よし。稽古の件はごまかせたな。


「ちょっ、魔王! 本当に私らも行っていいのかい!? こう見えてスカーラはめちゃくちゃ飲むんだよ?」

「あっもうミラノったらひどいのね! 私昼からそこまで飲まないのね! でもフェリクス様とならいくらでも飲めそうなのね!」


「ちょいっ! 待ちなよ! 何ちゃっかり腕ぇ組んでんだい! 迷惑じゃないかい!」

「ふわぁフェリクス様っていい匂いがするのねぇ。清涼感があってほんのり甘いのにどこか鋭いのね。ハートが撃ち抜かれるのね。」


「これか? これは一年のうちわずか一日しか咲かぬ魔蔦葡萄(マヴァイン)の花から抽出した香りでの。儂も気に入っておる。」


ほう。村長ったら意外におしゃれなのね。ほんのりいい匂いがするなぁと思ったら、香水付けてんのかよ。やるねぇ。

それにしてもにんじんちゃんの肉食っぷりよ。村長の腕を取って胸を押し付けてるようにも見えるけど、残念。サンドラちゃん並みの貧乳ではねぇ……


「じゃ、行こうか。インダル、どこかいい店知ってるか? 案内頼むぜ?」


「お、おお、この時間だしなぁ……まあいいや。任せときなぁ!」


期待してるぜ。

領都と言えば高い店も多いけど、今は高級レストランよりバー的な店で飲みたい気分なんだよね。

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― 新着の感想 ―
これは漫才ですね。
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