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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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245、かまって副長

よし。魔力庫内の獲物をだいたい出したぞ。海の魔物の大半とブラックブラッドブルの数匹は残したけど。もちろんアースドラゴンも。


「なんとまぁ……とんでもないねぇ。査定に時間がかかると思うけど、待つかい?」


「あー、酒場で食事してるからさ。それまでに終わったら教えてよ。そうでなければ後日でいい。もしくはギルドの口座にいきなり入金でもいいや。」


買取額は支払いをもってお知らせしますって感じかな。


「ほう? えらく気前がいいね。後で少ないと文句を言っても知らないよ?」


「その時は今後卸さないだけさ。俺はクタナツの六等星だしな。」


もう領都のギルドから強制依頼を受けることもないんだぜ。まあ過去にも受けたことはないけどさ。


「いつも思うんだけど君って僕に冷たくない? 従兄弟同士なんだしもうちょっと心を開いてくれてもよくない?」


心を開くと冷たいって別の話じゃない?


「そうか? だったらあんたも俺に便宜を図ってくれよ。まあ今のところ特に必要ないけどさ。」


「いやいやいや今を時めく魔王様がそんな小さい事言ってちゃだめでしょ? もっとこう、ねぇ? 器の大きいとこ見せて欲しいよ、ねぇインダル君?」


なーんか会話のキャッチボールにならないなぁ。わざとなんだろうけどさぁ。そりゃあ心も開けないわな。


「はー、どうなんすかね。それより魔王、今日は今からどうすんだ?」


「そこで昼飯食ったら夕方まで暇だな。領都を歩き回るのもいいかと思ってるとこだわ。」


「だったらよ、ちっと稽古つけてくんねー? 昼飯奢るからよ」


あらま。意外なお誘いだなぁ。こんな時スティード君がいたら丸投げするのに。でもまあ同期のよしみってことで。若い七等星の腕を確認するのも悪くないしね。


「いいぞ。でもいいのか? 昼飯は四人前だぞ?」


「あぁん? 連れがいんのか? 構わねーよ。魔王に稽古つけてもらうんだからよー。んじゃ食ってからやるか」


「ふーん、二人で面白そうなことしてるじゃーん? 僕は除け者かい?」


まだいたのかよ。実は構ってちゃんだったり? 友達いなさそうだし。


「もしかして副長も稽古つけてくれるんですか!?」


「君が望むなら喜んで。」


「あざーーーっす! ぜひお願いします!」


「だったら俺は必要なくないか?」


コルプスは元五等星だろ? それってかなりの凄腕だぞ。


「いーじゃねーか。頼むぜ魔王よぅ。なっ? なっ?」


「それならそれで構わんけどさぁ。」


昼飯奢りなんだしね。昼からスペチアーレ飲んじゃおっかなー。


「じゃ、僕もご一緒させてもらうってことで。席は……ああ、空いてるようだね?」


おや、アレクに席をお願いしていたが……おお、さすがアレク。大きいテーブルをキープしてるじゃないか。これなら六人でも大丈夫か。まったくもう……


「副長半分出してくださいよ……」


七等星の稼ぎで六人に奢るのはきついか?


「お待たせ。用は済んだよ。席ありがとね。ああ、こいつがインダル。いつぞやの七等星試験の同期だよ。で、こっちが従兄弟で副組合長のコルプスね。」


「おっ、ま、魔王……こ、この、女の子……ま、まさか……」


「ん? 知ってんだろ? ちょっと前までここにも出入りしてたんだからさ。麗しの至高の愛しの氷の女神ことアレクサンドリーネさ。親しみを込めてお嬢様って呼んでいいぞ。」


アレクの美貌を前にしたら粗野な冒険者は緊張して喋れなくなるぐらい当たり前だからね。


「お、おお……お嬢様だな……」


「ほう? そちらのご仁は良い魔力をお持ちのようだのぅ。身のこなしにも隙がない。大したものよの。」


おや、村長はコルプスが気になるのかい?


「こちらはフェリクスさん。訳ありの凄腕。だからそういうもんだと思っといて。」


「初めましてフェリクスさん。当ギルドへようこそ。副組合長のコルプス・ガルドリアンと申します。カース君の従兄弟にあたりますので、今後ともよろしくお願いしますね?」


コルプスが村長を値踏みするみたいに見てんなぁ。さすがに変化の魔法を使ってることぐらい分かるかな。

おっ、いいタイミングで料理が来た。私達四人の分だけが。


「あ、そうだアレク。今日はこのインダルの奢りだからさ。昼から何か飲もうよ。フェリクスもさ。」


「あら、それはいいわね。じゃあ遠慮なく。スペチアーレはないそうだから何かカースに合うものを頼んでくるわね。」


「ほう、それはそれは。では儂も飲ませてもらおうかの。カース殿と同じものを頼むわえ。」


アレクはさっと立ち上がり、注文しに行ってくれた。たぶんカムイ用にミルクも頼むんだろうね。アレクは気が利くから。


「ちょ、まお、スペチアーレって……そんな金ねーぞ……」


「心配すんなって。さすがにスペチアーレはないってさ。それよりお前らも注文してこいよ。先に食ってるからな。」


「あ、ああ……副長何にします?」


いっただっきまーす。と言いたいところだがアレクを待つ。

たまにはこうして同期と飲むのもいいかもね。九等星試験の時の同期は死んじゃったしなぁ……


それにしても……めちゃくちゃ注目されてるなぁ。超美男美女がいる上にコルプスまでいるしね。あとインダルが魔王魔王言ってるのもあるんだろうなぁ。こいつはこいつで名前売るのに上手いことやりやがったね。

どーもー。魔王ですよー。

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