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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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239、リリスの目論見

思うに、今わざわざリリスが私の裁可を仰ぎに来たのもプロモーション活動の一環だろうなぁ。基本的にここでリリスや私に逆らう者はいないけど、それでも時々はこうやって厳しいところを見せておかないとって考えだろうな。いやぁリリスは頼りになるなぁ。やっぱここを正式な貴族領にした暁にはリリスを領主にするべきだな。


「で、どうする? ちょっとでも動いたら、わずかでも魔力を廻したらズブっといくけど?」


早く片付けないと楽しい宴会が盛り下がっちゃうじゃないか。


「くっ……や、やめてくれ……」


「だったら何か言うことがあるんじゃないか?」


「す、すまねぇ……俺が悪かった! た、助けてくれぇ! も、もうしねぇから!」


ほう? 意外と素直じゃん。最初からそう言ってれば話も早かったのにねぇ。


「いいだろう。こちらとしてもお前ら冒険者は大事な客だからな。俺やリリスに逆らわない限り無碍に扱ったりはしないさ。で、お前今回はいくら儲けたんだ?」


「い、いや、仲間内でやっただけで、ほ、ほとんど儲からなかった……」


「ふぅん。今から契約魔法を使うけどいいんだな? 本当に儲かってないんだな?」


「ほ、ほんとうだ! せいぜい金貨十枚もいかねぇぐらいで……」


それは大金だぞ?


「まあいい。今回は早めに罪を認めたことだしこの辺にしておいてやるよ。お前の名前も聞かねー。もちろん次はないぞ?」


「あ、ああ、わ、分かった……」


「ついでに言っておくが博打をするなって言ってんじゃないからな? 俺やリリスにバレるなって言ってんだからな? どうせお前ら禁止にしたってやるだろ。ゴミ捨てと違ってバレにくいしな。」


楽園にゴミを捨てたら即処刑だもんね。幸いみんな徹底してるみたいで嬉しいねぇ。きれいな街って素敵だよね。


「いや、や、やらねぇ……」


「ふふ、まあいいさ。次バレたらさすがに庇いきれないからな? あ、もちろん金貸しや薬物の売買、街娼なんかも気をつけろよ? そこら辺の許可は普通の貴族領と同じだからな。勝手にやりやがったら奴隷に落とすからな?」


まあ実際はそんな権限ないんだけどね。たぶん全財産没収して館でただ働きさせるってことになるかな。


「わ、分かった……気をつける……」


そうそう。バレなきゃいいんだよ。まっ、今までバレなかったものがなぜ今になってバレたかって言うと……あいつの功績だろうな。やるじゃんシュガーバ。

リリスも大喜びだろうよ。今日は姿が見えないな。まだ仕事中か?


「なあ魔王よお……賭場ぁ作るわけにはいかねーんか?」

「そうそう。前に四つ斬りの姐さんがやってたじゃん? 場所ぁあんだろ?」

「つーか魔王が胴やりゃいーだろ」


そうなんだよなぁー。今回許してやったのってそこなんだよなぁ。

前々から賭場を作ってくれって言われてたもんなぁ。それを仕切れる人間がいないってことで先延ばしにしてたのはこっちなんだからさ。ならば一回ぐらい目をつぶってやろうじゃないの。

うーん、シュガーバなら仕切れそうだけど、仕事が増えすぎる気もするな。たぶん今だって治安維持とか諜報系の仕事をがっつりやってんだろうし。


つーか私に盆を仕切れって? できわけないだろ。王都の賭場で数回手本引きの胴をやったことがある程度なのに。


「まあ、そのうちな。つーか焦げてるぞ。もっとガンガン食えよ。」


手本引きといえばアレクがすっごい強かったよなぁ。運もあるんだろうけど顔色や雰囲気まで読んでるんだろうなぁ。すごいぜ。


「期待してんぜ?」

「魔王だってその方が儲かんだろ?」

「遊びの数は多い方がいいからよぉ?」


まったく……気軽に言ってくれるぜ。お前らみたいな危険な冒険者を相手にするんだからな。乱闘にでもなってみろよ。あっさり死んじまうぞ?

私には見える。奴らの誰かが博打で大負けしてブチ切れて胴に斬りかかる姿が。やっぱ私がいる時に時々胴をやるぐらいか?


「旦那様、ありがとうございます。見事なお裁きでございました。」


「おう。ところで今回の件ってやっぱシュガーバが見つけたの?」


「はい。その通りです。本当に助かっております。」


おおー。やっぱそうなのか。となると、やはりこれ以上仕事を増やすのはまずいな。もしかしてここってあいつにとっては天職だったりしてね。

仕事ミスっても責任とらなくてもいいし。人質になってる家族もいないし。まあそれは楽園だからじゃないけどね。あいつの元いた組織がクソだっただけだもんな。


「そいつはよかった。今度も上手く使ってやりな。まぁ、あまりやり過ぎないようにな。」


「かしこまりました。」


私がわざわざ言わなくてもリリスなら上手くやるに決まってるけどね。


「あ、そうそう。これ取っておきな。もし今夜食えなかった女がいたら食わせてやってくれ。キーリムの肉はここでも珍しいもんな。」


「ありがとうございます。ありがたくいただきます。」


数キロルほどプレゼント。獲ったのも解体したのも私じゃないけどね。

さあ、ここから本腰入れて食べるぜー。酒もまだまだあるしね。夜はこれからさ。

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リリスは頼りになりますなあ。
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