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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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236、キーリムの肉

冒険者達はすでに集まっていた。どんだけ楽しみにしてたんだよ。


「おお、待たせたな。なかなか旨い肉を手に入れたからさ。期待してていいぞ。」


「魔王が来たぜー! 宴会の始まりだぁー!」

「やっと来やがったかー! 待たせやがってよー!」

「俺ぁ知ってんぜぇー! あいつらめっちゃ魔物ぉバラしてやがったからよぉー!」


解体の目撃者もいるのか。めっちゃってことはアレク達かな?


「戻ってきたか。儂を除け者にするとはひどいではないか。」


おっと村長だ。別に除け者にしたつもりはないが……


「おや、一日ぶりかな。誘おうにも姿が見えなかったしね。それよりどうだった? ゆうべは楽しめた?」


ゆうべどころか朝までお楽しみだったんじゃなーい?


「うむ。人間の若い女子(おなご)とは良いものだのぅ。年甲斐もなくはしゃいでしもうたわえ。ところで今から宴をするのであろう? ならばカース殿らはこれを飲むがよい。もう酒が残し少ないと言っておったろう?」


はしゃぐ村長……どんな感じなんだろ……


「おっ、ありがとね。助かるよ。じゃ、ガンガン焼くから村おさ、じゃなかったフェリクスもいっぱい食べてよ。」


「うむ。馳走になろう。」


「よーしみんな待たせたな! そろそろ始めるぜ! 最後に珍しい肉を焼くから少しだけ腹に余裕持たせとけよ!


「おおー! 待ってたぜー!」

「酒はねーんかー!」

「ねーってよー! 自分のぉ飲みなー!」


では『浮身』

ミスリルボードを浮かせて……

その下に『火球』を広めに展開。


「スティード君セルジュ君、オーク肉を出してやってくれる?」


「よしきた!」

「まとめてどんと出そうか。」


「各自で好きな大きさに切って好きに食いなー!」


いきなりキーリムを出したらあっという間に食い尽くされそうだからな。まずはオークで腹を多少なりとも満たしてもらおうではないか。


うんうん。さすがに歴戦の冒険者達だ。肉塊が見る見る焼肉サイズに変わっていくじゃないか。分厚く切ってる奴もいるし一口サイズもいる。


「フェリクス、僕らはこっちで焼くからね。」


一メイル四方のミスリルボードだ。こいつがほどよいサイズなんだよね。


「ほう。まずは何から焼くのだ?」


「珍しいやつだよ。アレク、早速キーリムをお願い。僕はヒレあたりのステーキがいいな。」


いきなり贅沢してやるぜ。


「ええ。分かったわ。厚さは何センチがいい?」


おっ、これは悩ましいなぁ。


「じゃあ二センチでお願い。大きさはこれぐらいで。」


だいたい手の平サイズさ。


「分かったわ。任せて。」


「ほう。キーリムか。なら儂は首周りを貰おうかの。塊のままくれるか? こちらで切るからの。」


おや。村長なんだか通みたい。でも焼肉で首周りってどうなんだ? 固すぎないんだろうか。


「はいどうぞ。」


「うむ、かたじけない。」


『葉斬』


おっ? サイコロステーキか? いや違う。空中でバラバラにした首肉を鍋で受け止めて……出汁か何かがすでに入っているのか。期待させるじゃないの。


「後は煮込むだけだの。ちなみにキーリムの尾はあるかの?」


「ありますわ。あとで私がスープにするつもりでしたけどフェリクス様がされますか?」


「うむ。食材を提供してもらっておるのだからの。その程度は儂がやろうではないか。」


ほう。首肉の煮込みとは別にテールスープか。ますます期待させてくれるじゃないか。


「では、お願いします。」


「うむ。」


うほっ、やっぱこの村長化け物だわ。一瞬で尾の肉がバラバラになっちまった。サイコロ状よりはだいぶ大きいけど。味付けや他の具材も追加もスムーズに終わってるし。


「よし。これで後は待つだけだの。」


「カース、焼けたわよ。」


「おっ、ありがとね。」


今度はアレクが焼きたてキーリムのヒレステーキを切り分けてくれる。


『風壁』


「置いておくわね。まだ熱いわよ。」


「うん。ありがとね。」


うっはぁー、こりゃすごい。超いい匂いするじゃん。何で食べようかなぁ。やっぱ一口目はシンプルに塩だけがいいかな。ぱらぱらっ、とね。

では、いただきまーす。んむっ。むぐむぐ……


「うっま……すっごいよこれ。めちゃくちゃ美味しい!」


「ほう、どれ儂もいただこう。おお、これはまさしくキーリムだの。この味の濃いことと言ったら。ふむむ、よく仕留めたものだのぅ。」


あ、そういえばアレクとサンドラちゃんの連携がどうとか言ってたよな。ぜひ話してもらわねば。あーそれにしても美味しい。こら確かにワイバーンに匹敵するわな。きっとA5ランク和牛のヒレステーキより美味しいに違いない。食べたことないけど……


「アレク、教えてよ。どうやって仕留めたの?」


「サンドラちゃんと二人で別々に幻術の魔法を使ったの。ほら、肉の重さ勝負でもあるわけだし。下手に体を傷つけると食べられなくなっちゃうじゃない? だからまずは幻術で撹乱するところから始めたの。」


ほぉ。さすがアレク。ちゃんと後先考えてるんだなぁ。普通なら首をスパッと刎ねればいいんだろうけど、こいつは七つあるからなぁ。一つ刎ねたぐらいじゃあ効かないんだろうね。


つまり、撹乱した後にやることは……

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