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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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223、ノルドフロンテの重鎮たち

さて、職人の皆さんも仕事が終わったみたいだし、みんなまとめて連れて帰ろうではないか。


『氷壁』


これに全員乗せて。


『浮身』

『風操』


歩きだと一時間ぐらいかかったけど、飛ぶと……一瞬だよね。到着っと。正門前に着地。さて、そろそろ夕食かな? その前に先王達のところに顔を出しておかないとな。ちょっとだけ抜けると言ってから三時間は経ってるもんね。


「も、もう着いた……」

「早すぎる……」

「すっげ……」


ふふふ。職人達が驚いてる。気分がいいね。


「魔王殿、夕食は食べていかれるのだろう? 今夜は泊まらないと聞いたが」


「ええ、それだけ食べて帰ろうと思ってます。」


元近衞騎士のルナールさんだったな。もう一戦やりたそうな顔してる。スティード君とやってくれよぉ。


「おおカース殿、戻ってきたか。グレン殿が待ちかねておったぞ。」


おや村長。お出迎えかい? つーかグレン殿? 先王とめちゃくちゃ仲良くなってない?


「魔王殿、こちらのご老人は? どう見ても只者ではないようだが……」


おっ、さすが元近衞騎士。鋭いね。


「ここよりだいぶ北にあるエルフの村の村長(むらおさ)です。人間の国で遊びたいって言うもんで連れてきたって感じです。」


「夕食は儂が用意したからの。エルフの料理を堪能してもらおうかの。」


「え、エルフ……」


あら? 険しい顔してる。あ、そうか。あのイメージがあるのか。王都の動乱の黒幕としてのイメージがさ。


「ルナールさん。気にしなくても大丈夫ですよ。こちらの村長は人間に危害を加えるタイプじゃないですから。むしろノリ良く交流するタイプですし。ほら、先王様のことを気軽にグレン殿なんて呼んてますし。」


なんで私がここまでフォローしてんだよ。


「ふふ、人間よ。そう警戒せずともよい。どうせもうじき帰るのだからの。のうドノバン殿?」


「帰るんじゃねぇよ。おうカースぅ、おもしれぇ客連れてきてんじゃねぇか。もう二、三日いろやぁ。てめぇのジジイも大喜びすんだろぉ?」


なんだよ村長。組合長とも仲良くなったのか。大人気か。


「ほほほ、ドノバンは村長殿に勝てなかったのがよほど悔しかったようでして。まったく無謀な男で困りますね。」


校長まで出てきた。


「いやぁカース殿よ。人間とは面白いものだのう。腹の上から直接内臓を攻撃するなどと、どこからそんな発想が出てくるのやら。勉強させてもらったわえ。」


何の話をしてんだ? あぁ、組合長のアレか。確か『(とお)し』とか言ってたっけ? 私も食らったよ……死ぬほど苦しかった覚えがあるぞ。


「というわけですマーティン君。先王様がお呼びですよ。アレクサンドルさんもよかったらどうぞ。メイヨール君たちはこちらで一緒に食事といたしましょう。」


「あ、分かりました。」

「お知らせありがとうございます。」


「ありがとうございます。いただきます。」


最近家名で呼ばれることがないからちょっと新鮮な気分になっちゃったよ。そのうちアレクもマーティンになっちゃうんだねぇ。うふふっ。

それにしても校長すげぇな……自分が担任をしてたわけでもない生徒と数年ぶりに会ってさらっと「メイヨール君」と来たもんだ。ということはサンドラちゃんとセルジュ君とこの家名も覚えてるんだろうなぁ。すげぇや。




えーっと、先王がいるのはこの部屋だったかな。ノックしてもしもし。

おっ、向かうから開いた。


「失礼します。ただいま戻りました。」

「失礼いたします。」


「おお、来たか。まあ座れ。で、どうだこの地は。参考になったか?」


別に視察に行ったわけじゃないんだけどなぁ。


「勉強になりました。」

「この地をお選びになった先王様のご慧眼に感服いたしましたわ。」


アレク、ナイスフォロー。そう。私もそれが言いたかった、気がする。


「くくく、カースよ。お前のところの領地のようにもっと森から距離を取ると安全なのだがな。だが王家直轄地として開拓を進めるからにはそうもいかん。利益を生まねばならぬからな。」


「あの森はどうやら宝の山みたいですね。」


これから木材建築がもっと流行るのかねぇ。そしたらさらにウハウハだね。王家は商売も上手いのか?


「魔物素材目当てと安全性のギリギリのところでこの地を選んだが、思わぬ産物よ。これも勇者ムラサキ公のお導きと言ったところか。」


「そんな気がします。ところで先王様、夕食はどうされるんですか?」


ちょっと前まで一ヶ所に集まってみんなで食べてたじゃん。なのに今日は外に出もしないみたいだし。


「この建物内で食べるとも。この際だ。お前達もここで食べていくがいい。アントンも喜ぶであろう。」


「ありがとうございます。ところで最近ってみんなで一緒に食べてないんですか?」


「ほう、気づいたか。その通りよ。といってもほんの一、二ヶ月前からのことだがな。なぜだか分かるか?」


分かるわけねーだろ……でもアレクならとっくに気づいてそう。


ん? 二ヶ月前……といえばあれが発端か?

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二カ月前、何だっけ?
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