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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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215、暴雷雨のトネリー

「てめぇ死んだぞコラぁガキぃ! サヌミチアニの六等星ライトニングサンダラーボルテックス舐めてんなぁ! 抜けやコラぁ! ライトニングサンダラーボルテックスの暴雷雨(テンペラージュ)ことトネリーが相手してくれンからよぅ!」


何か長ったらしいこと言ってるけど、全然理解できない。固有名詞が多すぎるんだよ……


「ど、どうしようカース君……僕あんな弱そうな人とやるの嫌だよぅ……」


弱気な態度で言うセリフじゃないぜ……


「抜きもしねぇのかヨ? だったらしゃあねぇナ? そのまま死ねや?」


あーあ、ついに抜いちゃったよ。スティード君はどうするかな? あ、全然無防備だ。


「ね、ねえカース君どうしたらいいの? 僕やだよぅ……」


「でもあいつ抜いてるよ? てことはスティードが斬らないとサンドラちゃんが危ないよ?」


「おらぁ! ガタガタ言ってんじゃねーゾ!? 抜かねーんならそのまま死ねやぁ!」


あーあ、スティード君たらだめだなぁ。だからここは、サンドラちゃんをぐいっとね。


「きゃっ、カース君なにを!?」


「てっ、てめぇ! 女ぁ盾にするだぁ!? 恥ずかしくねぇんかよコラぁガキぃいい!」


だめだなぁ。所詮はサヌミチアニ者か。女だろうが気にせず斬ればいいのにさぁ。そこで躊躇するからクタナツ者に勝てないんだよ。


「スティード君、あいつサンドラちゃんに剣を向けたよ? 許せないよね。さあ、スパッと斬ってやりなよ。」


「それもそうだね。あんまり気は進まないけど、ちょっと斬ってみようかな……」


「おお? やるんかぁこのガキぃ? そんな安物の剣でよ、おっ、おがっ、あがぁぁぁ!?」


「やっぱりぃ……ちょっとカース君……めちゃくちゃ弱いよぉ……やっぱり嫌だよぉ。つい手首斬っちゃったじゃないかぁ……」


「うーん、ここまでにしとこうか。お前ら本当に六等星か? それでよくここまで来れたな。ここじゃあ若い者は貴重だから殺しはしないけどさぁ。エロー校長あたりに稽古つけてもらった方がいいぞ?」


校長にそんな暇があるかどうかは知らないけど。でも教えてと頼めば喜んで教えてくれそうだよな。


「ガキぃ……女ぁ盾にすンくせにデケぇ口ぃ叩いてンじゃネーぞ?」


「でかい口も何もお前らが弱すぎて相手にならないんだが……素直にお願いすればこちらの猛虎スティード君は真摯に稽古つけてくれるぞ?」


王国若手ナンバーワン剣士のスティード君を知らないなんてモグリだぜ?


「なっ……騎士学校の猛虎、だと!?」

「たしか王都に行ったって……」

「それがなんでこんなトコに……」


「やっぱり知ってんのか。稽古する気がないなら目ぇ逸らして行っちまえよ。」


「テメーさっきから調子ン乗りやがってよぉ……女ぁ盾にすンわ猛虎の後ろに隠れるわよぉ? テメーもクタナツ者だってんならテメーでこいや?」


私のありがたい忠告をことごとく無視するんだから……


「来いと言われたら行くけど、いいのか? この服装見ても俺が誰か分からないって冒険者としては致命的なんだが……」


まあ実際は分からなくて当然なんだけど。だってここノルドフロンテだし。楽園に来ておいて分からないと言われたらアウトだけど。


「あぁン? ンな魔王みてーナなりして強くなったつもりかヨ? そんなにツエーってんならかかってこいやぁ!」


やっぱこうなるのか。スティード君がここにいる理由を考えたら分かりそうなもんだが。まあ無理か。


『麻痺』


はい終わり。かかってこいと言われたから魔法を使った。さっき手首がスパッと切れた奴もポーション飲んだみたいだし後は放置でいいだろ。


「いやー変な奴らもいるもんだね。ここで威張ってもいいことないのにさ。じゃ、散歩の続きしようよ。」


「ジー……カース君ひどいわ……」


うっ、サンドラちゃんがジト目で見てくる。ちょっと二の腕を引っ張っただけなのに。


「あはは、ごめんごめん。あいつらがどんな反応するか見たくてさ。ヌルい奴らでよかったよね。」


「カースは私にも同じことするわよ。油断はよくないわね。これからサンドラちゃんはソルの女官なんだしね?」


アレクの言う通りだね。まあサンドラちゃんも本気で言ってるわけじゃないけどさ。


「もぉー分かってるわよぉ。ちょっと苦情を申し立てたかっただけだもん。それにしてもカース君の魔法ってほんっと鮮やかよね。一瞬で手首を斬ったスティードもさすがだけど。」


「さすがサンドラちゃんね。カースの凄さをよく分かってるわね。自分は息をするように早く隙なく魔法を発動してるくせに相手には息もつかせないんだから。」


いやぁ照れるなぁ。それにしてもアレクが上手いこと言ってる。やるねぇ。


あ、壁まで着いてしまった。どうしよっかなぁ。


「このまま外に出ない? どうせなら外周を回ってみようよ。」


内側はあんまり見る物がないからね。


「それもよさそうね。」


「あっ、それなら城壁から少し離れてみない? 北の方の森側が気になるわ。」


やはりサンドラちゃんは好奇心旺盛か。

森の方はガンガン伐採してるみたいだな。ノルドフロンテは領地が広がっていくねぇ。楽園でも真似するべきか?

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