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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第7章

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109、壊れかけのスティード

「エルフの村!?」


ふふふ、スティード君はかなり驚いたようだな。話だけは何度かしたことがあるけど。いざ自分が行くとなると、また別だよね。


「そうそう。いつか話したよね。うちのメイドにマリーっていたじゃない? その故郷だよ。歩いていくと一ヶ月かかっても着かないぐらい遠いよ。」


距離ってよりは環境が問題なんだけどさ。


「でもカース君ならーぁ?」


「二時間ってとこだね。」


全開で飛ばせば……もっとも、この五人なら私は飛ばすことだけに集中できそうだし、もっと早いかもね。


「聞こえたわよ! エルフの村に行くのね!? いつ!? 明日!?」


いきなりどうしたサンドラちゃん。そこまでエルフに興味あったっけ!?


「明日でもいいけど、少しゆっくりしたくない? 今日来たばっかなんだからさ。」


「そうね! じゃあ明後日ね! 考えてみればちょうどいいわ! よーしカース君! 明後日お願いするわね! 楽しみね!」


サンドラちゃんどうしたんだ? ちょうどいいとは?


「じゃあさカース君! 明日は何する!?」


スティード君まで。やっぱ旅でハイになってんのかねぇ。普段通りなのはセルジュ君だけかな。


「特に予定はないんだし、各々好きに過ごそうよ。あ、とりあえずここの風呂はおすすめだよ。後で入ってきなよ。」


「いいね! カース君てお風呂にこだわるよね! 僕はもう行くよ。」


おっ、セルジュ君は動きが早いね。私はもう少し飲みたいんだよね。


「ガウガウ」


げっ……お前セルジュ君に頼むのかよ。まあいいけど……


「セルジュ君ごめん。カムイ(こいつ)が洗ってくれって言ってる。お願いしていい?」


「えっ!? いいの!? 実は前からじっくり触ってみたかったんだ。任せてよ。行こうカムイ君。」


おお、セルジュ君たら意外にケモナーの素養があるのかな? 確かにカムイの毛並みは極上だし埋もれたくなるのも分かるよね。


「じゃあ悪いけど頼むね。風呂にはここの客や女もいると思うけど気にしなくていいからね。」


「そうなの!? す、すごいんだね……」


あれ? 大浴場だって伝えてなかったっけ? この館の従業員と宿泊客ならみんな利用できるってさ。


「ふーん、そうなの? ここの女達もいるの? なら私も行こうかしら。」


お? サンドラちゃんの悋気を感じるぞ? セルジュ君たら愛されてるねぇ。


「じゃあさカース君! 明日だけど僕と森に行かない? ちょっと冒険者の真似事をしてみたくてさ。」


ええ……明日はゆっくりしようって言ったのに……

スティード君どうしたんだよ……


「いいよ。ノワールフォレストの森だね。のんびり歩こうよ。」


「のんびり歩けるの?」


なんだよ。スティード君分かってんじゃん……


「いや、たぶん無理かな?」


「だよね? 前にカース君言ってたもんね。だから行きたいんだよ。」


んもー。スティード君はストイックなんだから。これ卒業旅行ってこと忘れてない?

あ、セルジュ君とサンドラちゃんは行ってしまった。カムイも。


「ピュイピュイ」


ふふ、分かってるよ。もう少し飲もう。まだ風呂に行く気分じゃないからね。


「さ、スティード君も飲もうよ。コーちゃんもまだまだ飲みたいって言ってるからさ。」


「そ、そうだね。いただくね。」


酒はたっぷりあるからね。ぜひスティード君には泥酔して欲しい。そしてこの館にも聖痕(スティグマ)を刻んでもらおうか。


「アレクもどう?」


「え、ええ。いただくわ。」


アレクはアレクで酔わせて……ふふっ、この後がお楽しみだからね。


「じゃ、改めて。卒業旅行に乾杯。」


「カースの楽園(エデン)に乾杯。」


「かんぱい!」


「ピュンピュイ」


この食堂にはここの従業員や客もいるが、気にすることはない。度を越した騒音でない限り誰も気にしないんだから。むしろお前達も一緒に騒ぐか?

ちなみにいつもの宴会はまだいつやるか決めてない。明日でもいいけどスティード君とノワールフォレストの森に行くからなぁ。

そこの獲物でパーティーってのも悪くないかもね。獲れたらの話だけど。

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― 新着の感想 ―
せっかく楽園に来たんだから少しはゆっくりしないとね。
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