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異世界金融 〜 働きたくないカス教師が異世界で金貸しを始めたら無双しそうな件 〜 #いせきん  作者: 暮伊豆
第4章

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27、試練は続く

「カース、ごめんなさい……」


「ん? どうしたの?」


「私、態度が悪かったわよね……ごめんなさい……」


「いやいや、いいんだよ。こんな環境なんだからおかしくもなるよね。態度の悪いアレクだってかわいいからいいんだよ。」


「やっぱり悪かったのね……ごめんなさい……」


しまった。正直に言ってしまった。


「かわいいは正義って言葉を知らない? アレクはかわいいからいつも正義なんだよ。」


「知らないわよ……でも、ありがとう。それより交替よ。今度は私が揉むんだから。」


「そう? ではありがたくお願いするね。」


ちなみに私の上半身は裸である。なぜなら上には聖衣一枚しか着てないのに、それを下に敷けば当然そうなる。とりあえず、そのままうつ伏せに横になる。


アレクは私がしたように腕から揉み始め、二の腕、肩へと移っていった。


「あ〜気持ちいい〜……アレクは上手だね。」


「カースがしてくれたようにしてるだけよ。でも、それならよかったわ。」


「うぅ〜〜きもちい〜〜」


「大げさなんだから。」


いや、自然と声が出てしまうんだ。疲れた体に染みるとでも言えばいいのか、とにかく気持ちいい。はぁあぁ……


背中、腰、そして脚までアレクは入念に揉んでくれた。


「いやーありがとう。気持ちよかったよ。これでまた頑張れるね。」


「まだよ。今度は仰向けになって……」


アレクはいつの間にか聖衣を全て脱ぎ捨てている……












〜〜削除しました〜〜












ふぅ。


私達は神域で何をやっているんだ……


「ありがとうカース。おかげで元気が出たわ。」


「僕の方こそ良かったよ。やっぱりアレクは最高だね。それよりアレク、膝が痛くない?」


「何てことないわ。それよりも、いいことを思いついたわ。」


「おっ、何々?」


「うふふ、内緒。次の枝に着いたら教えてあげる。」


「気になるね。でも楽しみが待ってるのはいいことだね。よーし、行こうか。」


「ええ。私も楽しみよ?」


ところでコーちゃんとカムイの姿が見えない。もしかして先に登ったのかな?


「コーちゃーん! カムイー!」


呼ぶだけ呼んでみた。


「ガウガーウ」


ん? あっちは枝の先ではないか。イグドラシルの枝ときたら上下が見えないだけでなく、前後左右もよく見えないんだよな。つまり枝の長さすら分からない。どうなってんだ?


「ガウガウ」


「ピュイピュイ」


退屈だから枝の先を目指してみたって? でもいつまで行っても変わらないって? だめだ、意味が分からん。カムイのスピードで走ればかなりの距離を進んだはずだ。それなのにどこにも到着できなかったと言うのか。神域恐るべしだな。やはり素直に上だけを目指すべきってことだな。カムイ、実験をありがとよ。


「ガウガウ」


それよりブラッシングしろって? 無理だよ。ブラシだって取り出せないんだからさ。だからわしゃわしゃしてやる。うりうり。




さあ、気を取り直して登ろう。それにしても時間の感覚も日付の感覚もなくなるってのは怖いな。マジで浦島太郎にならなければいいのだが。






それから枝を二十本分は登った。時間の経過は分からない。ちなみにアレクの考えとは、新たな枝に到着する度に私と……することだった。素晴らしいアイデアだ。これは燃えるしやる気が出る。ばあちゃんの言う『飽きずに登る』をクリアしているのではないか? ふふふ。




それからさらに三十本分は登った。


全く変化がない。枝の太さや景色など全く変化がない。せめて何か基準が欲しいので枝の数だけは数えている。さっきので五十四本だ。時間にしてどれぐらい経ったのかさっぱり分からない。拙いクライミング技術しかない私達だが登り続ける……


登り続ける……

1100話まで来てしまいました。

その割に話は進んでおりませんが、そんなものだとお目溢ししてやってくださいな。


面白いと思われた方は★★★★★を!

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面白くない、ここが矛盾している、ここの設定が甘いなど思われた方はぜひ感想を!

はたまた、応援してやってもいいぜと思われたならレビューを!

いただけると嬉しいです!


たぶんこの先もダラダラと続く予定ですが、ご愛読いただけると幸いです!

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― 新着の感想 ―
[一言] 1100話到達おめでとうございます! 100話続くだけでも凄いのに、1100話とは!ww しかもその節目の1100話に様式美が見れて、気分は最高です!!!ww あざーーーーっす!!!ww
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