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 とりあえず門番を殴り倒しました。これで分かってくれると良いんだけどね。


「完全に意識飛んでますよ」


 なんだよ雑魚だな。ロードヴェルムについてきた奴らなら雑兵でも俺の拳に二発は耐えるってのに、俺の家を守る門番が一発で沈むとか信じらんねぇ。


「何事――――ひぇっ!?」


 騒ぎを聞きつけ、俺の屋敷を警備している兵士たちが駆け付けるが、俺の姿を見るなり、悲鳴をあげて何人かが即座に跪く。俺は跪かなかった奴をすぐさま殴り倒す。良くわからんけど、降伏の意思を見せない以上は敵だよな? でも、自分の家の警備兵なんだよなぁ。


「なぁ、何で俺は自分の屋敷の警備を殴り倒してるんだ? 俺は自分が何をしているか理解できないから、誰かに説明をしてもらいたいんだが、お前らは説明できるか?」


 なんで自分の家に帰ってきて、こんな殺伐行動をしなきゃいけないのか。それを聞きたいんだけど、跪いている奴らは何も言わない。


「僕たちがいないからって、ちょっと弛んだかな? 優しい奥方様たちに囲まれて、随分と平和に暮らしていたようだね」


 ヨゥドリが跪く警備兵に近寄り質問する。


「聞きたいのだけれど。何で迎えを寄越さなかったんだろうか? ちゃんとした理由があれば僕は怒らないから教えてくれないか?」


 ヨゥドリは怒らなくても、俺は怒るかもしれません。俺が怒らなくても、グレアムさんが怒るかもしれませんね。

 グレアムさんをキレさせると怖いよ。あの人、上下関係に五月蠅いからさ。俺を舐めた態度取ると、俺が怒らなくてもグレアムさんが怒るからね。


「そ、それはちょっとした手違いと誤解がありまして……」


 なら、しょうがないな。誰にだって失敗はあるし、その失敗だって、こいつらが悪いわけじゃないかもしれないから責めるのは止めておきましょう。


「弁解はいらん。そんなことより俺はさっさと休みたいんだ」


 屋敷の中のメイドとかに声をかけといてくださいよ。

 今日帰ってくるって連絡してあるみたいだから、なにかしら準備があるだろう。

 きっと食事とかお風呂の準備とかしてあるんじゃありません? ようやく人間らしいマトモな生活を送れるぜ。


「そ、そのことについても申し訳ないのですが、こちらに用意はなく……城の方に用意しておりますので、閣下にはそちらへご足労いただきたく……」


 城の方かぁ、トゥーラ市には城があることは知ってるし、使ってもいたけど、あそこって生活する場所としては尋常じゃなく不便だったから、そこに帰ることなんか考えてなかったんだよね。


「今から行けと?」


 ヨゥドリがイラつきを露わに頭を下げる兵士に訊ねる。

 もう日も落ちてしまったから、歩き回るのは俺も嫌です。


「それはその……」


 なにか言いづらいことでもありますか?

 手違いで迎えに行けず、間違った場所に帰ってきた奴に、さっさと行けってだけだろ?

 俺は別に構わないけどね。


「遠征から帰ってきた領主に自ら出向けと言うのは正しい発言か?」

「で、ですが奥様も城におられますし」


 警備兵の言い分を聞いたヨゥドリの目がカッと見開く。

 どうやら、この兵士はエリアナさんの方を俺より優先してる感じだね。俺もエリアナさん優先だから別に良いんだけどさ。でも、ヨゥドリはそれが嫌なのかな?

 俺は領主でエリアナさんは俺の奥さん……よくよく考えたら、まだ結婚してない婚約者の関係でしたね。厳密にはまだ他人だわ。

 もしかしたら、この兵士は――っていうか、トゥーラ市の連中は俺じゃなくエリアナさんの臣下のつもりかもしれないとか思えてきましたね。俺のここまでの蔑ろっぷりを見るにさ。


「わかった。城の方へ向かおう」


 俺が行けば丸く治まりそうだしね。


「馬車くらいは用意しろ」


 ヨゥドリが睨みつけながら、兵士に命令すると兵士は俺に殴り倒された奴らを担いで慌てて走り出した。

 そいつらが立ち去るのを見届けるとヨゥドリは俺に向き直り、咎めるような口調で話しかけてきた。


「エリアナ嬢に好き勝手させ過ぎましたね。彼らは自分たちの主がエリアナ嬢であると勘違いしているようです。まぁ命令され、給金も出しもらっている以上、そう錯覚してしまうのは仕方ないですが。それにしたって、今の状況は良くないかと」


 別に良いじゃん。俺はエリアナさんが楽しくやれてるなら、それで良いよ。

 そんな俺の気持ちを察したのかエイジ君が俺に対して文句をつけてきた。


「もしかしてアロルドさん、別に良いやって思ってません? たぶん、良くないことですよコレ。アロルドさんが一番偉いってことを周知させとかないと命令系統とかもグダるし、アロルドさんの命令を聞かない人も出てくるんじゃないですか? アロルドさんじゃなくエリアナさんの言うことしか聞かない人が出てきたり」


 現状ではトゥーラ市の人はそんな感じだよね。

 俺が不在の時はエリアナさんが一番上みたいな立場だったし、そのせいかな。俺とかしばらくいなかったわけだし、いないやつが偉いって言ってもピンとこない奴は多いだろうしさ。


「もしもエリアナさんがアロルドさんに取って代わるつもりだったら、どうします? 今の状態だと、それが出来ますよ?」


 エイジ君が訳がわからないことを言い出しましたね。

 エリアナさんがそんなことするわけないじゃないですか。仮にしたとしても、エリアナさんが自分が侯爵になりたいとか言ったら、俺は地位を明け渡しますよ。だって、無くても困らないし。侯爵じゃなくなったら、収入が無くなってしまいそうだけど、そうしたらエリアナさんに養ってもらえば良いだけだし、問題ないね。


「僕は彼女がそこまでするとは思いませんが、どちらの方が上かは誰の目にも分かる形でハッキリさせておくべきかと」


 将来、夫婦になる間柄でそういうのは良くないと思います。

 夫婦関係ってのは、お互いの立場が対等であるべきだと俺は思うんです。実際に対等ってのは難しいかもしれないけど、互いに相手を尊重し合ってさ。常に相手にお疲れさまって気持ちを忘れてはいけないと思うよ。


「馬車を用意しました」


 ヨゥドリとエイジ君は俺にまだ何か言いたそうだけど、馬車をが来たのでやめたようです。

 他の人がいる前では話しにくいことのようで、馬車に乗り込んで以降もその話はしませんでした。


 特に話題も無く俺達は馬車に乗って、城へと向かう。

 とりあえずトゥーラ城って名前を付けた城はアドラ王国の王城と同じ程度に大きい。俺達が遠征に向かう前は古びた感じであったものの、今は補修し多少なりとも新しい感じなっていた。


「そういえば、どういう手違いがあったかを聞いてませんでしたけど」


 エイジ君が余計なことを気にしだした。あんまりミスを掘り返すのは良くないと思います。


「あそこにはあるのが、我々が乗る予定だった馬車ですね」


 城門をぬけた先に停めてあった馬車を見てヨゥドリが呟いた。

 城内への入り口となる場所の前に止めてある、その馬車を俺も確認してみるが、なんか豪華って感想しかない。車体に金の彫刻があったり、細工が凝ってるとかそんな感じで、蹴っ飛ばしたら一発で壊れそうだねって程度のことしか思えない。


「あれがあるってことは誰か別の人間を乗せてきたのかな?」


 ヨゥドリが馬車の御者に訊ねるが、御者は答えに窮して曖昧な返事をするだけだった。

 まぁ、なんにせよ城へと到着したのだから、良しとしましょう。


「お勤めご苦労様です!」


 馬車から降りるなり、屈強な体躯のガラの悪そうな連中が俺に向かって一列に並んで頭を下げてきた。

 なんとなく顔に見覚えがあるので、古参の連中だと思う。屋敷の方にはいなかったけど、城にはいたんだね。

 ちらほらとロードヴェルムで見た顔もいるんだけど、そういう奴らはロードヴェルムを制圧と同時にトゥーラ市に戻ってきた連中かな?


「出迎えご苦労」


 俺より先に帰ったことに関してはちょっと文句を言いたいような気もするけど、まぁ許してやりましょう。


「この度は申し訳ねぇっす。随分とお手間をおかけしたようで」


 1人が俺に近づき説明をしてきた。


「駅に迎えにいったものの、新入りは身分の高そうな人物を迎えにいくとしか聞いていなかったようで、お頭じゃなく、別の身分の高そうな奴を馬車に乗せちまったようです。そっちのお客も奥様の客だと自分で抜かしていたし、その証明となるものも持っていたんで疑わなかったとか」


 そんなことあるんですね。

 俺の後ろで「ないわー」とか「弛みすぎだろ」とか言っているけど、新入りだったら仕方ないじゃんね。

 偉そうな人に「それは儂が乗る馬車じゃな!」って言われて、「いえ、違います」とは言いづらいだろ? そんでもって「儂はエリアナ様の客じゃ!」「これがその証じゃ!」とかやられたら、従うしかないじゃん。


「その新入りはどうした?」


「今、ちょっと気合いを入れてやってます。こんなこたぁ言いたくないですが、ここの奴らは随分と奥様方に甘やかされてるようで、だいぶ弛んどりますわ。ロードヴェルムから帰ってきて余りのヌルさに驚いたもんです」


 そりゃあねぇ、エリアナさんとかは基本的には優しいからね。叱るには叱るだろうけど、処罰って感じのことはしないよね。それとそういうのはグレアムさんの仕事だと思ってるから、余計な口出しはしないようにしてるんじゃない?


「あんなザマだと、グレアムの旦那が帰ってきたら殺されかねないので、今の内に教育をしておこうと思いますが、いいっすかね?」


 お好きにどうぞって感じに俺は「うむ」って言って頷いておきました。

 俺から了解を得られたので兵士は頭を下げ、その場を立ち去る。


「もう良いだろ?」


 いい加減ゆっくりしたいんだよね。

 俺はエイジ君とヨゥドリを伴って、入り口を城内へと入る。荷物は預けておいたんで、兵士がしかるべき場所に運んでくれるでしょう。


 入り口を抜け、城のエントランスホールに足を踏み入れると華やかな光が目に飛び込んできた。

 城の外観と同様に内装も新しくしたのか、目に入るのは新しい調度品ばかり。そのどれもが、俺のような審美眼を持たない人間でも高価と分かる物だ。

 なにせ、金ぴかだからね。輝いているから誰でも高いって分かるよ。


 まぁ、一番輝いているのは物ではなく人だけどさ。


「おかえりなさい、アロルド君」


 その場で一番の輝きを放っていたエリアナさんが俺を出迎える。

 元々の顔の美しさだけで、どんな宝石にも勝てるエリアナさんが俺に満面の笑みを向ける。


「あぁ、帰ったぞ」


 特に言うことも無いんだよね。もう少し何か言った方が良い?

 でもエリアナさんは機嫌の良い様子で俺に近づき、体を密着させると腕を組んできた。

 今日のエリアナさんのドレスはやたらと胸元が開いていて、おっぱいがこぼれそうなんですが、これは辛い日々を送ってきた俺へのサービスかな? だったら、思いっきり見ても良いんじゃないでしょうか?


「なぁに? そんなに気になるのかしら?」


 そりゃあね、僕だって男の子だもん。仕方ないね。

 でも、それを口にするのは恥ずかしいから、胸を見ながら別の話題を出しましょう。


「贈り物は気に入ってもらえたようだな」


 俺はエリアナさんの胸を凝視しながら、エリアナさんが身に着けているネックレスについて触れる。

 それは俺がヴェルム城の宝物庫で見つけたもので、せっかくなのでエリアナさんへのプレゼントにしようと送ったものです。ヤーグさんが言うには国宝だとか何とか。でも、ヴェルマー王国は滅びてるから、もう国宝ではないし、送っても問題ないと思う。

 俺は子供の掌くらいの大きさのルビーがついていて高そうだったから良いんじゃないかなと思って送ったんだけど、気に入ってもらえたなら何よりです。


「ええ、とっても」


 エリアナさんはうっとりとしながら、艶めかしい手つきでルビーを撫でる。その指先にも大きな宝石のついた指輪がはめられているが、それもロードヴェルムで略奪した物です。

 ヤーグさんの話だと、ヴェルマー王国の王妃の形見の品らしい。でもまぁ、そんなことはどうでも良くて、高そうだからエリアナさんに送ったものです。


「良く似合っている」


 ヨゥドリとかは売っぱらって金に換えようとか言っていた気がするけど、エリアナさんの姿を見ると、そんなことしなくて良かったって、つくづく思うよ。


「本当? 嬉しいわ!」


 エリアナさんが喜ぶと俺も嬉しいです。ついでに、エリアナさんが更に密着してきて素晴らしいね。

 いつからいたのか、それとも最初からいたのかエリアナさんの美しさに目が眩んで気づかなかったけれど、

 いつの間にかいたメイド長が他のメイドと一緒にガッツポーズをしてらっしゃるのはなんだろうね。

 視界の端でエイジ君が俺に指で×印を作って何らかのサインを送ってくるけど、それは無視して良いよね。


 しかし、あれだね。よくよく見ると勿体ないことをしたかもしれないね。


「喜んでいるところ悪いが、それは贈るべきではなかったかもしれないな」


 俺は、俺に寄り添っているエリアナさんの肩を優しく掴んでそっと押し、エリアナさんの顔を真正面から見える位置に立たせる。


「お前の美しさに比べれば、どんな宝石も石ころ同然だ。少し考えれば分かっただろうに、その宝石達には悪いことをした」


 宝石よりもエリアナさんの方が綺麗だからね。エリアナさん以外が着ければ凄い宝石って話になったかもしれないけど、身に着けてるのがエリアナさんだとちょっとね。


「どれほど輝く宝石であろうと、お前の前では添え物になり下がる。まったく贈り甲斐の無い相手だ。最も輝く宝が贈る相手自身なのだからな」


 つーわけで、ヨゥドリの言う通り、お金に換えた方が良かったね。

 まぁ、あげた物を返せとは言わないので、それなりに大事にしてください。


 ……ところで、エリアナさんは何で俺のことを熱のこもった眼で見つめているんですかね。それと、エイジ君が「おぇっ」ってえずいたのは何でだろうか? あとヨゥドリは何で目を閉じているのだろうか? 瞑想をして別の世界に行っているように見えるのは気のせいだろうか、現世に何か嫌なことでもあったのか?


 誰も何も言わないし、俺も何もすることもないので、しばらくエリアナさんの顔を見つめていると、不意に咳払いの音が聞こえてきた。


「お取込み中の所、申し訳ありません。それ以上のことをするのでしたら、この場でというのは些か問題があるかと」


 咳払いをしたのはメイド長だったようだが、良く分からんことを言っています。それ以上って何ですかね? 俺の視点だとこれ以上のこと? いや、もう特にすることもないんだけど。


 メイド長がエリアナさんに手で何か合図を出していますね。

 どういう合図なのかは分からないけど、エリアナさんは頷き、俺に再び密着する。

 さっきは腕を組んでいたけど、今度は俺の胸に飛び込む形。その状態で俺を上げると、俺とエリアナさんの顔がくっつきそうなほどの距離で見つめ合う体勢になる。そして、その状態でエリアナさんは言う。


「あなた、お食事なさいますか、入浴されますか、それとも――」


 うるんだ瞳で俺を見上げるエリアナさん。はたして、これが何の意味を持つのかは良く分からんのだけど、たぶん俺のことが好きってことは分かります。まぁ、それが分かるからって、どういう選択を取れば良いのか分からんのだけど、たぶん――


「お客人がいらっしゃられているのなら、そちらの方が先でしょう」


 それが先なのか? なんか違うような気がするが、ヨゥドリが言うならそれが正しいのか?

 その場にいた全員の視線がヨゥドリに向かう。つっても、この場にいるのは俺とエリアナさんとメイド長とその他大勢のメイド……エイジ君がいないんだけど帰ったのかな? まぁエイジ君は良いとして、そんな面子です。

 その中で俺を除いた全員つまり女性陣はみんなヨゥドリを睨みつけています。特にメイド長は視線に殺気を込めていてヤバいです。


 俺は嫌だぜ? 俺がご飯にするか、お風呂にするか程度のことで揉めるとかさぁ。


「客など待たせておけば良いではないですか。こちらはお家の一大事なのです!」

「そういうことは、今しなくても良いと思いますがね。もっと、落ち着いて取り組むべきことでは?」


 メイド長とヨゥドリが揉めていますね。

 メイド長は俺にさっさとメシか風呂に入れって感じで、ヨゥドリは客が来てるんだから会いに行けって?

 まぁ、客には城に泊まってもらって明日、挨拶するのでも別に良いかなぁって思うけど、それよりも今日の内に挨拶でもしておいた方が良い?

 でもさぁ、よくよく考えてみると、その客って俺らが乗るはずだった馬車を横取りした奴なんだよね。そういう奴に帰って来たばかりで疲れてるのに、挨拶するの? なんか嫌だね。気分じゃないです。


「アロルド君、寝室に行きましょう?」


 エリアナさんはエリアナさんで俺の手をギュッと掴んで、凄い力で引っ張っていこうとしています。

 疲れてるし、日も暮れてるけど寝るには早い時間だと思うんだ。そもそも二人で同じ寝室に行って何すんの?

 膝枕しながら子守唄でも歌ってくれるのかしら? それ以上のことは正式に結婚したわけじゃないから駄目だと思うんだ。婚前交渉は良くないってエリアナさんのお母さんも言ってませんでした?


「旦那様にはさっさとお世継を作ってもらわなくてはならないのです! それが侯爵家に仕える者全ての願いです!」

「言い分は分かりますが、落ち着きましょう。こういうのは準備が大事だと思いますし、焦ってヤった所で、良い結果に繋がるとは限らない――」


 メイド長とヨゥドリはまだ揉めてますね。俺に子供を作れって?

 まぁ、子供も無しに俺が死んじまうと侯爵というか侯爵領はどうなるって問題があるよね。でも、それって今する話か?


 なんか状況が混沌としてきたけど、どうすれば良いんだろうか?

 俺が何をしたいかハッキリと言えば済む問題なんでしょうか?








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