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総力戦

ウィッチャー3とスパイダーマンで忙しかった。

 最後の手段は袋叩きだ。もう、これしかないよな。だって、勝てないんだもん仕方ないじゃん。

 ユリアスが不敵な笑みを浮かべて、俺を煽ってくる。


「おいおい、最後は数を頼みにするとか恥ずかしいと思わねぇの?」


 思わない。

 相手がそれをやってきたら、俺も同じことを言うけど、俺がやる場合は卑怯にはならないんです。俺は良いけど、お前は駄目ね。世の中っては、そういう感じで上手く回ってるんです。特別扱いとか特例とか、そういう奴ね。


「まぁ、いくら数がいても俺が負けるとは思わないけどな。なにせ、俺は最強なわけだしさ」


 余裕をぶっこいていらっしゃるよ、この野郎。でもまぁ、そういう感じでいてもらわないと困る。余裕が無くなってくると、この野郎は逃げるしさ。

 色々と理由つけて、自分は負けてないとか言い張って、速攻で消えやがるから、それをさせないために、ユリアスが対処できる人数で挑まないといけないんだよね。

 頭数はそれなりに揃えてきたつもりで、50人くらいはいるけど、これが限界な気がする。これ以上多いとユリアスは逃げる気がしたから、人数は絞った。


「自分が勝てそうな人数を見極めてるくせに最強か。相手を見て、戦うかどうか考えなきゃいけない程度の強さの持ち主が最強を名乗るってどうなんだろうな? いや、御立派だと思いますよ? 勝てる勝負しかしないから負けない。負けないから、最強か。いやぁ、随分と格好が良い」


 思わず口に出してしまいました。でも仕方ないよね。イラつくしさ。

 もっと猪突猛進になって、こっちが何万人とかいても突っ込んできてくれるなら、俺はここまで面倒な思いをしなかったんだぜ? 追い込むと逃げるし、自分が劣勢だと判断すると逃げやがるんだもん、本当に煩わしい奴だ。

 今だって、絶対の勝算があるから、ユリアスは戦ってるんだろうな。奴にとって、この場所が自分にとって最高の戦場だから、俺達が押し寄せてきても、逃げるそぶりも無く戦ってるんだろう。


「なんだか、俺に対して舐めた口をきく奴がいるみたいなんだが、気のせいだよな? 目の前にいるのは虫けらどもだし、虫が人間の言葉を話すわけがないもんな」


「どうやら、本格的に頭が腐ってるみたいだ。目の前にいる奴らのことも正しく認識できないくらいにな。まぁ、アンデッドなんだから仕方ないか」


 なんかユリアスがニヤニヤしだしたんですけど。うわぁ、気持ち悪いなぁ。

 ああいう奴ってどう思いますか、兵士諸君? ちなみに俺は今すぐぶち殺したいくらい嫌いです。お前らもそうだよね? 

 ん? その挑発するなってジェスチャーはなんだ? こんなもん挑発にならねぇよ。こんな程度でイラつくような幼稚な奴なんか存在しないだろ。

 ほら、見てみろよ。ユリアスは気にしてねぇぜ?


「よし、ぶっ殺すか」


 おい見てみろよ、ちょっと煽っただけでキレたぜ、あのアホ。


「あんまりイラつくなよ。人間の器が小さく見えるぜ?」


 ちょっと、俺を見習った方が良いね。俺は基本的に他人に何を言われても気にしませんから。

 そういう心の広いところが無いと人間は駄目だと思うんだ。つまり、ちょっと煽っただけでイラつくユリアスは駄目な人間ってことだね。


「イラついたりしてませんからー」


 ユリアスの声が聞こえると同時に俺は衝撃を受けて大きく吹っ飛ばされた。

 反応できない速さで距離を詰めて、ぶん殴られたんだろう。剣で斬られたら終わってたけど、どうやらユリアスは一息に殺さずに嬲り殺しにするつもりなのかもしれない。

 良いね。俺としてはそっちの方が助かる。嬲り殺しにされるなら息の根が止まるまで、時間があるし反撃だって出来るからな。


「二回戦だ。お前ら、動け!」


 俺は吹っ飛ばされ、床に倒れ伏した状態から身を起こしつつ、その場にいる兵士たちに向けて叫ぶ。

 一回戦は俺とグレアムさんとオリアスさんで挑んで、ほぼ負けって感じだ。なら二回戦は総力戦で行くしかねぇだろ。


「だから、数だけいたって意味がねぇって」


 こちらを舐めているユリアスに対して、グレアムさんが先陣を切って、斬りかかった。

 俺を除いたら一番速く動ける上、一瞬でやられない程度に腕もあるグレアムさんが真っ先に動いてユリアスの足止めをするって作戦だ。

 ユリアスを好きに動かさせると、おそらくこっちの面子では対応できないので、誰かがユリアスの正面に立って、奴を引き受ける必要があると考えた結果、グレアムさんにその役目が課せられたわけだが――


「悪い、無理だ!」


 速攻で弱音が聞こえてきたんだけど、俺は無視します。

 だって、殴られた部分がスゲー痛いんだもん。なので、回復するまで5分くらい休憩します。


「援護に入れ!」


 兵士の中で槍なんかの長い武器を持っている連中が押され始めたグレアムさんのもとへ殺到し、一斉に槍でユリアスを突き刺そうとする。


「邪魔だな」


 ユリアスはグレアムさんの剣を受け流しながら、自分を突き刺そうと迫る槍の中で最速で自分のもとに届いた槍の柄を掴んで、その持ち主ごと振り回そうとする。だが――


「お?」


 ユリアスに槍を掴まれた瞬間に、その兵士は槍を手放し、腰に差していた短剣を鞘から抜き放ってユリアスに斬りかかった。しかし、その瞬間ユリアスに蹴り飛ばされ、床を転がり、口から血を吐く。どうやら、内臓が潰れたかどうかしたんだろう。

 まぁ、死んでないから無傷の範囲内だし、放っておいて良いな。駆け寄って回復魔法をかける奴もいるし、すぐに戦線復帰できるだろ。


「ちょっとだけ動きの良いゴミどもか」


 俺の所の精鋭なんですけどね。油断してると良くないぜ?

 斬りかかってきた奴を蹴り飛ばしたことで生じた、若干の隙を狙って槍を持った兵士たちが、ほぼ同時にユリアスに向けて突きを放ち、そして、その動きに合わせてグレアムさんも剣を放つ。

 タイミングは良かったように見えた。普通ならば、これで確実に殺せるはず。だが、ユリアスはやはり普通じゃないわけで、突き出された幾つもの槍の穂先を長剣の一振りで全て切り落として、槍を防ぎ、そしてグレアムさんの剣は籠手で受け止めて防ぐ。


「ヤバそうに見えたけど、ぶっちゃけ余裕」


 槍を持っていた兵士たちを風の魔法で生じさせた衝撃波で吹っ飛ばし、ユリアスは剣を籠手で受け止めた状態のままグレアムさんに向き直りつつ、剣を振り上げる。ここでグレアムさんを仕留めるつもりなんだろう。だけど、そう簡単にやられる奴でもねぇよ。


「そうかい、じゃあこれは?」


 至近距離で剣を振り上げるユリアスに対して、グレアムさんが腰から素早く何かを抜き放ち、直後、聞きなれた銃声が響き渡った。

 銃声の発生源はグレアムさんであり、その手に握られていたのは当然であるが銃だった。しかし、グレアムさんの手にある銃は兵士たちが使っている物より、遥かに短い代物であった。だが、武器としては問題なく機能するようで、グレアムさんの持つ短銃の銃口からは発砲後に生じる白い煙が立ち上っていた。そして、肝心の銃弾はというと――


「テメェ……」


 至近距離での不意打ちの銃撃を受けても、ユリアスは無事で立っている。つっても、無傷ではなく、その頬には傷跡なのか、黒い線が走っていた。

 仕留めきれなかったことを理解したグレアムさんが短銃を捨て、腰に帯びていた、もう一本の剣を抜き放ち、ユリアスに追撃をしかけるが、それよりも速くユリアスが長剣を握った拳でグレアムさんの顔面を殴りつけた。


「不意打ちやるなら一発で決めろよ」


 殴りつけられた衝撃で吹っ飛ばされたグレアムさんが俺の横まで飛んできて、床を転がる。

 そのザマを見ると、何でアレで仕留めきれないんですかねって文句を言いたい気分になってくる。さっき使った短銃の存在を俺は聞いてなかった気がするんだけど、それって不意打ちを決めるための秘密兵器だから内緒にしてたんだよね?

 ユリアスを仕留めるためだけに用意した武器なら、それでユリアスをぶっ殺してくださいよ。内緒にせずに情報公開して、全員が使える装備にした方が良かったんじゃないですか?


「結構きついな……」


 起き上がりながら、グレアムさんは口から血を吐く。すると、血に交じって歯がボロボロと口から落ちていくのが見える。死んでないんだから、別に良いじゃないんですか。


「かすり傷を負わせたくらいでイイ気になってないよな?」


 ユリアスが俺達に言葉を投げかけてくるけど、そんなことは欠片も思ってないので無視。俺達的にはぶっ殺せないなら、何をやっても失敗ですから。


「すまん、ちょっと休憩するね」


 兵士がグレアムさんに肩を貸し、広間の隅に連れていく。この感じだと俺の出番かな?

 グレアムさんの仕事を俺がする感じだと思う。スゲー嫌なんですけど、文句は言ってられない感じか。


「なんだか面倒くさくなってきたな」


 ユリアスが休憩を終えて、戦闘に復帰しようとする俺を見ながら言い、直後に姿が掻き消える。

 別に消えたわけじゃない、〈強化〉の魔法を使って身体能力を上げて、とんでもなく速さで動いているだけだ。その速さに散々やられてきたんで、だいぶ慣れたし対処方法も思いついていたりするんで、ビビることもないね。


「よし、守れ」


 俺がそう口にする前に、既に俺の近衛をやっている兵士たちが俺の周りを囲んで俺を守り、そうして俺を守る隊形を取った瞬間に何人かの兵士が吹っ飛んでいった。

 ユリアスが突っ込んでくる道筋に立っていたんだろう。ユリアスは障害物としてそいつらを攻撃したが、それによって最高速では無くなっており、それなら俺でもギリギリ反応できる。

 俺は大剣を振りかぶり、突進してくるユリアスに対して狙いをつけ、迎え撃つ姿勢を取る。ユリアスも速度を落としてはいるが、勢いに任せて俺に攻撃をしかけるつもりだろう。よし、受けて立とうじゃないか。


「アロルド!」


 オリアスさんの声が聞こえると同時に、俺の周囲に魔法陣が現れる。

 俺に向かってくるユリアスは勢いをつけ過ぎていて、今更それを避けることは出来ずに魔法陣を踏むことになった。


「罠かよ」


 俺は受けて立つつもりだったんですけどね。キミが罠にかかってしまったんじゃ、無理ですね。

 ユリアスが魔法陣を踏むと、俺の周囲に魔法で作られた石柱が発生し、ユリアスはそれによって空中に打ち上げられる。もっとも、ダメージは全く無いみたいだけどさ。


「撃て!」


 オリアスさんの声が号令を出すと、銃を持った兵士たちが宙に打ち上げられたユリアスに狙いを定めて、一斉に発砲する。


「ちっ」


 おっと、舌打ちが聞こえてきたような気がしますよ。どうやら、あの野郎ちょっと困っているみたいです。あの野郎が困るのがこんなに嬉しいとは思いませんでした。


 空中では、そう簡単に身動きもできないだろうし、このまま銃弾を食らって蜂の巣になってくれたら良いんですけど、そう上手くはいかないだろうね。


「〈念動〉を使ってくるぞ!」


 オリアスさんがその場にいた全員に警戒を促す。直後、何処からともなく飛んできた槍や剣がユリアスに向けて放たれた銃弾を弾き落とす。


「いい加減、死んでくれると助かるんだがな」


 銃弾を防いだ剣や槍は、そのままユリアスの周りを浮遊すると、続けて俺達に向かって飛んできた。数は十本を超えている。以前、小剣一本で相当ひどい目にあったことを考えると、絶望的な数に思えるが――


「前より速度はおせぇぞ。撃ち落とせ」


 オリアスさんが手下の魔法兵に命令し、飛んでくる剣や槍を魔法で撃ち落とさせる。中には、魔法をかいくぐってくるものもあったが、それに関しても兵士たちが手持ちの武器で弾き飛ばすと、それきり動かなくなる。


「お前の魔法が凄いというより、あの剣が凄かっただけらしいな」


 俺は床を蹴り、ゆるやかに落下するユリアスに向けて跳躍した。世間話をするような感じで話しかけてるが、気合も殺意も極限まで大剣に乗っており、俺は大剣をユリアスに向けて全力で振り抜いた。


「ゴミども――」


 俺の全力の一撃を剣で防ぐが、勢いまでは防ぎきれない。俺の剣による一撃がユリアスを床へと叩きつけた。

 ここまでやって、ようやくダメージだ。俺がウンザリしつつ、攻撃を終えて着地すると、そこにユリアスが〈念動〉で操った剣や槍が飛んでくる。

 だが、もうビビるような代物じゃない。ヤーグさんから話を聞き、それが脅威じゃないことは分かってる。俺は俺に向かって飛んでくる武器を大剣で楽々と叩き落とす。小剣を扱っていた時と比べて、ユリアスが念動で操る武器は遥かに遅く、簡単に対処ができた。

 ヤーグさんから聞いた話では、ユリアスの使っていた小剣は特別な物で、〈念動〉でしやすくなるように魔法の影響を受けやすい素材や加工、細工がなされているとかで、逆に言えば、そういう細工をした武器でなければ、〈念動〉は扱いにくい魔法だとか。

 ユリアスがわざわざ大量の武器を操るのも、細かい操作や、操った武器の速度がでないことを補うためなんだろう。

 小剣を使っていた時は、〈念動〉の魔法は非常に危険だったが、以前に戦った時に、ユリアスの手から奪っており、脅威度は低下している。とはいえ、全く脅威が無いと判断することはできないので、警戒はする必要があるが、警戒しすぎることは無い。


「調子に乗りすぎたな」


 二回も戦って、三回目ともなれば手の内はだいたい分かるし、対策を立てられるってもんだ。それなのに、自分がいつまでも有利だと調子に乗るのは大間違いだ。まぁ、だからって俺らも油断しちゃ駄目なんだけどさ。


「俺に言わせりゃ、お前らの方が調子に乗ってるぜ」


 ユリアスが立ち上がりながら言う。床に叩きつけた程度じゃダメージなんか殆どないのは仕方ない。そもそもレブナントは痛みとか疲れがないしな。それを知ってるから、ユリアスが平気な様子でも俺は特に何も思いません。

 でもまぁ、そう思わない奴も俺の味方にいたようで、兵士の内の何人かが、好機だと勘違いしてユリアスに向かって、武器を振り上げ突っ込んでいった。


「舐め過ぎだろうが」


 ユリアスの吐き捨てるように言った言葉に俺も同意です。ちょっと、それは甘く見過ぎだろうと思うが、別に止めたりしません。

 言うタイミングを逃してしまったのと、そいつらを殺した隙を狙って、ユリアスを仕留めようと他の奴らも動いてるし、俺も動いているんで、声をかけて俺達の動きを無駄にしたくはないんで、黙って突っ込ませることにしました。


「俺を誰だと思ってる――」


 ユリアスの剣が閃き、兵の首が宙を舞う。


「ちょっと、膝をついたくらいで――」


 続けてユリアスに迫る兵士が顔面を殴られ、頭が弾け飛ぶ。


「俺が弱ってると? 俺が負けそうだと? 俺に勝てると思えたと?」


 ユリアスの様子を窺い隙を狙って動き出した兵士をユリアスが捉え、この場にいる誰よりも素早い動きで距離を詰めると、兵士の胸に前蹴りを入れて吹っ飛ばす。

 蹴りを放ったユリアスの背後を狙い、剣を持った兵士が斬りかかるが、ユリアスが振り向きざまに放った裏拳が、兵士の持つ剣にぶつかり、剣を叩き折る。


「ふざけんじゃねぇ。俺が誰だか分ってんのかよ」


 ユリアスは剣を折られ呆然とする兵士の頭を掴んで床に叩きつける。そして叩きつけられ、床に倒れ伏す兵士の体を蹴り飛ばし、距離を取ってユリアスを狙う魔法兵の集団へ叩き込んだ。

 殆どの魔法兵が回避できたが、反応が遅れた一人が直撃して床を転がる。


「俺はユリアス・アークスだ」


 銃を持った兵達がユリアスに狙いを定め、一斉に銃弾を放った。

 普通の相手なら直撃は避けれない数の銃弾。しかし、ユリアスは〈障壁〉の魔法で発生させた光の盾で銃弾を悠々と防ぐ。

 だがまぁ、そこまでは予測の範囲内だ。ユリアスが銃弾を防ぐことに気を取られた、その一瞬を狙って、俺は動く。

 〈強化〉の魔法を発動し、身体能力を限界まで上げ、俺は〈障壁〉が発生していない側に回り込んで、ユリアスに突進する。


「忘れているようだから、何度でも言ってやる」


 大剣を担ぎ、全力の踏み込み、そして全力を込めた一撃を俺は放つ。だが、俺の攻撃が届くりも早く、ユリアスの蹴りが俺の足を払い、俺を床に転ばせる。

 だが、それで攻撃が止まるわけじゃない。俺に続いて動いていたグレアムさんもユリアスに迫り、それに僅かに遅れて剣や槍を持った兵もユリアスに襲い掛かった。

 しかし、それでも――


「俺が――最強だっ!」


 ユリアスが自分から動き出す。

 迫るグレアムさんに対して、自分から距離を詰め長剣を振り下ろす。虚を突かれたわけではないが、想像していた以上の一撃を受け止め、体勢が崩れたグレアムさんの腹に蹴りを入れ、体勢を崩すと続けざまに、胸に蹴り入れグレアムさんを吹っ飛ばす。

 グレアムさんが飛んだ方向はユリアスに襲い掛かろうとしていた兵士たちの進行方向。飛んできたグレアムさんを受け止めた兵士の動きが止まった瞬間を狙い、ユリアスが距離を詰める。


 兵士たちは慌てずにユリアスを迎え撃とうと、グレアムさんを放り捨てるが、それが致命的な遅れとなった。

 剣を振る暇もなく一人の兵士の腕が宙を舞う。

 仲間一人やられた程度で動きを止めない、兵士たちが自分たちの前へとやってきたユリアスに手に持った武器を振るう。

 頭を狙って突き出された槍が首を振るだけで躱され、振り下ろした剣も身体の軸を横にずらしただけで避けられる。横なぎに払った剣は屈まれて空を切り、低い姿勢を取った所に目掛けて槍を放つが、簡単に槍の柄を掴まれてしまう。


「俺が最強だ」


 頭を狙った兵士の首が飛ぶ。剣を避けられた兵士の胴を長剣をが貫く。屈むと同時に長剣が振るわれ、兵士の両足を膝から断ち切る。

 残るは槍を掴まれた兵士だけだが、そこにグレアムさんが乱入する。グレアムさんが放った剣を上半身を軽く振るだけで躱し、ユリアスは即座に反撃に移った。

 長剣による斬り上げがグレアムさんの顔面を捉え、それと同時に槍を掴まれた兵士の腹に蹴りが叩き込まれる。兵士は口から血を吐き、槍を手放して崩れ落ちた。同時に顔を斬られたのかグレアムさんが顔面を押さえて、後ずさる。


「俺が強すぎるんだから仕方ない」


 肩を竦め、ユリアスは奪った槍をグレアムさんに向けて投げつけた。






ウィッチャー3は終わったけど、スパイダーマンで忙しい。

11月はレッドデッドリデプション2で忙しい。

12月はドラゴンクエストビルダーズ2かジャッジアイズで忙しい。

来年はキングダムハーツがあって忙しい。


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