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旅の準備 3

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「レン様、それではギルドへ冒険者認証を取りに行きましょうか?」


シアがニコニコしている。

何がそんなに嬉しいのか良く解らないけど、まあ機嫌が良いに越した事はない。


「それじゃあ、行こうかシア。」

「はい、レン様!」


僕達は、僕の家、ブロスフォードの邸宅から歩いて冒険者ギルド本部へと向かう。

今、王城にはカーナが母様と登城している。

これはシアが城を空ける事になるので、その対策の為の準備をしているようだ。

例えば影武者とかを用意するらしい。

それは僕ら三人の影武者もらしい。

ただ、これはあくまでも念の為で、実際はファルシア姫がまた引きこもってしまったと云うことにするので、特に必要は無いのだが、やはりその人の様な影が在るのと無いのとでは、カモフラージュのし易さが全然違うらしい。

そこで、影武者としての人選の為に母様とカーナが城に登城してるという訳だ。

シアの影武者は元々いるけど僕らの影武者となると母様の眼鏡に叶う者でないとね、という事らしい。

リーシェンは、僕等に先行してギルドに行って手続きとかを事前にしてもらっている。

ギルドに着いてからだと、時間をかけると要らぬ問題が色々起こりそうだったから、なるべく早く済ませたいという事からだ。

なにせ証明書の発行は等の本人に直接手渡しが原則だからだ。

と、云うことで、今、僕はシアと二人でギルドに向かっている訳だ。


「ウフフフフフ」

「楽しそうだね、シア?」

「え? えへへ、そうですか?」

「うん、違うの?」

「楽しいですよ。まさかレン様とこうして街中を二人で出歩けるなんて、思ってもみなかったですからね。」


満面の笑顔のシアを見ていると僕もうれしくなる。

多分、街を歩くなんて事はシアにとって夢でしかなかった事なんだろうと思う。

いくら結界魔道具を使っても、シアの加護の力を完全に防ぐ事は出来ないんだけど、どうも僕の近くにいると、僕の加護、神対応がシアの加護の力を制御を肩代わりするみたいだ。

そう思うと神対応って色々な人の加護をもしかしたら制御してしまう事が出来るのかもしれない。

それって反則技?じゃないだろうか?

まあ、今はシアが喜んでいるから、その事はまた後で考えよう。


「レン様、あれは何ですか?」


僕のすぐ後ろを歩くシアの言葉に僕は振り返ると、色々な店が並ぶ中の一つを指差していた。

その店は、王都でも珍しい大きなガラスで店内を見せているちょっと高級そうな感じだった。

あれだけ大きなガラスは、ブロスフォード家の邸宅でも無いほどで、それだけでこのお店が、庶民的な店で無いことが判った。

そしてそのガラス越しには、白い光沢のある布が掛けられ、その上に綺麗に並べられた、色とりどりの宝石が、人の目に止まるように配列されていた。


「レン様、綺麗ですね。あれは宝石店でしょうか?」

「多分そうだね。ただ宝石店なんて入った事が無いからどんな感じかはよく解らないけどね。」


まあ、子爵家の子がホイホイ街中に出て買い物なんて普通は無いんだろうけど、その辺はブロスフォード家は寛容というかルーズと云うか、僕はたまに買い物とかを街中でしているので、シアよりは判ってると思う。

但し、あまり高級そうな店は入った事は無い。


「ちょっと、見ても良いですか?」

「うん、良いよ。今行ってもまだリーシェンも手続き終わってないと思うしね。」


僕は二つ返事で了解すると、ありがとうございますと言ってシアが店の方へと歩き出した。

僕はシアと同じように店に向かい、入口の前までくると、先に店の扉を開けてあげる。

シアはその動作が当たり前のように扉の前で佇んで待っていて、僕が扉を開けると極く自然に店の中へと入っていった。

まてよ?貴族として淑女への対応は間違ってないけど、これから冒険者として王都を離れるなら、この対応では駄目かもしれない。

今度からはシアにも自分で扉を開けるように言っといた方が良いかもしれない?

そんな風に思いながら僕達は店の中へと入っていった。

読んでいただきありがとうございました。

当分投稿比率が下がると思いますので、読んでいただいている方々にはご迷惑おかけします。


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