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冒険者ギルド13

投稿致しました!

その男達は、一応に防具や武器を携えている。

身なりからすると冒険者かな?

防具も武器も人それぞれで統一性が無いし、嫌らしい目つきや、下卑た笑い顔なんかして底辺の冒険者丸だしですって感じだもんなあ。


「何かご用ですか?」


僕は特に警戒してますよって感じを出さない為に、わざと自然に返事をしてみた。


「ああ、今さっき冒険者ギルドの建物から出てきただろ? 見かけない顔だしな、新人だろ?」

「はい、そうですが、それが何か?」


僕と、その集団の中の一人の男と話し合っていると、リーシェンが僕の前に少し出て防御態勢に入っていた。

そしてカーナは僕の後ろにいるシアの前に出て後ろに回ろうとする男達を牽制していた。

二人とも、さすが手早いね。


「見たところ女性しかいない新人パーティーだろ? 俺達は新人のあんたらに先輩として冒険者の何たるかを教えてやろうかと思ってな、声をかけてみたんだ。」


女性だけと云うのはちょっと気になるけど余り関わりになる必要もないから無視して僕は丁寧に断ることにした。


「それはご苦労様です。ただ、僕達はそれなりに訓練していますので、駆け出しという程でもありませんので丁重にお断りいたします。」


そう言って一礼すると僕達はそのまま歩きだそうとしたが、その前を2、3人の男が塞ぐように立ちはだかった。


「おい、おい、そんな連れないこと言わなくても、俺らが親身に教えてやるから遠慮すんなよ。」


僕の態度に少しいらついたのか、早口になりながらも、まだ理性的に話そうとする男性。


「そう言われましても、あなた達に教えを乞うような事は無いと思いますので。」

「はあ~? 何だとこらあ! 目上の者に対して言葉が過ぎやしねえか?!」


ああ、だんだんと口調が荒くなってきたな。

とは言ってもこればっかりはねえ。


「おい!嬢ちゃん!お前まだ10歳にもなって無いだろ? それに女ばっかだし、どう見たって森で魔獣と遭遇してすぐにあの世行きが目に見えんだよ! 俺達と仲良くなっとけば嬢ちゃん達が受けられないCクラス依頼だって受けれるし身の安全だって保障してやれるんだぜ。」


Cクラス依頼と云う事で彼らの実力が僕達より下だと解る。

ちょっと強くなったからといって、こうも自信過剰になるもの何だろうか?

まあ、確かにこれだけの美少女達を見たら誰だってお近づきになりたいと思うかも知れないが、その中にどうも僕も入っているのが気に掛かる。

そんな事を考えていた為少し黙っていたら、どうも向こうの申し出に僕が乗る気じゃないかと勘違いしたようだ。


「良く考えたら、結構良い話だろ? 俺達が絶対に守ってやるからよ安心しな。なんなら報酬を山分けにしたって良いんだぜ? ただその代わり、ちょっと俺達と良いことしてもらうだけで十分なんだがな。命の保障があって、金も手に入り、冒険者としての評価も上がる上に、毎晩気持ち良くなるんだぜ? これ以上良いことないだろう?」


僕は、その下品な言い回しにカチン!と何かのスイッチが入った様な気がした。


「生憎、彼女達は僕の大切な女性達なんで、君達みたいな何処の馬の骨ともわからん男にお願いする気はありませんから。それに何か勘違いされているようですが、僕は男ですよ?」


僕ははっきりと言い切る。

すると僕が男だという事に少し同様が男たちの中に出たが、それはすぐに収まった。


「本当に男? なのか? どう見たって女にしか見えんが?」

「本当に男ですよ?」

「まあ、それならそれでも良いぜ? こう見えて俺は両刀なんでな。特にお前ほどの美少年なら問題ないぜ。」


う! そう来たか! と、鳥肌が全身を一気に駆け巡った。

さっきまでカーナ達の事で頭にきていたのに一気に醒めてしまった気がする。

それにしてもこの世界の男共は、皆こんな感じなのか?


「お前みたいな子供じゃまだ冒険者は無理だぜ? この俺が色々教えてやるからよ楽しみにしてな。」


駄目だ!これ以上こいつらの言葉を聞くのは堪えられない!

ここは力づくで、と思ったんだけど、僕は物凄い圧力を感じて刀に手を掛けるのを収めた。


「この外道共! 今、なんて言いました!!」

「私達の大切なお方をそんな下品な目で見やがる糞虫共! 生きて帰れると思うなよ!!」


その圧力の主、リーシェンとカーナが、今までに見せた事が無いような形相で男達を睨み付けていた。


「まずい! あんたら早く此処から逃げろ!!」


そんな僕の温情を汲み取れる奴は、初めから此処には居なかったようだ。

いつも読んでいただき有り難うございます。

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