冒険者ギルド12
投稿いたします。
読んでいただけますでしょうか?
宜しくお願いします。
「なんだい? パルワ。」
「はい、パラディオ様、臣下ってどういう事ですか?」
パルワさんが、可愛らしく質問すると、優しく微笑むパラディオ本部長。
ただ顔が厳ついので、見ようによってはちょっと怖いかも。
「それは、後で話す事にするよ。君にも関係無い話じゃなくなると思うからね。」
人差し指を立てて、良いよねとウインクして見せるパラディオ本部長をうっとりとして見つめるパルワさん。
「はい、パラディオ様がそう仰るなら。」
あ~あ、今にも見てられない様な抱擁をしそうな二人だったので、僕達は一端本部を出ることにした。
「パラディオ本部長、取り合えず僕達一端戻るので、冒険者証は明日取りに来るから宜しくね。」
「は、はい、お構いなく。」
何がお構いなくなのか?
二人を置いて、僕達は本部を出た。
「良かったですね。お二人幸せそうで。」
ギルド本部の建物を出て、取り合えずブロスフォードの屋敷に戻る事になった僕達は、大通りを一本外れ住宅街の路地を歩いていた。
「まあ、幸せになって欲しいとは思うけど、あそこまで二人の世界に入られると、見ているこっちが恥ずかしくなるよ。」
「でも、私もあそこまでとは言いませんけど、少しは憧れます。レン様は駄目ですか?」
シアが可愛らしいく言って来ると、後ろに付いて歩いているカーナやリーシェンも頷きながら真剣に聞いている。
「は、恥ずかしいと言えばそうだけど、別に嫌じゃないかな?」
「よかったあー、これで堂々とレン様に甘える事ができますね。リーシェンさん、カーナさん、一緒にレン様に甘えましょうね?」
「シ、シア様! べ、別に私どもは、」
シアの言葉にリーシェンが焦るが、お構いなしにシアは笑顔だ。
「あら、あなた達がもっとレン様とイチャイチャして貰わないと、私が出来ないではないですか。」
「そんな、姫様を差し置いてそのような事。」
「それは私が困ります。レン様が幼少の頃から私達は良くお互いを知ってますが、一番初めからレン様をお守りしお慕いしているお二人をそれこそ差し置いて私がレン様に手を出すわけにはいけません!」
サラっと大胆発言されるシア。
君ってそういう性格だったの?
「何を言ってるんです! この場合シア様が正妻であるわけですから、私たちが先とかおかしいですよ?」
うん、普通はリーシェンの言う事が正しいんだよね。
と、言うより僕まだ7歳なんだよ?
一応成人する13歳までは結婚出来ない訳だし、今からそこまでの話をしなくてもとは思うんだけど。
「そんな事はありません! 王家や貴族では10歳くらいで他家へ嫁ぐと云うのも珍しくありませんわ。」
僕? 独り言、口に出していたのか?
僕がまだ成人していない事を考えていたらいつのまにか口に出していたのだろう。
シアが反論を言ってきた。
まあ、そういう意味では、シアは10歳だしカーナも17歳だし問題ないのか? リーシェンもあれ?いくつだっけ?
「た、確かに、こ、子作りとかは、体が成長しないと、だ、駄目でしょうからしょうがありませんけど・・」
シア、あまりそういう事は公衆の面前で言うべき話じゃないぞう。
ほらリーシェンなんか顔真っ赤にしてるぞ。
「でも、私なんか良くレン様が寝付けないといって、一緒に添い寝してあげた事何回もあるし、そんな時はたいてい私、裸だったから今更な気もしないでもないよ?」
「カカカカ、カーナさん! なななな何を言ってるんです! それ本当なんですか!?」
カーナの爆弾発言にリーシェンが物凄い勢いで詰めよって衿元を締め上げ始めてる。
「ちょ、ちょっとリーシェン先輩、く、首絞まる! し、仕方ないんですよ。私、裸でないと寝れない質なんで!」
「と、言う事ですので、別に年齢関係なく、レン様を愛する事は問題ないと思います!」
「問題ないという訳では無いと思いますけど。」
「「「問題ありません!」」」
「はい!」
三人がいつのまにか僕に迫って言い切るので、つい、返事してしまった。
最初結婚をどうとかの話だったのに、今の話では一緒に寝ても良いかどうかみたいな話になってないか?
取り合えず三人が結構仲が良い事が解っただけでも良しとするけど、帰ったらその辺をもう一度ちゃんと話しておこう。
そんな端から見たら仲良さそうにしながら帰り道を急いでいると、建物の影の小さい路地からこちらを見る視線が次第に多くなって来ているのに気づいた。
「おい、そこの坊主、ちょっと話があるんだがな。」
そう言って冒険者っぽい男が10人くらい、路地の影から姿を現した。
読んでいただき有り難うございます。




