冒険者ギルド11
投稿いたします。是非読んでやって下さい。
もしかしてこの二人ずっとこんな感じだったのか?
はっきりいってこんな図体ばかりでかい気弱なパラディオ本部長なんか、パルワさんがはっきりと告白したら一発だと思う。
だって、パルワさん物凄く可愛らしくて素敵だもの。
小さくてコロコロって言ってるほど太ってないし、逆にこの歳の割に幼さが残る顔立ちに、このお胸は殺人的な魅力だと思うんだけどな。
と、思いつつ、ついパルワさんの胸を凝視してしまっていたらしく、いつのまにか横に居たカーナに顔を両手で強制的に振り向かされ、自分の胸に僕の視線を固定させてきた。
「カ、カーナ! く、首が!」
「レン様、そんなに女性の胸が見たければ私のをいつでも見せますから!」
カーナの爆弾的な言葉に、リーシェンとシアも手を挙げそうになっていたが、視線を落とし自分の胸を見て二人とも手を挙げるのを止めてしまった。
う~、何故かとても居た堪れない気持ちになってしまう。
とりあえず、そのままカーナを抱きしめてあげて、ゴメンって言ったらキャ! とか言って喜んでくれて解放してもらえた。
何故だろう? 僕ってこんなにキザッたらしい事してたかな?
加護を受けたのはいいけれど、この加護ってそっち方面に最強なんじゃないか?と思え出してきた。
とにかく!話を戻して。
「お二人とも、お互い好意的であるのは明白なのは、判りますか?」
「「え? そうなんですか??」」
「やっぱり、判ってなかったんですね。」
「シア、二人の今の気持ちは判る?」
僕の言葉に、今まで自分の胸に手を当てながらうなだれていたシアがパッと顔をあげて毅然とした態度に戻った。
王女様の威厳のある顔だけど、今のを見たら普通の女の子にしか見えなくなって来たな。
その方が余計に可愛く見えるから僕としては嬉しいし限りだけどね。
「だ、大丈夫です! 判ります! お二人ともお互いを異性として意識されておられますね。特にパルワさんは相当にパラディオ本部長の事をお慕いされているようですよ。」
「ええ!?」
パラディオ本部長はパルワさんを凝視して驚いてる。
そして見つめられているパルワさんは、真っ赤な顔をして俯いている。
うん、可愛い。
これで何とも思えない男は不感症だろう。
「パ、パルワ君、その本当なんだろうか? こんなオッサンで女性だけでなく男性からも見た目だけで怖がられている私なんかを?」
「そ、そんな事ありません! 私は幼い時にパラディオ様に森で魔獣に襲われているところを助けられて以来、ずっとお慕いしておりました!」
勢いのある言葉に乗せてパラディオ本部長に迫るパルワさん。
なんと幼い頃からって、どんだけ一途なんだ? まさかとは思うけどパラディオ本部長、光源氏作戦なんかしてないだろうな?
まあ、人柄からしてそんな事は無いと思うけど。
「その、私なんかでいいのか?」
「パラディオ様でないと嫌です!」
あ~あ、二人で手を取り合って見つめ合ってるよ。
これはカップルの出来上がりだな。
シアや、リーシェンにカーナまで羨ましそうに二人を見てる。
ああいう事をして欲しいのだろうか?
「レン様!」
「は、はい!」
いきなりパラディオ本部長が机に手をバン!と勢い良く突いて僕に迫ってきた。
「有り難うございます! この私にこの様な春が訪れるとは今の今まで思っておりませんでした! これもレン様のおかげでございます! この御恩一生忘れる事無くこのパラディオ、御身の為に尽くすことを誓わせていただきます!」
おお、何か凄く喜ばれてしまってるけどちょっと鬱陶しいかも。
「いや、パラディオ本部長、そこまで言って貰わなくても良いんだけど?」
「いいえ! システィーヌ様にお許しを頂き、レン様がブロスフォード家の家督を継がれた暁にはこのパラディオ臣下として馳せ参じさせていただきます!」
うわ~、この顔で迫られるとやっぱり怖い。
「レン様、おめでとうございます。将来の優秀な臣下が加えられたこと本当にお喜ばしい事でございます。」
リーシェンが、少し目の周りを赤く残したまま僕にお祝いの言葉をかけて来てくれた。
う~んまあ良いことなんだろう。
Sクラスの強者でギルドの本部長も勤める程だから頭も相当にきれる傑物だしね。
それより、リーシェンには後でもう一度謝っておこう。
「あの~少し宜しいですか?」
パルワさんがパラディオ本部長の裾を引っ張って質問をしてきた。
読んでいただき有り難うございます。




