冒険者ギルド 9
投稿致しました。
ちょっと見てやって下さい。
「すみませんでした!!」
今、僕達は冒険者ギルド本部長の執務室に併設されている応接室に通されていた。
此処に今居るのは、パラディオ本部長、僕、シア、リーシェン、カーナ、そしてパルワさんの6人だけでだ。
ただ、パルワさんは何が何だかって困惑の表情で固まっているけどね。
「それで、母様からは事前にお話が無かったのですか?」
「いえ!事前にはお話を受けております。その為の準備や偽装工作も万全でした!」
しかしこれは話しづらいな。
僕とシアは通された応接室の真ん中にあるソファーに二人並んで座っていて、その後ろにリーシェンとカーナが僕達の背後を守る様に並んで立っている。
本当はリーシェンとカーナにも一緒に座るよういったんだけど、ガンとして首を縦に振ってくれなかったので仕方なく立ってもらっている。
ただそれはさほど大きな問題では無かったが、その問題は僕が座っているソファーの横で床に頭を付けて土下座のままで話しているパラディオ本部長にあった。
「あのー本当に普通に座って貰えませんか?何か酷く悪い事してるように感じるので。」
「それは出来ません! この様な失態、このパラディオ! 腹を切ってでも償わせていただく所存!」
「ですから、多分母様が面白がって僕達がこちらに伺う日程をわざと間違えて報告していると思いますので、気になさらずにお願いします。」
「いえ! どの様な状況であろうと、対処出来なければシスティーヌ様に教えていただいた者として許されるものではないと思っております!」
なんて頭の固い人なんだ?
人柄は悪くないのは解るんだけど、これでは話が進まないよ。
もしかして母様の元部下ってみんなこんな感じなのかな?
「レン様!」
僕とパラディオ本部長が押し問答していると、背後からパルワさんが僕の名前を叫んでそのまま、パラディオ本部長の隣にやって来て一緒に土下座し始めだしたぞ?
「パルワさんまで、何やってるんですか! それに様ってなんですかさっきまで君だったでしょう?」
「いえ、何で本部長がこれほど謝っておられるのか解りませんが、これは私が本部長に正確な報告をしなかった為に起こった事ではないのでしょうか? それならば私も同罪です! どうか本部長を虐めないで下さいませ!」
パルワさん、目に涙いっぱい浮かべて必死に訴えかけて来る。
もしかして僕って物凄い悪人に見えてるのでは無いだろうか?
「パ、パルワさん!別に虐めて無いからね? 僕はそんなに謝らないでって言ってるくらいだからね。どちらかと言うと僕の母様の悪戯が原因だから、謝るなら僕の方だから、ね!」
「ほ、本当ですか?」
パルワさん僕との位置的に下から覗く様な上目使いで言ってくるから物凄く可愛らしく見えてしまい、つい顔を赤くしてしまった。
それを見逃さなかった、リーシェンやカーナが僕に視線を突き刺して来る。
僕の加護の力って、対女性には全く効力が無いのかもしれないと思った瞬間だった。
加護を与える神ってもしかしたら女性なのか? 女神様?
そんなこんなの押し問答が続いて漸く落ち着いたのは半刻程経った頃だった。
申し訳なさそうに大柄な体を縮めてソファーに座るパラディオ本部長を両手で抱える様に支えながら隣に座るパルワさんに相対するように僕とシアがソファーに座っている。
リーシェンとカーナは相変わらず僕達の後ろに控えて立っている。
「それで、パラディオ本部長、僕達の冒険者登録の件ですが、」
「は!はい! 当初の予定通り、シア様を除く御三人方をBクラスと認定し、シア様はCクラスとさせていただきます。よってパーティーのクラスはBプラスとなります。」
「Bプラスですか?」
僕はまだ聞いていないパーティーのクラスについて聞いてみることにした。
読んでいただき有り難うございます。




