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僕の加護神対応は最強らしいので秘密にします。~僕は女の子じゃないから~   作者: ユウヒ シンジ
第3章 旅、エルフの里へ
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スバイメル帝国の闇 7

投稿いたしました。

よろしくお願いします。

そしてこの保守派の筆頭が皇帝であり第一皇子のアラヒダ様だという。

この二人の侵略計画を、この間フル姉が持ち出したおかげで、その全貌の一端を各国が知るところになったのだ。


「私どもと協力し宮殿内への手引等をいたしましたが、国外に脱出する際、フルエル様の特徴等が知れ渡りその後大変ご迷惑おかけしたとお聞きしております。申し訳ございませんでした。」

「あ、それはフル姉じゃなかった、フルエルも気にしてないと言ってましたから大丈夫ですよ。」

「そう言っていただけると助かります。」


皇妃様もフル姉の事気にしてくれてたんだ。

ちょっと嬉しく思っていると皇妃様が話を続けてくれる。


「反対に、改革派の筆頭が、私とこのルーレシアなのです。」

「やはりそうですか。でも夫婦と親子で戦う事になりますがお覚悟はお有りなのですか?」

「第一皇子はともかく、皇帝はそんな戦争を引き起こす様な考えをする人では無かったのです。それが3年位前から様子がおかしくなり、皇子とその母親で側妃のゲルフィネス様と共に侵略戦争の計画を進め出したのです。」


なるほど。

今の話からすると、その側妃であるゲルフィネス様が悪魔と繋がりがあるのかな?

まあ、絶対と云うことは無いし、慎重に調べる必要があるな。

問題は、悪魔の事を皆に話しておくべきかどうかだ。

自分の夫が悪魔に魅入られているなんて知ったら皇妃様はどんなに苦しむだろう?

ルーシーもそうだし、ここはもう少し様子を見てから話すとするべきか?

後でリーシェンに相談しよう。


「それで皇妃様、ローエンベルク将軍は皇妃様と同じ改革派ということですか?」

「はい、相手は皇帝に第一皇子です。殆どの貴族は言いなりに成るしかありません。けれどそんな事をしてスバイメル帝国に未来などある訳が無いのです。でも圧倒的な力に対抗する術は私にはありませんので、兄であり公爵家で軍事の将であるローエンベルクを全面に押出、皇帝に付く貴族の切り崩しを進めていたのですが、」

「それで、毒殺ですか?」

「はい。」


王家、貴族の定番だな。

でも、ローエンベルク殿がいなくなれば、一気に皇帝側の勢力に飲み込まれ開戦に向けて進むしか無くなるわけだ。


「本当でしたら、国内の事は国内で終わらせたいのですが、兄がこの様な状況でしたので、やむなく伝のありましたクウェディ様にご相談させていただいたのです。」


皇妃様とルーシーが僕の方を見つめる。


「どうか、レンティエンス様のご助力を賜りたく! どうかお願い出来ませんでしょうか?」

「私からも改めてお願いいたします。レン様どうか、お母様のお力になっていただけませんでしょうか?!」


二人は再び椅子から立つと深々と頭を下げられた。

それに合わせてラバスさんもシシリアさんも深く頭を下げられる。


はあ、こんな状況って普通は変だよ?

だって僕まだ8才だからね、気持ち的には。

まあ、実際は前世の事もあるから大人対応するのは出来るけどね。

事が一国の命運を左右するから簡単に、良いよ! なんて本当なら言えないんだけど。

これも加護のせいかな? ちゃんと対応して見せろって言ってるんだろうか?


『オーディ様、これも神になる試練とかなんですかね? 別に神様になりたい訳じゃ無いんですよ? でも、知ったからにはほっとけませんよ。だから人として対応しますよ? 良いですね?』


『オッケー!』


かる!!

まあ、良いか。あの神様らしくて。


「解りました。こんな僕ですけど仲間はとっても頼りになりますから、頑張ってお手伝いさせていただきます。」

「!! ほ、本当ですか!?」

「はい。アクアもリーシェンも問題ないね?」

「もちろんですともレン様! 私はどこまでも一緒です! 一心同体です! 同体・・はあ。」


リーシェントリップしない。


「問題無い。」


相変わらずアクアは無表情だけど、口の端が上がってるのが判る。

案外楽しんでいるのかな?


そんな二人はサムズアップして応えてくれる。


「それと、皇妃様もルーシーも、僕達に対して敬語は無しでお願い。帝国内で動き回るのに皇妃様が頭を下げるのは相手に詮索される切っ掛けになりかねませんから。ルーシーもさっき言った通りに最初の様にお願いだよ?」

「え、でも。」

「お願い!」

「・・・・・・・わ、解りましたレン様! あ、待って下さいだったら先輩って呼んでいいですか? リーシェン先生の同じ生徒として、ルル様の同じ弟子として?」


「え? ルーシーもルル婆師匠に教わっていたの?」

「はい! 1年程でしたけど。先ほどお母様から先輩もルル様の元で修業されていたと聞きましたので。」


いいのかな?

そんな期待に満ちた目で見ないで。


「判ったよ。それでお願いします。」

「やった!」


最初に会った時の印象とはだいぶ違うな。


「ルーシーってもっと大人ぶった男性みたいな話し方じゃなかった?」

「ああ、あれは、お父様やお兄様とやり合うのに子供っぽいとナメられてしまいますから。」

「そうなんだ。うん今の方が断然良いよ、あんな口調だと辛そうに見えるもの。」

「そ、そうですか? じゃあ男口調はもう辞めます!」


本当に素直だな。


「それでは私も了解いたしましたわ。これからはレン様とお呼びしますわ。」


それも親し過ぎる気もするけど、まあ良しとするか。

とにかく皆の為にも頑張ってみよう。

先ずは、ローエンベルク将軍の回復していただいて、生きている事をアピールしよう。

どんな反応するか楽しみだね。

読んでいただきありがとうございます。

また来てください。

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