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僕の加護神対応は最強らしいので秘密にします。~僕は女の子じゃないから~   作者: ユウヒ シンジ
第3章 旅、エルフの里へ
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旅、エルフの里へ改めスバイメル帝国へ 1

投稿いたします。


「どうしてまた、僕達なんですか?」


素朴に先ず、なぜ僕らなのか聞いてみた。


「簡単な事です。相手が人間じゃ無い可能性があるかもしれないからよ。」


ん~? 今何かものすご~く引っ掛かる言葉を聞いたような?


「クウェンディ様? 相手は人間じゃ無いのですか?」

「可能性としてね。」

「それを僕達が相手するんですか?」

「そうね。」

「帝国騎士とか、Sクラス冒険者とか他の方もいるのでは?」

「大丈夫、全然歯が立たないから最初から考えてないわ。」

「そんな相手を、人間で女性と子供しかいない僕達が相手するんですか?」

「そうよ?」

「無理でしょう!」

「なんで?」

「なんでって、どう見てもそうでしょう?!」

「・・・・・・・・・・・・・・」


手に顎をのせ、首を傾げて物凄く考え出してしまったぞ?

そんなにおかしな事を言った覚えはないんだけど?


「おかしいわね。最高神オーディ様からレンちゃん達、かなり神域に足突っ込んで、人間ほぼ卒業してるからって聞いてたんだけど? だいたいさっきのオーディ様の力を使わせてもらった攻撃をあっさり防いだんだからもうあなた達に勝てる人間なんて数える程しかいないわよ?」


あの女神様、何を勝手な事言ってるんだ? 

でも数える程でもいるんだ。

まあ、クウェンディ様もそうだし、母様やルル様もそうか?


「もしかして、シアや皆の力が大幅に向上してるのて、オーディ様が何かしたのですか?」

「それは違う。」


つい言葉に出てしまったのをアクアが聞いていたようで横から話に加わって来た。


「レン様達の力が大きくなったのは、私がレン様の眷属となって、皆に同等と宣言した事で、上位精霊の基礎力を皆に均等に配当された為。」


相変わらず抑揚の無い喋り方で話すアクア。


「え? という事は今、リーシェンや皆は、上位精霊と同等と力があるの?!」

「いえ、最初の精霊力を均等に分けたから、私単体だった時に比べれば落ちていると思う。けどもともと皆、神の資格を持って対応しているレンちゃんの眷属になっていたから極端に力が落ちたわけじゃない。」


アクアが話終えると、無表情の顔だけどどこか不安に思っているように僕は思えた。

だんだん、表情の微妙な変化が判ってきたのかも。


「もしかして、私余計な事をした?」


そう言って見つめてくるアクアに僕は手を頭の上に乗せると優しく撫でてあげる。


「そんな事ないよ。アクアは皆の事を自分と同じだ仲間だと思ってやった事でしょ? それに皆が強くなるのは安全に生きる上でも大切だからね。感謝こそすれ駄目なんてこれぽっちも思って無いよ?」

「うん。」


目を閉じて、頭を撫でられているアクアの表情が少し和らいだ様に見えた。


「まあ、判りましたけど、相手は一体何なんですか?」


僕は少し諦め気分で、クウェンディ様に相手の事と事情を聞いて見ることにした。


「相手は、悪魔。数千年前に、神の軍勢と戦って異空間に閉じ込めた悪魔がどうも復活し始めてるみたいなの。それをオーディ様がスバイメル帝国領内で感知したので調査と出来れば討伐して欲しいらしいわ。」


続けてクウェンディ様は話をしてくれる。


「レンちゃんも最近、スバイメル帝国には色々と関係してるのでしょ?」


確かに、最近の不穏な出来事はスバイメル帝国絡みがばかりだな。


「そうですね。つい一昨日もフル姉が酷い目に合わされてしまって、あ! ゴメンなさい! クウェンディ様の姉妹のフル姉を守れなくて。」

「何、言ってるの。どういう状況だったかは知らないけど、あの子の顔を見たら今は幸せそうな顔してるわよ? だからレンちゃんは何も謝る必要は無いわ。」

「はい、ありがとうございます。」


優しく微笑んでくれるクウェンディ様を見て僕は少し安堵する気持ちがあることに気づいた。


「それと、これは私からの情報だけど、スバイメル帝国もかなり内情は不安定らしく、第一王女から私宛てに注意喚起の知らせがあったわ。エルフの里とグローデン王国を含めた周辺諸国に対して戦線を開く可能性があると。」


クウェンディ様が物騒な話をしてきた。

戦争? スバイメル帝国周辺諸国に対して開戦してくる?


「その件で、私はスバイメルの姫様の助力していただきながら潜り込んで情報の収集をしていたんだ。」


今度はフル姉が僕達のところに来て事情を話してくれる。


「つまり、この一連のスバイメル帝国で起こっている事は、悪魔が関与していてるとオーディ様やクウェンディ様は思っているということですか?」

「そういう事になるわね。」


う~ん、一気に国家レベルの話になってしまった。

これは僕が勝手に動いて良い問題じゃないぞ?


「リーシェン、カーナ。僕は一度本国に戻って、母様と王妃様に御報告をしそのまま御相談してきます。それでどちらかに付いて来てもらって、残った者は、フル姉と共にグローデンに向かって欲しいんだ。そこでスバイメル帝国に向かう準備をしてもらう。あと、シアはせっかくだからクウェンディ様に魔術の操作や加護の力の制御力を指導してもらっておいてほしんだけど、クウェンディ様は急なお願いですが宜しいですか?」

「問題ないよ。ファルシア様がどれだけ成長されたか見ておきたいと思ってたからね。」


シアも近づいて来て大きくお辞儀をする。


「クウェンディ様お願いします。私レン様とずっと一緒に歩いて行きたいんです。守られるだけではそれは叶わないと思っています。」

「良い、顔をつきになられたね。最高神オーディの眷属である私が期間は短いけど、できる限りの事は教えてあげるからね。」

「はい! お願いいたします!」


さて、後はリーシェンとカーナだけど。


「レン様、私リーシェンが残って準備をしておきましょう。」

「良いの?」

「はい、レン様にはアクア様もおられますし、それに準備をするのにカーナでは適任ではないと思いますから。」


あはは、直球な言い方だなあ。

カーナが頬を膨らませて怒ってるけど、文句は言わないんだ。

自分でも、頭を使う仕事が苦手なのを十分に知ってるからね。反論しようにも出来ないんだろう。


「その、レン様?」


リーシェンがモジモジとしている。

こういう時は何かおねだりなんだろう。

最近のリーシェンは結構積極的なんだよね。


「どうしたの?」

「はい、あの今度帰られましたらまた、その、ですね、一緒にですね、添い寝をですね、」


顔もそうだけど体中を真っ赤にして一生懸命にご褒美のおねだりをしてくるのは、僕もちょっと恥ずかしいけど、添い寝だからね。それぐらいは問題無いと思うんだけど。」


「あー!!! 先輩ばかり狡い! 私だって添い寝したんですからね!」

「カーナはこれから当分レン様と一緒じゃないですか。別れて過ごす私の身にもなって下さい!」

「リーシェンさん、カーナさん、私を差し置いて勝手にレン様と約束しないで下さい!」


ああ~3人で何か取っ組み合いみたいな話し合いが始まったぞ。


「レンちゃん、モテるわね?」

「クウェンディ様、面白がって言わないで下さい。」

「あら、フルエルちゃんは交じらないの?」


僕の横で、カーナ達の話し合いという名の戦闘、ああ何故か戦闘モードに入ってるよ。を静観しているフル姉に姉であるクウェンディ様があなたも加わりなさいと、けしかけてるみたいに言ってきた。


「え? べ、別に私は、レンちゃんと、どうこう、な、ろうとか・・・」

「あら~赤くなってるわよ? 我慢しなくても良いのよ? お姉ちゃんとしてはレンちゃんとなら、何にも文句はないわよ?」

「ば! 馬鹿やろう! 私はレンのお姉ちゃんなんだからな! 弟にそんな、事・・」

「あら、王国の貴族なんか血を重んじて結構近親での婚姻は流行ってるわよ? だいたい血が繋がってないんだから問題にならなわよ、やっちゃいなさい。」


完全にからかっていますねクウェンディ様。

あんまりフル姉を虐めてあげないで下さい。


「あーーーーー! くそ! 姉貴! 言いたい放題言いやがって! ぶっ殺す!」


あ、こちらでも大規模殲滅戦級の姉妹喧嘩が始まってしまった。


「ディクスさん! 皆さん! ここはちょっと危険地帯となりました! 僕が先導しますので避難しましょう! アクア手伝って。」

「はい、主様。」


僕達は、丘を一つ超えたあたりまで避難して事が治まるのを待つことにした。


「レン様クラスの嫁さんとなると、これぐらい喧嘩出来ないと務まらないんだな。」


ダルガンさん、しみじみ言わないで下さい。

それから収拾が付くまで1刻程かかりました。

もうすぐ夕方だからね。

読んでいただきありがとうございます。


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